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「鉄」が肝臓を壊す? 新たな細胞死「フェロトーシス」の正体 ―?術後の肝機能回復を左右する「鉄」と「100 の遺伝?」 診断と治療の鍵に―_足彩胜负彩
/whatsnew/seimei/20250530
<![CDATA[<p>【ポイント】</p>
<ul>
<li>鉄によって引き起こされる細胞死「フェロトーシス」が、肝疾患の進?や?術後の肝機能回復に関与することを解明した。</li>
<li>フェロトーシスの発?時に肝臓で特異的に変化する100 個の遺伝?群「iFerroptosis」を新たに定義し、疾患の分?マーカーと して抽出した。</li>
<li>?術前の?清鉄濃度が術後の肝傷害の程度を予測できる可能性を?し、バイオマーカーとしての有?性が期待される。</li>
</ul>
<p/>
<p>【概要説明】</p>
<p> 東京科学?学(Science Tokyo) 総合研究院 難治疾患研究所の諸?寿朗教授、熊本?学 大学院生命科学研究部消化器外科学講座の松本嵩史医員(研究当時、現パリ?サクレー?学 研究員)らの研究チームは、肝臓に過剰に蓄積した鉄が細胞死を誘導し、肝疾患の進?や?術後の回復遅延につながる仕組みを、動物実験および患者データの解析によって解明しました。<br/> 本研究では、細胞の鉄調節に重要な役割を果たす遺伝?FBXL5(?語1)を?損させたマウスを?い[参考?献1]、鉄の過剰蓄積とフェロトーシス(?語2)との関連を明らかにしました。さらに、フェロトーシスの誘導時に肝臓で活性化される100 個の<br/>遺伝?群を「iFerroptosis(?語3)」として特定し、これを肝疾患の評価指標として活?する可能性を提?しました。<br/> これらの成果は、フェロトーシスが肝疾患において果たす役割を再定義するとともに、術後予後の予測や新たな治療戦略(フェロトーシス抑制薬の開発など)への道を拓くものです。<br/> 本成果は、東京科学?学 制がんストラテジー研究室、熊本?学 <span>大学院生命科学研究部</span>消化器外科講座、熊本?学<span>大学院生命科学研究部</span>消化器内科講座、京都?学 がん免疫総合研究センターとの共同研究によって?われ、5 ?29 ?付で「Hepatology Communications」誌に掲載されました。</p>
<p><strong/></p>
<p><strong>(説明)</strong></p>
<p>●背景<br/> 鉄は健康を保つために?かせないミネラルで、成?の体内にはおよそ鉄釘1 本分(約3?5 グラム)の鉄が存在しています。鉄は、?液中で酸素を運ぶ役割に加えて、エネルギーの産?や細胞の働きにも関与しています。鉄が不?すると貧?を引き起こしますが、逆に過剰になると体に有害な活性酸素を?み出し、がんや神経の病気の原因になることがあります。このため、体内では鉄の量が厳密にコントロールされています。<br/> 特に肝臓は、体内の鉄を貯蔵する中?的な臓器であり、鉄代謝の異常が肝機能に与える影響は?きいと考えられています。これまで、過剰な鉄が細胞に毒性をもたらすメカニズムは明確ではありませんでしたが、近年、細胞内の鉄過剰による脂質の過酸化が誘導する新しい細胞死の概念としてフェロトーシスが発?され[参考?献2]、鉄毒性の分?機構が徐々に明らかになってきました。<br/> これまでの研究では、フェロトーシスが肝炎や肝臓の線維化、肝臓がんなど、さまざまな肝疾患の発症や進展に関与する可能性が?唆されていましたが、肝臓における鉄の蓄積とフェロトーシスの関係や、フェロトーシスが具体的にどのように病気に関与するのかについては、?分に解明されていませんでした。<br/> また、フェロトーシスは肝臓がんの?術や肝移植の際に起こる肝虚?再灌流傷害(?語4)とも関係していると考えられており、より詳しい仕組みの解明が求められていました。</p>
<p><br/>●研究成果<br/> 研究チームはまず、鉄を調節する重要なタンパク質「FBXL5」を?損したマウスを?い、肝臓に鉄を蓄積させた状態で実験を?いました。このマウスにさらに鉄を過剰に与えると、肝臓内の細胞が酸化的ダメージを受けて急激に死に?ることが判明し、これがフェロトーシスによるものであることが確認されました。さらに、このような肝臓傷害時に共通して現れる遺伝?変化を網羅的に解析することで、「iFerroptosis」と名付けた100 個の特徴的な遺伝?群を同定しました。この遺伝?セットは、さまざまな肝疾患マウスモデルやヒトの臨床データにおいても?い再現性を?しており、肝臓でフェロトーシスが進?しているかどうかを評価する“サイン”として、信頼性の?い指標となり得ることが明らかになりました。<br/> さらに、熊本?学病院で肝切除?術を受けた肝細胞がん患者のデータを解析した結果、術前の?清鉄濃度が?い患者では、術後の肝酵素(AST?ALT、?語5)の回復が遅れ、肝傷害が持続する傾向があることが?されました。?清鉄濃度が?い患者では、肝臓における鉄の蓄積がフェロトーシス感受性を?め、肝虚?再灌流傷害に伴う肝細胞死を助?していることが?唆されました。<br/> 本研究は、フェロトーシスの病的意義をマウスとヒトの両?のデータから明らかにした点で先駆的であり、鉄代謝の制御が外科的 介?による肝傷害の予防?管理における新たな治療標的となる可能性を?しています。</p>
<p><br/>●社会的インパクト<br/> 本研究成果は、肝疾患の診断や予後予測に新たな視点をもたらすものです。たとえば、肝臓がんの?術や肝移植を?う前に、患者の?清鉄濃度や肝臓内の鉄蓄積の程度、さらにiFerroptosis の発現状態を調べることで、術後にどの程度のダメージが?じるか、肝臓がどの程度回復するかを予測できる可能性があります。<br/> また、フェロトーシスを事前に抑制する治療(例:抗酸化薬の投与)を組み合わせることで、患者の予後を?きく改善できるような治療法の開発も期待されます。<br/> このように、iFerroptosis を活?した診断ツールの開発や、フェロトーシス制御を?的とした新薬の創出といった今後の応?展開が期待されます。</p>
<p><br/>●今後の展開<br/> 本研究により、肝臓病とフェロトーシスの関係や、フェロトーシスの評価?法としてのiFerroptosis の有効性が?されました。今後は、?臓?腎臓?脳など他の臓器にも同様のアプローチを応?し、フェロトーシスが全?に及ぼす影響を広く検討していくことが求められます。<br/> また、すでに市場に存在する鉄キレート剤や抗酸化薬をどのように活??最適化し、フェロトーシスが関与する病態の予防や治療に役?てていくかも、今後の臨床研究における重要な課題となると考えられます。</p>
<p><br/>●付記<br/>本研究成果は?本学術振興会 科学研究費補助?、科学技術振興機構、?林がん研究<br/>振興財団、?松宮妃癌研究基?、?原?郎記念医学医療振興財団、?本がん研究振興財<br/>団、加藤記念バイオサイエンス振興財団、?本医療研究開発機構、および健康?寿代謝<br/>制御研究拠点共同研究助成の?援を受けて実施したものです。</p>
<p><br/>【参考?献】<br/>[1] Toshiro Moroishi, Masaaki Nishiyama, Yukiko Takeda, Kazuhiro Iwai, Keiichi I.<br/>Nakayama, Cell Metabolism, 2011, 14, 339-351<br/>DOI: 10.1016/j.cmet.2011.07.011<br/>[2] Scott J. Dixon, Kathryn M. Lemberg, Michael R. Lamprecht, Rachid Skouta,<br/>Eleina M. Zaitsev, Caroline E. Gleason, Darpan N. Patel, Andras J. Bauer,<br/>Alexandra M. Cantley, Wan Seok Yang, Barclay Morrison III, Brent R. Stockwell,<br/>Cell, 2012, 149, 1060-1072<br/>DOI: 10.1016/j.cell.2012.03.042</p>
<p><br/>【?語説明】<br/>(1) FBXL5:体内の鉄を適切に調節する役割をもつタンパク質。この遺伝?が?損すると、鉄が過剰に蓄積する。<br/>(2) フェロトーシス:鉄による脂質の酸化によって誘導される、新しいタイプの細胞死の?つ。がんやさまざまな肝疾患との関 連が注?されている。<br/>(3) iFerroptosis:本研究で特定された、肝臓でフェロトーシスが起きた際に共通して発現変化がみられる100 個の特徴的な遺伝?群。<br/>(4) 肝虚?再灌流傷害:肝臓への?流が?時的に途絶えた後、再び流れ始めたときに?じる組織傷害。?術時や肝移植の際に発?することがある。<br/>(5) ALT?AST:肝臓がダメージを受けると?液中で増加する酵素。肝機能を評価する?液検査項?として広く?いられている。</p>
<p><span>【論?情報】<br/>掲載誌:Hepatology Communications<br/>論?タイトル:Integrated hepatic ferroptosis gene signature dictates pathogenicfeatures of ferroptosis<br/>著者:Takashi Matsumoto, Akihiro Nita, Yohei Kanamori, Ayato Maeda, Tomomi Nita,Noriko Yasuda-Yoshihara, Kosuke Mima, Hirohisa Okabe, Katsunori Imai, Hiromitsu Hayashi, Yuta Matsuoka, Katsuya Nagaoka, Keiichi I. Nakayama, Yuki Sugiura,<br/>Yasuhito Tanaka, Hideo Baba, Toshiro Moroishi<br/>DOI:10.1097/HC9.0000000000000721</span></p>
<p/>
<p><br/>(報道取材申し込み先)<br/><br/>熊本?学 総務部 総務課 広報戦略室<br/>Email: sos-koho@jimu.kumamoto-u.ac.jp<br/>TEL: 096-342-3269 FAX: 03-5734-3110</p>
<p><span/></p>
<p><strong/></p>
<div>【詳細】 <a href="/daigakujouhou/kouhou/pressrelease/2025_file/release250530.pdf" target="_blank" rel="noopener noreferrer">プレスリリース</a>(PDF601KB)</div>
<div>※画像も掲載しております。</div>
<div/>
<div> </div>
<p/>
<p><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/icon.png/@@images/39207fe2-5580-4840-9714-48e1fc6172fc.png" title="icon.png" alt="icon.png" class="image-inline"/> <img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/sdg_icon_03_ja_2.png/@@images/9ffb7138-bfaf-4665-a923-62edf9423d6d.png" title="sdg_icon_03_ja_2.png" alt="sdg_icon_03_ja_2.png" class="image-inline"/></p>
<p><a href="/daigakujouhou/katudou/SDGs/index"><熊本大学SDGs宣言></a></p>
<p/>
<address>
<p><strong> お問い合わせ</strong></p>
<p>熊本大学総務部総務課広報戦略室<br/>電話:096-342-3269<br/>e-mail:sos-koho※jimu.kumamoto-u.ac.jp</p>
<p>(※を@に置き換えてください)</p>
</address>]]>
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研究
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南アフリカ共和国大使館による表敬訪問_足彩胜负彩
/kokusaikouryuu/whatsnew/South-Africa-20250528
<![CDATA[<p>令和7年5月21日、南アフリカ共和国大使館の科学?イノベーション?教育担当公使であるハリヴ?ジェピー氏が、熊本大学を表敬訪問しました。科学技術部リエゾンオフィサーの田中大輔氏が同行され、大谷順理事?副学長と会談しました。</p>
<p>会談では、高等教育のグローバル化に伴う課題と機会について意見が交わされ、学生交流および学術協力をいかに強化していくかに関する活発な議論が行われました。</p>
