平板に衝突した滴の濡れ面積が新理論で予測可能に!
熊本大学大学院先導機構の米本幸弘 助教と京都大学の功刀資彰 教授の研究グループは、平らな固体物質の表面上に衝突した液滴の濡れ拡がり面積を、定量的に予測する理論式を導き出すことに成功しました。固体面上に衝突する液滴の挙動は一見単純そうですが、固体表面の粗さや液体の流体運動、固体と液体表面間の濡れ性(液体の付着しやすさ)等といった様々な要素が影響し合い、複雑な様相を呈します。これまで世界中の研究者が実験、理論や数値解析的観点から濡れ拡がり面積の定量予測に挑んできましたが、衝突速度が遅い領域の予測は実現できていませんでした。
本研究成果は、イギリスのオープン?アクセス?ジャーナルScientific Reportsに日本時間平成29年5月24日18時(UK時間平成29年5月24日午前10時)掲載されました。
【タイトル】Analytical consideration of liquid droplet impingement on solid surfaces
【著者名】Yukihiro Yonemoto
1
, Tomoaki Kunugi
2
【所属】
1
熊本大学,
2
京都大学
【doi】10.1038/s41598-017-02450-4
【掲載誌】
Scientific Reports
【詳細】 プレスリリース本文 (PDF 442KB)
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