<p>また既存の協力体制を基盤として、研究者交流をより一層促進し、今後共同研究が期待される分野を探ることで、さらなる連携強化を図ることとしました。</p>
<p>今回の訪問は、熊本大学と南アフリカ共和国の相互理解をさらに深めるとともに、今後の学術?科学分野における協力関係の拡充に向けた重要な一歩となりました。</p>
<p><img src="/kokusaikouryuu/whatsnew-file/DSC250528-1.JPG/@@images/cd35fb07-6c96-4284-aa5c-1f0391d6770e.jpeg" style="display: block; margin-left: auto; margin-right: auto;" title="DSC250528-1.JPG" alt="DSC250528-1.JPG" class="image-inline"/></p>
<p style="text-align: center;">会談の様子</p>
<p><img src="/kokusaikouryuu/whatsnew-file/DSC250528-2.JPG/@@images/5f78d9d3-5756-4ee4-b37a-be23f063735d.jpeg" style="display: block; margin-left: auto; margin-right: auto;" title="DSC250528-2.JPG" alt="DSC250528-2.JPG" class="image-inline"/></p>
<p style="text-align: center;">熊本大学の特色あるマンガ研究の紹介</p>
<p><img src="/kokusaikouryuu/whatsnew-file/DSC250528-3.JPG/@@images/590a60c1-f58d-4b83-9bce-e8c88eef8129.jpeg" style="display: block; margin-left: auto; margin-right: auto;" title="DSC250528-3.JPG" alt="DSC250528-3.JPG" class="image-inline"/></p>
<p style="text-align: center;">リエゾンオフィサー田中氏(左)との名刺交換</p>
<p><img src="/kokusaikouryuu/whatsnew-file/DSC250528-4.JPG/@@images/b4570abc-060a-4c9b-ba94-9dfe4b84ca04.jpeg" style="display: block; margin-left: auto; margin-right: auto;" title="DSC250528-4.JPG" alt="DSC250528-4.JPG" class="image-inline"/></p>
<p style="text-align: center;">記念品交換(左からハリヴ?ジェピー公使参事官、大谷順理事?副学長)</p>]]>
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その他
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AiRato×熊本大学「食道癌に対する強度変調回転放射線治療の自動計画」をテーマに共同研究を開始_足彩胜负彩
/whatsnew/seimei/airato
<![CDATA[<p><span>AiRato(本社:宮城県仙台市、代表取締役:木村祐利、以下「AiRato」)と熊本大学大学院生命科学研究部(所在地:熊本県熊本市、研究代表:大屋夏生、以下「熊本大学」)は「食道癌に対する強度変調回転放射線治療の自動計画」に関する共同研究を2025年4月より開始しました。</span></p>
<p><span><strong><u>研究の内容と目的</u></strong></span></p>
<p><span>本研究では、放射線治療が適応となる食道癌患者さんを対象に、(※)強度変調回転放射線治療の放射線治療計画を作成するためのAI技術の開発を行っていきます。将来的にはAI放射線治療計画支援ソフトウェアとして社会実装を目指しています。</span></p>
<p><span/><span>(※)強度変調回転放射線治療(VMAT:Volume Modulated Therapy)</span></p>
<p><span>回転しながら放射線を照射することで、短時間かつ高精度に照射が可能な治療法</span></p>
<p><span>?</span></p>
<p><span><strong><u>研究の特徴と展望</u></strong></span></p>
<p><span>AiRatoが独自に開発しているAIでは、様々な放射線画像をかけ合わせてAI分析をしており、このAI技術に関して国内トップクラスの食道癌の臨床データと臨床知見を有する熊本大学と共同で研究することで、臨床現場で真に活用できる自動治療計画作成AIの開発を目指しています。</span></p>
<p><span/><span>?</span></p>
<p><span><strong><u>関係者コメント</u></strong></span></p>
<p>?研究代表</p>
<p>熊本大学大学院生命科学研究部 放射線医学講座 教授 大屋夏生</p>
<p>このたび、<span>AiRato</span>株式会社と強度変調回転放射線治療の治療計画支援ソフトウェアに関する共同研究を開始できることを、嬉しく思っております。本研究は、医療現場における診療の質向上や効率化のみならず、患者さん一人ひとりに最適化された高精度治療のさらなる普及を促し、癌治療の治療成績向上に寄与する重要なテーマと認識しております。熊本大学としては、これまでに蓄積してきた医学的知見を活かしつつ、<span>AiRato</span>社の<span>AI</span>技術と連携することで、実用的な治療計画支援ソフトウェアが開発されることを期待しています。本共同研究を通じて、医療とテクノロジーの融合による新たな価値創出と社会貢献を実現できることを、非常に楽しみにしております。</p>
<p>?アイラト株式会社</p>
<p>代表取締役 木村祐利</p>
<p>この度、食道癌放射線治療研究を長年リードされてきた大屋夏生教授と、強度変調回転放射線治療の自動治癒計画作成に関する共同研究を開始できますことは、弊社にとって大きな喜びであり、身の引き締まる思いです。長年にわたり食道癌に対する放射線治療を牽引されてきた大屋教授がいらっしゃる熊本大学だからこそ、この重要なテーマに共に取り組むことができると確信しております。</p>
<p>AiRatoが強みとする<span>AI</span>技術と、熊本大学様が蓄積された豊富な臨床データ、そして大屋教授の卓越した臨床知見が融合することで、これまでにない高精度かつ効率的な放射線治療計画の自動化が実現できると期待しております。</p>
<p>私たちのミッション「放射線治療で、すべてのがん患者を救う」の達成に向け、大屋教授をはじめとする熊本大学の皆様との緊密な連携を通じて、食道癌治療の発展に貢献できるよう、全力で研究に取り組んでまいります。この共同研究が、多くの患者様にとって希望となる革新的な治療法へと繋がるよう、邁進してまいります。</p>
<p><span>?</span></p>
<p><span>法人?会社概要</span></p>
<p>?国立大学法人熊本大学</p>
<p>教育?研究の両面で世界的に高い評価を受ける総合大学です。生命科学研究部においては、現在<span>3</span>部門<span>15</span>分野<span>72</span>研究講座からなる研究特化型の教員組織です。「総合医薬科学部門」では、医学?薬学及び保健学分野の基盤的な学問体系の深化を目指した研究を、「先端生命医療科学部門」では移植医療やゲノム創薬に加え医療技術科学などの先端的研究を、「環境社会医学部門」では、“医学?薬学と社会”、“疾病と環境の関わり”について看護学を通し、生命倫理及び健康と社会に関する先導的研究を推進します。生命と医療に関する研究を通じて人類の健康と福祉に貢献すること、また世界で活躍できる次世代の優れた人材を育成することを目指しています</p>
<p><span>Webサイト:<a href="/">/</a> </span></p>
<p>?</p>
<p>?アイラト株式会社</p>
<p>放射線によるがんの治療には、近年追い風が吹いています。がんの<span>3</span>大治療法とも呼ばれる手術、抗がん剤、放射線。このうち放射線による治療は体にメスを入れることも痛みを伴うこともなくがんを治療することができるため、身体的な負担の少ない低侵襲の治療法として需要が高まっています。アイラト株式会社は「放射線治療で、すべてのがん患者を救う」をミッションに掲げ医療<span>AI</span>を用いた放射線治療計画支援サービスの開発を行い、最先端放射線治療の治療成績向上や業務量改善を目指し活動しています。</p>
<p>コーポレートサイト:<a href="https://airato.jp/">https://airato.jp/</a></p>
<p/>]]>
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研究
その他
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室温で半導体pn接合を介したスピン伝導を初観測! ―消費電力の増大に歯止めをかける次世代スピントロニクスデバイス開発に期待―_足彩胜负彩
/whatsnew/sizen/20250527
<![CDATA[<p style="text-align: justify;"><span>【ポイント】</span></p>
<ul>
<li>ほとんど全ての半導体デバイスには、電流の<span>ON/OFF</span>制御のために<em><span>pn</span></em>接合<sup>※<span>1</span></sup>が搭載されている。</li>
<li>半導体<em><span>pn</span></em>接合を用いたスピントロニクスデバイス構造では「室温」での実証例はない。</li>
<li>本研究では、次世代半導体であるゲルマニウム(<span>Ge</span>)の<em><span>pn</span></em>接合を有するスピントロニクスデバイス構造において、室温でスピン伝導を観測することに成功。</li>
<li>優れた<span>ON/OFF</span>特性を有する半導体スピントロニクスデバイスの要素技術を構築。</li>
</ul>
<p style="text-align: justify;">【概要説明】</p>
<p>大阪大学大学院基礎工学研究科の大木健司さん(博士後期課程)、上田信之介さん(博士前期課程)、浜屋宏平教授、同大学先導的学際研究機構 スピン学際研究部門 宇佐見喬政講師、熊本大学半導体?デジタル研究教育機構の山本圭介教授、東京都市大学総合研究所の澤野憲太郎教授らの共同研究グループは、半導体<em><span>pn</span></em>接合を有するデバイス構造において、世界で初めて室温でスピン伝導を観測することに成功しました。</p>
<p>現在、<span>AI(</span>半導体<span>)</span>の普及により大規模データセンターの消費電力は深刻な増大を続けています。そこで、低消費電力演算機能と不揮発メモリ機能を併せ持つ次世代の半導体スピントロニクスデバイスの開発が進められています。この不揮発メモリ機能の実現には、電子が持つ磁石としての性質(スピン)を保持したまま、半導体中を電子が伝導する「スピン伝導」の実証が不可欠です。これまで共同研究グループは、半導体ゲルマニウム<span>(Ge)</span>と高性能スピントロニクス磁性材料(強磁性ホイスラー合金<sup>※<span>2</span></sup>)を高品質に直接接合した構造を独自に開発し、「室温スピン伝導」を実証してきました。しかし、一般的な半導体デバイスには、電流の<span>ON/OFF</span>制御を担う<em><span>pn</span></em>接合が存在しているため、この<em><span>pn</span></em>接合を有するデバイス構造における「室温スピン伝導」を観測する必要があります。これまでの先行研究では、極低温のみで動作する<span>III-V</span>族強磁性半導体<sup>※<span>3</span></sup>を利用した知見のみしか存在せず、<em><span>pn</span></em>接合がスピンデバイスの室温動作にどのような影響を与えるのかさえも不明でした。</p>
<p>共同研究グループは今回、量子力学的バンド間トンネル(<span>band-to-band tunneling; BTBT</span>)伝導<sup>※<span>4</span></sup>を利用して電流変調を行うトンネル<span>FET</span>(<span>TFET</span>)<sup>※<span>5</span></sup>の技術を、半導体スピントロニクスデバイスに応用するという新たなアプローチを着想しました。本研究では、新型の半導体スピントロニクスデバイスである「スピン<span>TFET</span>」の実現に向けた第一歩として、半導体<span>Ge</span>と強磁性ホイスラー合金を高品質に直接接合した構造に<em><span>pn</span></em>接合を取り入れ、<em><span>pn</span></em>接合における<span>BTBT</span>伝導を介した室温スピン伝導を観測することに成功しました。</p>
<p>本研究成果は、スピン<span>TFET</span>の実現に向けた重要な一歩として評価され、米国物理学会の学術論文誌「<span>Physical Review Applied </span>」に<span>Letter</span>として掲載(オンライン<span>:2025</span>年5月23日)されました。</p>
<p/>
<p>【本研究成果が社会に与える影響(本研究成果の意義)】</p>
<p>低消費電力演算と低消費電力不揮発メモリ機能を併せ持つ「スピン<span>TFET</span>」の実現は、大規模データセンターにおける消費電力の増大に歯止めをかける新しいスピントロニクスデバイスとして期待されます。本研究成果をさらに発展させることで、日本初の革新的な半導体デバイスの実現と、<span>2050</span>年カーボンニュートラル社会の実現に貢献できると考えています。</p>
<p/>
<p>【用語説明】</p>
<p>※1 <em><span>pn</span></em>接合</p>
<p>半導体には、電気伝導を担うキャリアとして電子と正孔の<span>2</span>種類が存在する。キャリアとして電子が多い半導体を<em><span>n</span></em>型半導体、正孔が多い半導体を<em><span>p</span></em>型半導体と呼び、<em><span>n</span></em>型半導体と<em><span>p</span></em>型半導体を積層した構造は<em><span>pn</span></em>接合と呼ばれている。<em><span>pn</span></em>接合は、電流を一方向に流す整流性や、電流注入による発光などの特性を持ち、半導体デバイスの基盤技術として広く利用されている。</p>
<p><span>※2 ?</span>強磁性ホイスラー合金</p>
<p>ホイスラー合金は構成原子が規則正しく配列した規則合金のことであり、その構成元素や規則性に依存して様々な特性を示す。特に、強磁性ホイスラー合金では完全にスピン偏極した状態の材料が理論的に予想されており、高性能なスピントロニクス材料として注目を集めている。</p>
<p><span>※3 ?</span>III-V族強磁性半導体</p>
<p>半導体と磁性の両方の性質を併せ持つ材料を指す。代表的な強磁性半導体としては、<span>GaAs</span>などの<span>III-V</span>族半導体に<span>Mn</span>などの不純物元素を添加したものが挙げられる。従来の半導体技術を基盤としつつ、磁性を活用したデバイスへの応用が可能であり、スピントロニクス材料として研究されている。</p>
<p><span>※4 ?</span>バンド間トンネル(<span>band-to-band tunneling</span>:<span>BTBT</span>)伝導</p>
<p>半導体の<em><span>pn</span></em>接合は、電流を一方向に流す整流性と呼ばれる性質がある。しかし、<em><span>pn</span></em>接合の幅を適切に設計することで、量子力学的なトンネル効果が生じ、伝導が制限される方向にもキャリアの伝導が可能となる。この現象をバンド間トンネル(<span>BTBT</span>)伝導と呼ぶ。後述のトンネル<span>FET</span>における急峻なスイッチング特性の実現に重要な役割を果たす。</p>
<p><span>※5 ?</span>トンネル<span>FET</span>(<span>TFET</span>)</p>
<p>バンド間トンネル(BTBT)伝導を利用して、急峻な<span>ON/OFF</span>動作を実現する新型トランジスタのこと。ゲート電圧の印加によって電子のトンネル確率を制御でき、この原理によりデバイスの<span>ON/OFF</span>動作が可能となる。従来の<span>MOSFET</span>と比較して低電圧での動作が可能であり、低消費電力動作が期待されている。</p>
<p><br/>【論文情報】</p>
<p>論文名:Room-temperature spin transport through band-to-band tunneling at semiconductor <em>pn</em> junctions</p>
<p>著者:K. Oki, S. Ueda, T. Usami, S. Fujii, S. Kikuoka, K. Yamamoto, K. Sawano, and K. Hamaya</p>
<p>掲載誌:Physical Review Applied 」</p>
<p>doi:<a href="https://journals.aps.org/prapplied/abstract/10.1103/PhysRevApplied.23.L051005">https://doi.org/10.1103/PhysRevApplied.23.L051005</a></p>
<p/>
<p>【詳細】 <a href="/daigakujouhou/kouhou/pressrelease/2025_file/release20250527.pdf">プレスリリース</a>(PDF557KB)</p>
<p><br/><br/></p>
<p><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/icon.png/@@images/39207fe2-5580-4840-9714-48e1fc6172fc.png" title="icon.png" alt="icon.png" class="image-inline"/>???? <img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/sdg_icon_07_ja_2.png/@@images/aaab6e72-31b0-4f6e-aeb0-281c879eca6e.png" title="sdg_icon_07_ja_2.png" width="133" alt="sdg_icon_07_ja_2.png" height="127" class="image-inline"/></p>
<p><a href="/daigakujouhou/katudou/SDGs/index"><熊本大学SDGs宣言></a></p>
<address><strong> お問い合わせ </strong> <br/>熊本大学 総務部総務課広報戦略室<br/>電話:096-342-3271<br/>E-mail:sos-koho※jimu.kumamoto-u.ac.jp
<p>(※を@に置き換えてください)</p>
</address>]]>
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研究
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分娩後異常出血の新分類「PRACE」 ―CT検査による重症度の層別化で母体救命率向上へ―_足彩胜负彩
/whatsnew/seimei/20250526-3
<![CDATA[<p>【ポイント】</p>
<ul>
<li>全国43施設による多施設共同研究において、重症の分娩後異常出血に対してダイナミックCTを行った患者の約3割に「PRACE」と呼ばれる特徴的な所見が認められました。</li>
<li>PRACEを認めた症例は、子宮動脈塞栓術を必要とするリスクが顕著に高いことが明らかになりました。</li>
<li>本成果により、重症の分娩後異常出血症例においてCT画像所見に基づいた迅速な治療判断が可能となり、母体の救命率向上が期待されます。</li>
</ul>
<p/>
<p>【概要説明】</p>
<p>熊本大学大学院生命科学研究部産科婦人科学の近藤英治教授らの研究グループは、日本全国の周産期医療施設と連携し、重症の分娩後異常出血症例を対象とした大規模な後ろ向き共同研究を実施しました。その結果、ダイナミックCT画像の早期相において子宮内腔への造影剤漏出を認める「PRACE(<strong><u>p</u></strong>ostpartum hemorrhage, <strong><u>r</u></strong>esistance to treatment, and <strong><u>a</u></strong>rterial <strong><u>c</u></strong>ontrast <strong><u>e</u></strong>xtravasation)」という特徴的な所見が、子宮動脈塞栓術などの介入的治療を必要とするリスクと強く関連していることが明らかになりました。</p>
<p>従来、分娩後出血の重症度は主に出血量に基づいて判断されてきましたが、本研究は、画像診断により通常の処置では止血が難しい可能性のある症例を早期に鑑別できる可能性を示しています。今後、この所見を活用した診断アルゴリズムの導入により、母体死亡のさらなる減少につながることが期待されます。</p>
<p>本研究成果は、2025年(令和7年)5月23日米国東部時間10時に、国際科学雑誌「JAMA Network Open」に掲載される予定です。なお、本研究は、日本産科婦人科学会周産期委員会の支援を受けて実施されました。</p>
<p><strong/></p>
<p><strong>(説明)</strong></p>
<p><strong>【背景】</strong></p>
<p>出産後の大量出血は、母体の生命に関わる危険な状態を引き起こします。救命のためには、出血の原因を迅速かつ正確に特定し、早期に適切な治療を行うことが重要です。これまで重症度は主に出血量に基づき判断されてきましたが、通常の治療で止血が難しいタイプの出血があり、その早期識別法は確立されていませんでした。</p>
<p/>
<p><strong>【研究の内容】</strong></p>
<p>熊本大学の近藤英治教授を中心とする研究グループは、日本全国43の高度医療機関と連携し、2021年に発生した重症の分娩後異常出血352例について調査を行いました。造影剤を急速に血管投与し、複数回撮影することで血管や血流の状態変化をより鮮明に捉えることができる「ダイナミックCT」検査を行うと、撮影の早期相において子宮内腔への造影剤の漏出を認めることがあります。これは、子宮から動脈性の出血が生じていることを示しており、子宮収縮薬などの従来の治療では止血が難しいタイプの出血と考えられます。この分娩後異常出血の新しい所見を、近藤英治教授らはPRACE(postpartum hemorrhage, resistance to treatment, and arterial contrast extravasation)として提唱しました。本研究では、PRACEの頻度とその臨床的意義、また子宮動脈塞栓術などの治療介入との関連性を検証しました。</p>
<p>?<strong>【成果】</strong></p>
<p>調査対象の352例のうち、205例にCT検査が実施され、そのうち約3割(32.2%)にPRACEの所見が確認されました。PRACEの症例では、出血量が有意に多く、血液を固める成分であるフィブリノゲンの減少も見られました。また、輸血量が多く、子宮動脈塞栓術が行われた割合は86.2%に達し、PRACE陰性群における実施率(28.6%)と比較して大きな差が認められました。さらにPRACEの所見がある場合、子宮動脈塞栓術を要するリスクが顕著に高いことが示されました(オッズ比 <span>27.7</span>)。</p>
<p><strong>【展開】</strong></p>
<p>本研究は、出産後の大量出血に対する管理において、CT画像診断を活用することで出血の重症度を早期に見極め、迅速な治療選択を行うことの重要性を示しました。今後は、PRACEの識別を組み込んだ治療アルゴリムの開発とその普及が求められます。これにより、全国の医療機関において出産後の大量出血に対する重症度の層別化が進み、迅速かつ適切な治療が選択されることで、母体の救命率のさらなる向上が期待されます。</p>
<p><strong>?</strong></p>
<p><strong>【論文情報】</strong></p>
<p>論文名:Dynamic CT Findings as Indicators of Uterine Artery Embolization in Postpartum Hemorrhage</p>
<p>著者:Munekage Yamaguchi, Eiji Kondoh et al.</p>
<p>掲載誌:JAMA Network Open</p>
<p>doi:10.1001/jamanetworkopen.2025.12209</p>
<p>URL: <a href="https://jamanetwork.com/journals/jamanetworkopen/fullarticle/2834367">https://jamanetwork.com/journals/jamanetworkopen/fullarticle/2834367</a></p>
<p><span/></p>
<p><strong>お問い合わせ先</strong></p>
<p>熊本大学大学院生命科学研究部 産科婦人科学</p>
<p>担当:山口宗影(特任准教授)</p>
<p>電話:096-373-5269</p>
<p>e-mail:munekage@hotmail.co.jp</p>
<p><span/></p>
<p><strong/></p>
<div>【詳細】 <a href="/daigakujouhou/kouhou/pressrelease/2025_file/release20250526-3.pdf" target="_blank" rel="noopener noreferrer">プレスリリース</a>(PDF352KB)</div>
<div/>
<div/>
<div> </div>
<p/>
<p><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/icon.png/@@images/39207fe2-5580-4840-9714-48e1fc6172fc.png" title="icon.png" alt="icon.png" class="image-inline"/> <img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/sdg_icon_03_ja_2.png/@@images/9ffb7138-bfaf-4665-a923-62edf9423d6d.png" title="sdg_icon_03_ja_2.png" alt="sdg_icon_03_ja_2.png" class="image-inline"/></p>
<p><a href="/daigakujouhou/katudou/SDGs/index"><熊本大学SDGs宣言></a></p>
<p/>
<address>
<p><strong> お問い合わせ</strong></p>
<p>熊本大学総務部総務課広報戦略室<br/>電話:096-342-3269<br/>e-mail:sos-koho※jimu.kumamoto-u.ac.jp</p>
<p>(※を@に置き換えてください)</p>
</address>]]>
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研究
ページ
-
廃棄血液から再生医療に重要な血小板溶解物の製造に成功 ~廃棄予定の血液フィルターから作製したヒト血小板溶解物が幹細胞培養の新たな選択肢に~_足彩胜负彩
/whatsnew/seimei/20250526-2
<![CDATA[<p>【ポイント】</p>
<ul>
<li>廃棄するフィルターに残存する血小板と血漿成分を回収加工し高品質<span>f-hPL</span>の製造法を確立。</li>
<li>作製された<span>f-hPL</span>は市販<span>FBS</span>の<span>4</span>倍、商用<span>hPL</span>とは同等以上の<span>MSC</span>増殖能を発揮。</li>
<li><span style="text-indent: -0.6em;">日本が世界をリードしている再生医療領域における本製剤の応用を期待。</span></li>
</ul>
<p/>
<p>【概要説明】</p>
<p>北海道大学大学院医学研究院の藤村 幹教授,熊本大学大学院生命科学研究部の大槻 純男教授らの研究チーム、株式会社<span>RAINBOW</span>(本社:札幌市)、及び日本赤十字社北海道ブロック血液センターは、間葉系幹細胞(<span>MSC</span>)<sup><span>*1</span></sup>の増殖に有効な培養サプリメントとして、廃棄予定の白血球除去フィルター<sup><span>*2</span></sup>から回収した血小板と血漿を用いたヒト血小板溶解物(以下、<span>f-hPL</span>)の製造に成功し、その有効性を実証しました。</p>
<p>再生医療や細胞治療の実用化には、細胞の大量増殖が不可欠となっています。これまでの細胞培養ではウシ胎児血清(<span>FBS</span>)<sup><span>*3</span></sup>が一般的に使用されていましたが、免疫反応や倫理的懸念、動物由来感染症のリスクなどの課題がありました。<span>f-hPL</span>はこれに代わる有望な選択肢ですが、ヒト由来の原料確保が難しく、臨床用に十分な量を確保することが難しいとされてきました。</p>
<p>そこで研究グループは、血液製剤の製造過程で用いられる白血球除去フィルターに着目し、フィルターに残存する血小板と血漿成分を回収?加工することで、有効性?安全性の高い<span>f-hPL</span>の製造法を確立しました。これにより、一つのフィルターから<span>3.5×10<sup>10</sup></span>個の血小板を回収可能(平均回収率<span>37.1%</span>)となったほか、最適なタンパク濃度(<span>27mg/mL</span>)で作製された<span>f-hPL</span>は、市販<span>FBS</span>の<span>4</span>倍、商用<span>hPL</span>とは同等以上の<span>MSC</span>増殖能を発揮することも明らかになりました。<span>MSC</span>は<span>ISCT</span>の基準を満たす表面マーカーを発現し、三系統(脂肪?骨?軟骨)への分化能も保持しています。</p>
<p>また、自動細胞培養装置(<span>Quantum</span>)<sup><span>*4</span></sup>による臨床スケールでの大量培養にも成功し、<span>90%</span>以上の細胞生存率を実現しました。今後は、<span>GMP</span>準拠の製造プロセス開発と各種臨床研究への展開に向け、学術機関や企業との連携を強化していく予定です。なお、本研究成果は、<span>2025</span>年<span>4</span>月<span>23</span>日(水)公開の、<span>Stem Cell Research & Therapy</span>(<span>Springer Nature</span>)にオンライン掲載されました。</p>
<p><strong>【背景】</strong></p>
<p>再生医療や細胞治療の実用化には、細胞の大量増殖が不可欠となっています。これまでの細胞培養ではウシ胎児血清(<span>FBS</span>)が一般的に使用されていましたが、免疫反応や倫理的懸念、動物由来感染症のリスクなどの課題がありました。<span>f-hPL</span>はこれに代わる有望な選択肢ですが、ヒト由来の原料確保が難しく、臨床用に十分な量を確保することが難しいとされてきました。その様な中、血液製剤の製造に使用される白血球除去フィルターには大量の血小板が捕捉されていることに着目し、研究を開始しました。</p>
<p>?</p>
<p><strong>【研究手法】</strong></p>
<p>本研究では、血液製剤の製造過程で用いられる白血球除去フィルターに着目し、フィルターに残存する血小板と血漿成分を回収?加工することで、有効性?安全性の高い<span>f-hPL</span>の製造法を確立しました(図<span>1</span>)。</p>
<p>これにより、一つのフィルターから<span>3.5×10<sup>10</sup></span>個の血小板を回収可能(平均回収率<span>37.1%</span>)となりました。また、最適なタンパク濃度(<span>27mg/mL</span>)で作製された<span>f-hPL</span>は、市販<span>FBS</span>の<span>4</span>倍、商用<span>hPL</span>とは同等以上の<span>MSC</span>増殖能を発揮します。<span>MSC</span>は<span>ISCT</span>の基準を満たす表面マーカーを発現し、三系統(脂肪?骨?軟骨)への分化能も保持しています。</p>
<p>加えて、自動細胞培養装置(<span>Quantum</span>)による臨床スケールでの大量培養にも成功し、<span>90%</span>以上の細胞生存率を実現しました。</p>
<p>?</p>
<p><strong>【研究成果】</strong></p>
<p>本研究は、これまで廃棄されていた白血球除去フィルター内の残存血小板?血漿成分を有効活用し、間葉系幹細胞(<span>MSC</span>)の高効率培養を可能とする「再生医療用サプリメント(<span>f-hPL</span>)」の製造法を確立したものであり、以下の<span>3</span>点で高い意義を有しています。</p>
<p>①<span>??? </span>持続可能な再生医療資源の確保</p>
<p>血液製剤製造の副産物を有効活用することで、既存インフラを利用した低コストかつ持続可能な細胞治療基盤が構築可能になります。特に、血小板の安定供給が課題となっていた<span>hPL</span>製剤に対し、現実的な解決策を提示する成果です。</p>
<p>②<span>??? </span>再生医療等製品の実用化を加速</p>
<p>今回作製された<span>f-hPL</span>は、<span>FBS</span>や商用<span>hPL</span>と比較して<span>MSC</span>の増殖能が顕著に高く、臨床グレードの細胞製品を高品質?高効率で製造できる可能性が示されました。細胞老化の抑制効果や分化能の保持といった特性も確認されており、再生医療等製品の<span>GMP</span>製造工程への応用が期待されます。</p>
<p>③<span>??? </span>医療廃棄物の再資源化と<span>SDGs</span>への貢献</p>
<p>白血球除去フィルターはこれまで医療廃棄物として処理されていましたが、本研究はこれを「再生可能資源」として位置づけ、医療分野における資源循環モデルを構築しています。これは国連の持続可能な開発目標(<span>SDGs</span>)<span>12</span>「つくる責任?つかう責任」にも合致する先導的な取り組みです。</p>
<p>?</p>
<p><strong>【今後への期待】</strong></p>
<p>今後は、<span>GMP</span>準拠の製造プロセス開発と各種臨床研究への展開に向け、学術機関や企業との連携を強化してまいります。また、本製法を用いた<span>hPL</span>製品の商用化や国際的な供給体制の構築も視野に入れており、再生医療の普及と産業化に貢献する新たなプラットフォームとしての展開が期待されます。</p>
<p><strong>【謝辞】</strong></p>
<p>本研究は経済産業省<span>Go-Tech</span>、株式会社<span>RAINBOW</span>の助成、および国?研究開発法??本医療研究開発機構 生命科学?創薬研究支援基盤事業(<span>JP24ama121018)</span>の支援を受けたものです。</p>
<p><strong>?</strong></p>
<p><strong>【論文情報】</strong></p>
<p>論文名 Human platelet lysate produced from leukoreduction filter contents enables sufficient MSC growth(白血球除去フィルター由来の血小板融解物は幹細胞増殖に有益な材料となる)</p>
<p>著者名 若本志乃舞<sup><span>1</span></sup><span>, </span>古川友子<sup><span>2</span></sup><span>, </span>川堀真人<sup><span>3</span></sup><span>, </span>秋野光明<sup><span>1</span></sup><span>, </span>加藤志歩<sup><span>1</span></sup><span>, </span>布施久恵<sup><span>1</span></sup><span>, </span>大槻純男<sup><span>4</span></sup><span>, </span></p>
<p>鳥本悦宏<sup><span>1</span></sup><span>, </span>藤村 幹<sup><span>3</span></sup><span>, </span>紀野修一<sup><span>1</span></sup></p>
<p>(<sup><span>1</span></sup>日本赤十字社北海道ブロック血液センター、<sup><span>2</span></sup>株式会社<span>RAINBOW</span>、<sup><span>3</span></sup>北海道大学大学院医学研究院、<sup><span>4</span></sup>熊本大学)</p>
<p>雑誌名 Stem Cell Research & Therapy(再生医療及び幹細胞研究分野における国際的な専門誌)</p>
<p>DOI <span>10.1186/s13287-025-04329-y</span></p>
<p>公表日 <span>2025</span>年<span>4</span>月<span>23</span>日(水)(オンライン公開)</p>
<p><strong>お問い合わせ先</strong></p>
<p>北海道大学大学院医学研究院 講師 川堀真人(かわぼりまさひと)</p>
<p>URL <span>https://neurosurgery-hokudai.jp</span></p>
<p>株式会社<span>RAINBOW</span> 広報担当</p>
<p>メール <span>info@rainbowinc.co.jp</span></p>
<p>URL <span>https://rainbowinc.co.jp</span></p>
<p>日本赤十字社北海道ブロック血液センター製剤部 部長 秋野光明(あきのみつあき)</p>
<p><span>?</span>メール <span>m-akino@hokkaido.bc.jrc.or.jp</span></p>
<p>URL <span><a href="https://www.bs.jrc.or.jp/hkd/bbc/m0_02_1.html">https://www.bs.jrc.or.jp/hkd/bbc/m0_02_1.html</a></span></p>
<p>熊本大学大学院生命科学研究部 教授 大槻純男(おおつきすみお)</p>
<p>TEL <span>011-706-2610</span> FAX <span>011-706-2092</span> メール <span>sohtsuki@kumamoto-u.ac.jp</span></p>
<p>URL <span>https://ohtsuki-lab.jp/ja/</span></p>
<p><span/></p>
<p><strong>配信元</strong></p>
<p>北海道大学社会共創部広報課(〒<span>060-0808 </span>札幌市北区北<span>8</span>条西<span>5</span>丁目)</p>
<p>TEL <span>011-706-2610</span> FAX <span>011-706-2092</span> メール <span>jp-press@general.hokudai.ac.jp</span></p>
<p>株式会社<span>RAINBOW (</span>〒<span>001-0021 </span>札幌市北区北<span>21</span>条西<span>11</span>丁目北海道大学<span>FMI 1</span>階<span>HX</span>内<span>)</span></p>
<p>メール <span>info@rainbowinc.co.jp</span></p>
<p>熊本大学総務部総務課広報戦略室(〒<span>860-8555 </span>熊本市中央区黒髪<span>2</span>丁目<span>39</span>番<span>1</span>号)</p>
<p>TEL <span>096-342-3269</span> FAX <span>096-342-3110</span> メール sos-koho@jimu.kumamoto-u.ac.jp</p>
<div>【詳細】 <a href="/daigakujouhou/kouhou/pressrelease/2025_file/release20250526-2.pdf" target="_blank" rel="noopener noreferrer">プレスリリース</a>(PDF1,252KB)</div>
<div/>
<div/>
<div> </div>
<p/>
<p><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/icon.png/@@images/39207fe2-5580-4840-9714-48e1fc6172fc.png" title="icon.png" alt="icon.png" class="image-inline"/> <img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/sdg_icon_03_ja_2.png/@@images/9ffb7138-bfaf-4665-a923-62edf9423d6d.png" title="sdg_icon_03_ja_2.png" alt="sdg_icon_03_ja_2.png" class="image-inline"/></p>
<p><a href="/daigakujouhou/katudou/SDGs/index"><熊本大学SDGs宣言></a></p>
<p/>
<address>
<p><strong> お問い合わせ</strong></p>
<p>熊本大学総務部総務課広報戦略室<br/>電話:096-342-3269<br/>e-mail:sos-koho※jimu.kumamoto-u.ac.jp</p>
<p>(※を@に置き換えてください)</p>
</address>]]>
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研究
ページ
-
「分裂酵母Kumadai 株」を使用した吟醸香本格米焼酎第二 弾を発売します! -「JAPONICUS M23 ときのかおり」「JAPONICUS S37 ときの かおり」及び「JAPONICUS M23(原酒)」の同時発売につい て-_足彩胜负彩
/whatsnew/koho/2025/2025052601
<![CDATA[<p>熊本大学では、これまで大学院先端科学研究部附属生物環境農学国際研究センター谷時雄特任教授( 放送大学熊本学習センター所長) らの研究グループが「分裂酵母Kumadai株」を用いた米焼酎や吟醸香クラフトビール等、様々な製品を開発?販売してきました。<br/>今回は、前回醸造に使用した株とは異なる分裂酵母Kumadai株JAPONICUSM23を用いた吟醸香本格米焼酎ときのかおりとその原酒版及び再度JAPONICUSS37を用いて醸造?蒸留したJAPONICUS S37ときのかおりを発売します。人吉市にあり、文政六年( 1823年) 創業と長い歴史がある深野酒造株式会社、熊本県産業技術センターと本学との産官学連携により生まれた本格米焼酎です。<br/>さらに今回は味わいが異なるものを3種類、数量限定で発売開始します。熊本大学生活協同組合をはじめ、鶴屋百貨店やゆめマート、熊本空港、熊本駅、観光施設等、多くの方々にお買い求めいただける場所での販売を予定していますので、取材いただくとともに、広く一般の方へお知らせくださいますようお願いいたします。<br/>なお、本製品の売り上げの一部は本学研究基金に寄附され、本学の研究活動推進に活用されます。</p>
<p>( 商品について)<br/>【共通】<br/>?発売日: 令和7 年5 月27 日( 火)<br/>?製造元: 深野酒造株式会社( 熊本県人吉市合ノ原町 333)<br/>?ラベルデザイン: 梅木久美日さん<br/>( 教育学研究科教職大学院2 年)</p>
<p><img src="/whatsnew/koho/2025/gazou1.jpg/@@images/e6850f28-8a0e-43bc-b7c4-3e897386b52d.jpeg" title="gazou1.jpg" alt="gazou1.jpg" class="image-inline"/></p>
<p/>
<table style="width: 815px;">
<tbody>
<tr>
<td style="width: 87px;">
<p>商品名</p>
</td>
<td style="width: 227.562px;">JAPONICUS(ジャポニカス)<span>M23 </span>ときのかおり</td>
<td style="width: 223.438px;">JAPONICUS(ジャポニカス)<span>S37 </span>ときのかおり</td>
<td style="width: 262px;">JAPONICUS M23(原酒)</td>
</tr>
<tr>
<td style="width: 87px;">味わい?特徴</td>
<td style="width: 227.562px;">
<p>?人吉球磨産の焼酎好適米「ミズホチカラ」を原料に200年の伝統と技術を駆使し手造り</p>
<p>?甕仕込みで造り上げた焼酎は酵母由来のリンゴを想わせる甘く柔らかな果実香とキレのよい口当たりの爽やかな味わい。ロックやソーダ割がおすすめです。</p>
??ネーミング、ラベルデザイン、瓶の形状まで熊本大学がこだわり抜いた商品です。</td>
<td style="width: 223.438px;">
<p>?人吉球磨産の焼酎好適米「ミズホチカラ」を原料に200年の伝統と技術を駆使し手造り甕仕込みで造り上げた焼酎は米の甘みと酵母由来のバラのような華やかで高貴な香りをお楽しみください。</p>
?ネーミング、ラベルデザイン、瓶の形状まで熊本大学がこだわり抜いた商品です。</td>
<td style="width: 262px;">?『分裂酵母 ジャポニカス吟醸香高生産 <span>Kumadai</span> <span>M23</span>株』を使用した特別限定酒。人吉球磨産の焼酎好適米「ミズホチカラ」を原料に200年の伝統と技術を駆使し手造り甕仕込みで造り上げた焼酎を一滴の水も加えず原酒のまま瓶詰め。原酒ならではのしっかりとした甘みと酵母由来のリンゴを想わせる柔らかな果実香をお楽しみください。</td>
</tr>
<tr>
<td style="width: 87px;">販売予定価格</td>
<td style="width: 227.562px;">720 ml <span>2,200</span>円(税込)</td>
<td style="width: 223.438px;">720 ml <span>2,200</span>円(税込)</td>
<td style="width: 262px;">720 ml <span>3,520</span>円(税込)</td>
</tr>
<tr>
<td style="width: 87px;">販売数</td>
<td style="width: 227.562px;">400本</td>
<td style="width: 223.438px;">480本</td>
<td style="width: 262px;">150本</td>
</tr>
<tr>
<td style="width: 87px;">アルコール分</td>
<td style="width: 227.562px;">25度</td>
<td style="width: 223.438px;">25度</td>
<td style="width: 262px;">41度</td>
</tr>
<tr>
<td style="width: 87px;">
<p>ラベルデザインイメージ</p>
(梅木久美日さんコメント)</td>
<td style="width: 227.562px;">飲んだときに心に浮かぶ、焼き物のイメージを大切に制作。赤、黄色、緑といった色味を背景に焼き物の色付けで使われる釉薬を絵の具として用い、時計を彷彿とさせながら味の丸みを感じさせる円形を描いています。また、華やかさも感じてもらえるよう細い白いラインと、かすれや重色を用いた表現を用いています。</td>
<td style="width: 223.438px;">飲んだときに心に浮かぶ、焼き物のイメージを大切に制作。赤、黄色、緑といった色味を背景に焼き物の色付けで使われる釉薬を絵の具として用い、時計を彷彿とさせながら味の丸みを感じさせる円形を描いています。また、華やかさも感じてもらえるよう細い白いラインと、かすれや重色を用いた表現を用いています。</td>
<td style="width: 262px;">
<p>時の流れや静謐さを感じ、そのイメージを上から下へ流れる緑のラインと深みのある青で表現しました。また、絵の具を何度も重ねることで奥行きのある色味を表現しました。</p>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p><strong>(参考:分裂酵母Kumadai株を使用したこれまでの製品について)</strong></p>
<p>?新開発の分裂酵母Kumadai株を使用した本格麦焼酎「<span>JAPONICUS Barley S34</span>」の発売について(令和<span>7</span>年<span>3</span>月<span>10</span>日)</p>
<p><span><a href="/whatsnew/koho/2024/20250314">/whatsnew/koho/2024/20250314</a></span></p>
<p>?</p>
<p>?発売開始!世界初の球磨焼酎「分裂酵母Kumadai株」を使用した本格米焼「JAPONICUS M35 ときのかおり」及び「JAPONICUS S37(原酒)」について(令和6年3月27日)</p>
<p><span><a href="/whatsnew/koho/2023/20240327">/whatsnew/koho/2023/20240327</a></span></p>
<p><strong>?</strong></p>
<p>?第2弾発売!「分裂酵母<span>Kumadai</span>株」を使用した吟醸香クラフトビールについて(令和<span>5</span>年<span>11</span>月<span>1</span>日)</p>
<p><span><a href="/whatsnew/sizen/20231101">/whatsnew/sizen/20231101</a></span></p>
<p>?</p>
<p>?世界初!「分裂酵母<span>Kumadai-M42 </span>株」を使用した 吟醸香クラフトビールの販売について(令和<span>5</span>年<span>3</span>月<span>23</span>日)</p>
<p><span><a href="/whatsnew/sizen/20230329">/whatsnew/sizen/20230329</a></span></p>
<p>?</p>
<p>?世界初!「分裂酵母ジャポニカス<span> Kumadai-T11 </span>号株」を使用した芋焼酎の販売について(令和<span>4</span>年<span>4</span>月<span>8</span>日)</p>
<p><span><a href="/whatsnew/sizen/20220414">/whatsnew/sizen/20220414</a></span></p>
<p><span/></p>
<p><span>【学内の販売風景】</span></p>
<p><span><img src="/whatsnew/koho/2025/syoutyuu1.JPG/@@images/f89cef8e-aed3-490f-a238-6d46e54e587b.jpeg" title="syoutyuu1.JPG" alt="syoutyuu1.JPG" class="image-inline"/><img src="/whatsnew/koho/2025/syoutyuu2.JPG/@@images/fe682c85-ba5c-4b27-933e-75e321801b54.jpeg" title="syoutyuu2.JPG" alt="syoutyuu2.JPG" class="image-inline"/></span></p>
<p><span><img src="/whatsnew/koho/2025/syoutyuu3.JPG/@@images/830ccd3c-5adc-4f8e-a947-967216c8fff5.jpeg" title="syoutyuu3.JPG" alt="syoutyuu3.JPG" class="image-inline"/></span></p>]]>
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その他
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生薬成分グリチルリチン酸によって誘導される新たな植物細胞死モデル系の確立_足彩胜负彩
/whatsnew/sizen/20250523
<![CDATA[<p><strong>(ポイント)</strong></p>
<ul>
<li>甘草に含まれる生理活性物質であるグリチルリチン酸は動物の特定のがん細胞において細胞死を誘導しますが、タバコ培養細胞においても細胞死を誘導することを発見しました。</li>
<li>タバコ培養細胞におけるグリチルリチン酸誘導性細胞死の過程で、ミトコンドリア膜電位の低下と脂質過酸化が生じることを明らかにしました。</li>
<li>本成果は、植物における酸化ストレス応答や細胞死機構の解明に貢献する、新たな植物バイオアッセイ系の構築と位置付けられます。</li>
</ul>
<p style="text-align: justify;"><span/>【概要説明】 </p>
<p>熊本大学理学部4年(当時)の平瀬一真大学生と同大学院先端科学研究部の檜垣匠教授は、植物細胞のモデル系として広く利用されているタバコBY-2細胞を用いて、動物細胞における抗腫瘍作用が知られるグリチルリチン酸処理に対する細胞応答を解析しました。その結果、グリチルリチン酸は濃度?時間依存的に細胞死を引き起こすこと、さらにその過程でミトコンドリア膜電位の低下と脂質過酸化を伴うことを見出しました。</p>
<p>これらの成果は、グリチルリチン酸の抗腫瘍作用が、植物のモデル細胞系であるタバコBY-2細胞にも及ぶ可能性を示したものであり、植物におけるストレス応答や細胞死メカニズムの新たな研究基盤となることが期待されます。また、本成果は細胞死を指標とした植物用の化合物スクリーニング系やバイオアッセイ系の構築にも応用が可能です。</p>
<p>本研究成果は令和7年5月21日、科学雑誌「Biochemical and Biophysical Research Communications」に掲載されました。本研究はJST CRESTの支援を受けて実施されました。</p>
<p>【今後の展開】</p>
<p>今後、グリチルリチン酸による植物細胞死の分子機構をより詳細に解析することで、植物における酸化ストレス応答や細胞死機構の解明が期待されます。また、今回確立したタバコBY-2細胞を用いた実験系は、細胞死を指標とした植物向け化合物スクリーニングの基盤技術としても応用が可能です。将来的には、植物における環境ストレス耐性の改良や新規農薬評価系の構築など、農学分野への展開も期待されます。</p>
<p/>
<p><strong>(論文情報)</strong></p>
<p>論文名:Glycyrrhetinic acid triggers lipid peroxidation-related cell death in tobacco BY-2 cells</p>
<p>著者:Kazuma Hirase, and Takumi Higaki*(責任著者)</p>
<p>掲載誌:Biochemical and Biophysical Research Communications</p>
<p>DOI:10.1016/j.bbrc.2025.152062</p>
<p>URL:<a href="https://doi.org/10.1016/j.bbrc.2025.152062">https://doi.org/10.1016/j.bbrc.2025.152062</a></p>
<p>詳細:<a href="/daigakujouhou/kouhou/pressrelease/2025_file/release20250523.pdf">プレスリリース</a></p>
<p/>
<p><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/icon.png/@@images/39207fe2-5580-4840-9714-48e1fc6172fc.png" title="icon.png" alt="icon.png" class="image-inline"/>???? <img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/sdg_icon_02_ja_2.png/@@images/8032ba3d-a877-4a15-b6fd-60f50cbdf9de.png" title="sdg_icon_02_ja_2.png" width="133" alt="sdg_icon_02_ja_2.png" height="127" class="image-inline"/></p>
<p><a href="/daigakujouhou/katudou/SDGs/index"><熊本大学SDGs宣言></a></p>
<address><strong> お問い合わせ </strong> <br/>熊本大学 総務部総務課広報戦略室<br/>電話:096-342-3271<br/>E-mail:sos-koho※jimu.kumamoto-u.ac.jp
<p>(※を@に置き換えてください)</p>
</address>]]>
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研究
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広西医科大学(中国)が熊本大学薬学部を表敬訪問_足彩胜负彩
/whatsnew/seimei/yakugaku20250523
<![CDATA[<p> 5月20日(火)、広西医科大学(中国)薬学部の<span>Wen Qiulin</span>薬学部党委員会書記長ら6名が薬学部を表敬訪問し、香月薬学部長、杉本副薬学教育部長らと懇談しました。</p>
<p> 今回の訪問は、広西医科大学と熊本大学との大学間交流協定に基づくものであり、会談では、冒頭に香月薬学部長が訪問団を歓迎し、双方の大学での最近の取組紹介や交流状況に関する意見交換が行われました。</p>
<p> その後、天然薬物学分野の塚本教授が研究室を紹介し、<span>HARI</span>助教が薬用植物園、薬草ミュージアムの案内、産業イノベーションラボラトリーに作品群が展示されているフェルメールのリ?クリエイト作品の紹介を行いました。</p>
<p> 今回の訪問を通し、今後の協力関係の強化に向け、理解を深める機会となりました。</p>
<p><img src="/whatsnew/seimei/u7jlwu/@@images/1587e252-5fca-4056-902f-56ae3ce60cc2.png" title="広西医科大学からの記念品贈呈.png" alt="広西医科大学からの記念品贈呈.png" class="image-inline"/></p>
<p>左から香月薬学部長と<span>Wen Qiulin</span>薬学部党委員会書記</p>
<p/>
<p><img src="/whatsnew/seimei/7rtsrg/@@images/49fd0992-b13e-4b76-81b5-f1cc8fe92f42.png" title="集合写真.png" alt="集合写真.png" class="image-inline"/></p>
<p>参加者の集合写真</p>
<p/>
<p><img src="/whatsnew/seimei/qc94ee/@@images/b74a62b0-92cd-410f-bebb-fe8d74340b65.png" title="会談.png" alt="会談.png" class="image-inline"/></p>
<p>会談の様子</p>
<p/>
<p><img src="/whatsnew/seimei/11gv51/@@images/e63888b7-a5b5-49f9-95ac-66457ad22696.png" title="研究室見学.png" alt="研究室見学.png" class="image-inline"/></p>
<p>天然薬物学分野研究室 見学の様子</p>
<p/>
<p><img src="/whatsnew/seimei/vph2re/@@images/53500ec8-d580-4f23-9e98-c979e78ba6da.png" title="植物園見学.png" alt="植物園見学.png" class="image-inline"/></p>
<p>薬用植物園 見学の様子</p>
<p/>
<p><img src="/whatsnew/seimei/xq21ke/@@images/e291af55-609e-4066-a4e3-98a039e4c53d.png" title="フェルメール見学.png" alt="フェルメール見学.png" class="image-inline"/></p>
<p>フェルメール作品 見学の様子</p>
<p/>
<p>熊本大学薬学部?大学院薬学教育部ホームページ(https://www.pharm.kumamoto-u.ac.jp)</p>
<p/>
<p> </p>
<p/>]]>
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研究
その他
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職員の懲戒処分について_足彩胜负彩
/whatsnew/koho/2025/20250522-2
<![CDATA[<p style="padding-left: 30px;">本学職員に対して懲戒処分を行いましたので、国立大学法人熊本大学懲戒規則第6条に基づき、その内容を下記のとおり</p>
<p> 公表します。</p>
<p style="padding-left: 30px;">なお、個人が識別される情報等は、公表を差し控えます。</p>
<p>?</p>
<p style="text-align: center;">記</p>
<p>?</p>
<p>1.職員の懲戒処分について</p>
<p>?(1)被処分者</p>
<p> 大学院生命科学研究部 教授(50代)</p>
<p>?</p>
<p>(2)処分量定及び処分年月日</p>
<p> 処分量定 :戒告</p>
<p>? ? ? ? ? ? ? ? 処分年月日 :令和7年5月21日</p>
<p>?</p>
<p>(3)事案の概要</p>
<p style="padding-left: 30px;"> ? 被処分者は、過去に同種事例により注意喚起を受けているにもかかわらず、他機関の医師に関して、関係者を通じて、</p>
<p style="padding-left: 30px;">? 地域医療機関で診療支援に従事させないように要請し、就労環境を不当に阻害した。</p>
<p style="padding-left: 30px;">? ? ? 被処分者によるこれら一連の言動は、国立大学法人熊本大学職員就業規則第35条(ハラスメント防止義務)に違反</p>
<p style="padding-left: 30px;">?することから、上記のとおり懲戒処分とした。</p>
<p>?</p>
<p>2.職員の懲戒処分について</p>
<p>(1)被処分者</p>
<p> 大学院生命科学研究部 教授(50代)</p>
<p>?</p>
<p>(2)処分量定及び処分年月日</p>
<p> 処分量定 :戒告</p>
<p> 処分年月日 :令和7年5月21日</p>
<p>?</p>
<p>(3)事案の概要</p>
<p>? ? ? ? ? ? 被処分者は、令和6年1月、当時同じ職場に勤務する訴え者に対して、次のような優越的な関係を背景とした不適切な</p>
<p>? ? ? ? ? 言動をし、訴え者の就労環境を阻害した。</p>
<p style="padding-left: 30px;">? ?関係者と電話のやりとりにおいて訴え者に対する不適切な発言をし、その発言を聞いた関係者が被処分者の発言を記した</p>
<p style="padding-left: 30px;">?書面を訴え者に説明したことで、訴え者は大きなショックを受け、以降は大学に近づくことが出来なくなった。</p>
<p style="padding-left: 30px;">?</p>
<p style="padding-left: 30px;">? ? 被処分者によるこれら一連の言動は、国立大学法人熊本大学職員就業規則第35条(ハラスメント防止義務)に違反する</p>
<p style="padding-left: 30px;">?ことから、上記のとおり懲戒処分とした。</p>
<p>?</p>
<p>【学長コメント】</p>
<p style="padding-left: 30px;">? ? 本学においてハラスメントが起こったことは、誠に遺憾であり、被害を受けた方々に心よりお詫び申し上げます。</p>
<p style="padding-left: 30px;">? ? 本学は、今回の事態を真摯に受け止め、引き続きハラスメントの防止等に取り組むとともに人権意識の高揚を一層図り、</p>
<p style="padding-left: 30px;">?再発防止及び信頼回復に努める所存です。</p>
<p>?</p>
<p style="text-align: right;">? 【お問い合わせ】</p>
<p style="text-align: right;">総務部労務課</p>
<p style="text-align: right;">096-342-3187</p>
<p/>
<p>
</p>]]>
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その他
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-
在福岡米国領事館 ペイトン広報担当領事と情報融合学環学生との交流!_足彩胜负彩
/whatsnew/sizen/250521
<![CDATA[<p> </p>
<p>令和<span>7</span>年<span>5</span>月<span>13</span>日に在福岡米国領事館のストレイダー?ペイトン広報担当領事が情報融合学環を訪問しました。</p>
<p>情報融合学環の講義室を備える、今年完成したばかりの新しい建物<span>D-Square</span>でお出迎えし、昨年、<span>University of North Texas</span>(<span>UNT</span>)での短期留学プログラムを経験した<span>16</span>名の学環生と交流の場が設けられました。</p>
<p><span>UNT</span>での出来事や学んだこと、留学後の大学生活で変わったことなど、留学に関する話題を中心に、<span>2</span>年目に入った大学生活や学環での専門的な学び、そして、米国の状況や仕事についてなど、幅広い話題が繰り広げられました。</p>
<p><img src="/whatsnew/sizen/sizeninfo_file/ryoji1.jpg/@@images/6f30ce7a-ee5d-4110-a5ac-e6c22d812b99.jpeg" title="250513広報領事①" alt="250513広報領事①" class="image-inline"/></p>
<p/>
<table class=" noborder" style="width: 774px; float: left;">
<tbody>
<tr>
<td style="width: 372.117px;"><img src="/whatsnew/sizen/sizeninfo_file/ryoji2.jpg/@@images/319dcc70-3554-4b62-89d5-6321c28cc3a9.jpeg" title="250513広報領事②" height="401" width="339" alt="250513広報領事②" class="image-inline"/></td>
<td style="width: 400.883px;"><img src="/whatsnew/sizen/sizeninfo_file/ryoji3.jpg/@@images/05c415e1-e4f9-46fb-a282-18083124f0ec.jpeg" title="250513広報領事③" height="246" width="363" alt="250513広報領事③" class="image-inline"/></td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p/>
<p/>
<p/>
<p/>
<p/>
<p/>
<p/>
<p/>
<p/>
<p/>
<p/>
<p/>
<p/>
<p/>]]>
No publisher
学生
その他
ページ
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令和7年度学校図書館司書教諭講習のご案内_足彩胜负彩
/event/kyouiku/20250520
<![CDATA[<p>熊本大学教育学部では、令和7年度学校図書館司書教諭講習を実施します。</p>
<p/>
<p>【講習期間】<br/> 令和7年8月18日(月)~8月30日(土)<br/><br/><br/>【申込受付期間】(持参不可)<br/> 令和7年6月2日(月)~6月20日(金)【消印有効】<br/> 郵送(簡易書留)及びデータ提出による申請<br/><br/><br/>【申込先】<br/> 〒860-8555<br/> 熊本市中央区黒髪2丁目40番1号<br/> 熊本大学熊本大学人社?教育系事務課教育学事務チーム教務担当</p>
<p> </p>
<p> 詳細は、<a href="https://www.educ.kumamoto-u.ac.jp/news/r7" target="_blank" rel="noopener noreferrer">こちら</a>からご確認ください。</p>
<p> </p>
<p> </p>
<p> </p>
<p> 【お問い合わせ】</p>
<p> 熊本大学教育研究支援部</p>
<p> 人社?教育系事務課 教育学事務チーム教務担当</p>
<p> TEL 096-342-2522</p>
<p> </p>
<p> </p>
<p/>
<p/>
<p> </p>
<p> </p>
<p/>
<p/>
<p/>
<p>?</p>
<p/>
<p/>
<p/>
<p/>
<p/>
<p/>
<p/>]]>
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一般
イベント
-
熊大まちなかキャンパス 熊本大学 松永拓己と芽吹く学生達の作品展トークイベント『アート思考的生き方』/ワークショップ『くまだいの木 SDGsオリジナルコースターを作ろう』を開催しました_足彩胜负彩
/whatsnew/koho/2025/machinaka250517
<![CDATA[<p><span>熊本大学はニューコ?ワン株式会社※との共同企画で、熊大まちなかキャンパス「熊本大学 松永拓己と芽吹く学生達の作品展」を、令和7年5月14日(水)から開催しており、5月17日(土)には松永先生によるトークイベント『アート思考的生き方』とワークショップ『くまだいの木 SDGsオリジナルコースターを作ろう』が開催されました。</span></p>
<p><span/>トークイベント<span>『アート思考的生き方』では松永先生が作品を作る際に考えていることや実際のアート作品を例に出しながら鑑賞することの面白さ、そしてアートに向き合ううえで「自分」という軸がどのように大切かを楽しく話されました。</span>当日は荒天にも関わらず、定員を超える多くの方々にご参加いただき、大盛況のうちにイベントは終わりました。</p>
<p/>
<p><span>?※ニューコ?ワン株式会社は、熊本県内16店舗のTSUTAYAの運営をしている会社です。</span></p>
<p><span/></p>
<p style="text-align: center;">【トークイベントの様子】<br/><img src="/whatsnew/koho/koho_file/2025/4N7A9048.JPG/@@images/0f7b5572-c6fc-4447-a4ab-092d5f641536.jpeg" style="display: block; margin-left: auto; margin-right: auto;" title="4N7A9048.JPG" alt="4N7A9048.JPG" class="image-inline"/></p>
<p><img src="/whatsnew/koho/koho_file/2025/4N7A9068.JPG/@@images/b8194930-9e61-47b0-bb51-13bc218e071a.jpeg" style="display: block; margin-left: auto; margin-right: auto;" title="4N7A9068.JPG" alt="4N7A9068.JPG" class="image-inline"/></p>
<p/>
<p/>
<p>またトークイベント後は、自分で描いたイラストを木製コースターにプリントするワークショップ<span>『くまだいの木 SDGsオリジナルコースターを作ろう』が開催されました。老若男女問わずみなさん机に向かって熱中して自分がイメージするSDGsのイラストを描き、自分のイラストがコースターにプリントされて完成した瞬間はみなさん感激されてました!</span></p>
<p/>
<p style="text-align: center;">【ワークショップの様子】 <br/>??<img src="/whatsnew/koho/koho_file/2025/4N7A9133.JPG/@@images/efeca5bb-14d5-4d92-8618-ac662d5f5350.jpeg" title="4N7A9133.JPG" alt="4N7A9133.JPG" class="image-inline"/></p>
<p><img src="/whatsnew/koho/koho_file/2025/4N7A9129.JPG/@@images/8cf434ea-9ad5-4e74-8dcd-e1a0b4fccc9b.jpeg" style="display: block; margin-left: auto; margin-right: auto;" title="4N7A9129.JPG" alt="4N7A9129.JPG" class="image-inline"/></p>
<p><img src="/whatsnew/koho/koho_file/2025/4N7A9137.JPG/@@images/8748486f-a2a2-47ee-8045-fe0c7533f65a.jpeg" style="display: block; margin-left: auto; margin-right: auto;" title="4N7A9137.JPG" alt="4N7A9137.JPG" class="image-inline"/></p>
<p>? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ?</p>
<p style="text-align: center;">【完成した木製コースター】<br/><img src="/whatsnew/koho/koho_file/2025/4N7A9150.JPG/@@images/b6b15ed8-7999-4d85-96ef-d1c87d371959.jpeg" style="display: block; margin-left: auto; margin-right: auto;" title="4N7A9150.JPG" alt="4N7A9150.JPG" class="image-inline"/></p>
<p><img src="/whatsnew/koho/koho_file/2025/4N7A9151.JPG/@@images/bee4f5b1-93c3-46a3-84c4-c6b502a673f6.jpeg" style="display: block; margin-left: auto; margin-right: auto;" title="4N7A9151.JPG" alt="4N7A9151.JPG" class="image-inline"/></p>
<p><br/>○今後の熊大まちなかキャンパスの案内は<a href="https://external.jimu.kumamoto-u.ac.jp/kumadainow/machikyan/">こちら</a><br/><br/></p>]]>
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その他
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定例学長記者懇談会を開催しました_足彩胜负彩
/whatsnew/koho/2025/20250514
<![CDATA[<p>令和7年5月14日(水)、教育学部 実習工場にて定例学長記者懇談会を開催しました。</p>
<p> 小川 久雄学長の挨拶に続き、令和6年3月に完成した教育学部実習工場の役割?特徴?地域連携、並びに技術教育における木育(木に親しみ、木の良さ、森の大切さを伝える活動)に関する取組について、大学院教育学研究科の田口 浩継教授が説明しました。</p>
<p> 田口教授は、中学校技術科及び工業の免許取得の為の実習における、材料と加工(木工?金工)、エネルギー変換(電気?機械)、情報技術(プログラミング?制御)等の幅広い分野において、最新施設?設備による実習内容の充実への取組みを語りました。そして、レーザー加工機や3Dプリンタ等を設置し、今後重視される情報教育へも対応した施設であることも語りました。また、木育に関しては、講義内で制作している作品の実物を提示しつつ、教育系の学生に対する講義のほか、地域貢献として、木育に係る取り組みを行っていることも紹介しました。</p>
<p> 次に、『腎臓を創る:移植可能な次世代腎臓オルガノイドを目指したグローバルネットワーク』と題し、移植可能な腎臓を創る研究に関する情報や、国際ネットワーク?人材育成について、発生医学研究所の西中村 隆一教授が説明を行いました。</p>
<p> 西中村教授は、移植可能な腎臓を創る研究が発足した背景から、日本人研究者の活躍、現在ではオールジャパン体制に加え、国際的に協力し、?移植可能なヒト腎臓を創る?という目標達成のために、研究を行っていることを語りました。そして、研究室や国の垣根を越えて若手研究者の育成へ取り組んでいるということも紹介しました。</p>
<p> 最後に、熊本大学とマンスフィールド財団との連携活動について研究?グローバル戦略担当?足彩胜负彩担当の大谷 順理事?副学長が説明を行いました。</p>
<p> 大谷理事は、本活動の目的は学生?教職員?地域社会に?リーダーシップの醸成??国際ネットワーク形成?の機会を提供し、新たなアカデミックモデルを確立することであると語り、マンスフィールド財団と熊本大学の連携関係や目的、今後の活動計画についても紹介しました。</p>
<p> 参加した報道機関からはそれぞれの発表に関して多くの質問があり、活発な意見交換が行われました。懇談会の資料は <a href="/whatsnew/koho/koho_file/2025/7f4xk9">こちら</a> を参照してください。 </p>
<p/>
<p>
</p>
<div class="e-responsive-table">
<table>
<tbody>
<tr>
<td><img src="/whatsnew/koho/koho_file/2025/lk0ztn/@@images/0802faf2-4428-436e-84ae-14809e0dc4db.jpeg" title="記者懇談会20250514_小川学長.JPG" height="215" width="292" alt="記者懇談会20250514_小川学長.JPG" class="image-inline"/></td>
<td><img src="/whatsnew/koho/koho_file/2025/wtf9a7/@@images/a9655317-604a-4ad7-9c32-d76e6eb302e3.jpeg" title="記者懇談会20250514_田口教授.JPG" height="217" width="294" alt="記者懇談会20250514_田口教授.JPG" class="image-inline"/></td>
</tr>
<tr>
<td>小川学長</td>
<td><span>田口教授</span></td>
</tr>
<tr>
<td><img src="/whatsnew/koho/koho_file/2025/dbfymr/@@images/1378c1f6-433c-4ff9-8c33-76daaca53856.jpeg" title="記者懇談会20250514_西中村教授.JPG" height="213" width="289" alt="記者懇談会20250514_西中村教授.JPG" class="image-inline"/></td>
<td><img src="/whatsnew/koho/koho_file/2025/jddfcp/@@images/333efd07-107c-4feb-ab6f-054c03b75cc2.jpeg" title="記者懇談会20250514_大谷理事.JPG" height="211" width="286" alt="記者懇談会20250514_大谷理事.JPG" class="image-inline"/></td>
</tr>
<tr>
<td><span>西中村教授</span></td>
<td><span>大谷理事?副学長</span></td>
</tr>
<tr>
<td><img src="/whatsnew/koho/koho_file/2025/wc5tl9/@@images/e7c5c862-07a5-4d8c-9c99-543d3b5a5604.jpeg" title="記者懇談会20250514_会の様子.JPG" height="204" width="275" alt="記者懇談会20250514_会の様子.JPG" class="image-inline"/></td>
<td><img src="/whatsnew/koho/koho_file/2025/hzw990/@@images/b11094cd-d4bb-4e2f-98dd-61a642a73f8d.jpeg" title="記者懇談会20250514_多目的実習室Ⅱ(STEAM).jpg" height="201" width="276" alt="記者懇談会20250514_多目的実習室Ⅱ(STEAM).jpg" class="image-inline"/></td>
</tr>
<tr>
<td>会の様子</td>
<td>会場(<span>多目的実習室Ⅱ</span>)</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<p>
</p>
<p/>
<div class="e-responsive-table"/>
<p>
</p>
<div class="e-responsive-table"/>
<p>
</p>]]>
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その他
ページ
-
全国キャラバン3Questions九州?沖縄地区編を開催します_足彩胜负彩
/whatsnew/seimei-sentankenkyu/zf4b5t
<![CDATA[<p/>
<p><sub><img src="/whatsnew/seimei-sentankenkyu/24b9bc/@@images/46d0edd8-cc6c-4f0f-a6dd-809511fc4f28.jpeg" style="float: right;" title="一般向けビラ (九州 ) .jpg" height="233" width="175" alt="一般向けビラ (九州 ) .jpg" class="image-inline"/></sub></p>
<p> このたび熊本大学では、分野、組織、世代を超えて研究テーマそのものを深堀する全国規模の学際的研究ポスター発表大会「全国キャラバン3 Questions - 九州?沖縄地区編 - 」を開催します。本イベントは2024-2025年度、2カ年をかけて実施している全国規模の学際共創ネットワーキングイベントです。2024年度には、北海道、東海、北信越、四国地区にて開催し、2025年度は、東北(8月)、関東(10月)、関西(12月)地区で開催予定です。</p>
<p> </p>
<p>イベント最終日(6月25日午後)には、中高生や教諭の方を対象に、事務局(講師:宮野公樹?京大准教授)のほうから、生の研究者の「問い」をみながらその解説をしたり、本来の探求学習についてのセミナーや、生徒の方との探究テーマ相談などを実施します。</p>
<p style="text-align: center;"> [<a href="/whatsnew/seimei-sentankenkyu/24b9bc">ポスター</a>]</p>
<p>九州?沖縄地区の研究者有志が一堂に会す企画です。皆様のご来場をお待ちしています。 </p>
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<table style="width: 813px;">
<tbody>
<tr style="height: 45px;">
<th class="e-th-w--20p" style="height: 45px; width: 140.391px;">開催日</th>
<td style="height: 45px; width: 668.609px;">令和7年6月21日(土)~6月25日(水)</td>
</tr>
<tr style="height: 45px;">
<th style="height: 45px; width: 140.391px;">場所</th>
<td style="height: 45px; width: 668.609px;">熊本大学 工学部百周年記念館(黒髪南キャンパス)</td>
</tr>
<tr style="height: 45px;">
<th style="height: 45px; width: 140.391px;">対象</th>
<td style="height: 45px; width: 668.609px;">どなたでも</td>
</tr>
<tr style="height: 45px;">
<th style="height: 45px; width: 140.391px;">参加費</th>
<td style="height: 45px; width: 668.609px;">無料</td>
</tr>
<tr style="height: 45px;">
<th style="height: 45px; width: 140.391px;">ウェブサイト</th>
<td style="height: 45px; width: 668.609px;"><a href="https://www.iias-3questions.info/kyushu-okinawa" target="_blank" rel="noopener noreferrer">https://www.iias-3questions.info/kyushu-okinawa</a></td>
</tr>
<tr style="height: 45px;">
<th style="height: 45px; width: 140.391px;">申し込み</th>
<td style="height: 45px; width: 668.609px;">
<p>下記 URL またはチラシに記載のQRコードより専用お申込みフォームへアクセスの上、 お申し込みください。<br/><a href="https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSejk3HArvzvaL1YYCQIwfa9fh1O26hYA4JTvBRob6qs5YLf3A/viewform" target="_blank" rel="noopener noreferrer">https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSejk3HArvzvaL1YYCQIwfa9fh1O26hYA4JTvBRob6qs5YLf3A/viewform</a></p>
</td>
</tr>
<tr style="height: 45px;">
<th style="height: 45px; width: 140.391px;">お問い合わせ</th>
<td style="height: 45px; width: 668.609px;">
<p>Kumadai-hub事務局<br/>kumadaihub※gmail.com(※を@に置き換えてください)</p>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p/>
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<p/>]]>
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