定例学長記者懇談会を開催しました

 令和6年11月13日(水)、本部棟1階大会議室にて定例学長記者懇談会を開催しました。

 まず、スタートアップワールドカップ本戦出場について大学院先端科学研究部の勝田 陽介准教授が説明しました。勝田准教授は、8月に行われたビジネスピッチコンテスト(日本予選)で「Staple核酸を使った希少疾患の治療薬開発の取り組み」について発表し、優勝しました。その後、アメリカで開催された世界大会(本戦)では日本代表として出場し、決勝進出とはならなかったものの「どのようにこの取り組みを世界に発信していくのかを考えたとき、この敗戦の経験は大きなきっかけだと思う。今後もこの経験を生かし、世界の希少疾患を減らすことができるように取り組んでいきたい。」と今後の活動への意気込みを語りました。

 続いて、「カーボンニュートラル特設Web サイト」の開設について、研究?社会連携部研究推進課 研究コーディネータの上田 盟子URAが発表しました。本Webサイトは、本学が掲げているカーボンニュートラルへの挑戦の取り組みの一つであり、カーボンニュートラルに関する研究や情報などを社会に分かりやすく発信するために開設しました。上田URAは「本サイトを通じて、研究の進展を後押しするとともに、行政や産業界との連携強化を図っていきたい。」と語りました。

 最後に、「熊本大学の電動バス研究と受賞」について、大学院先端科学研究部の松田 俊郎特任准教授が説明しました。松田特任准教授は、脱炭素化、過疎地交通などの地域課題の解決と?電動マイクロバスの普及を目的として、2013年から本学で電動バスの社会実装を進める研究開発を行っており、2021年から2023年には球磨村で全国初の電動スクールバス実証を行いました。松田特任准教授は今回新たに「第72 回電気科学技術奨励賞」および「令和6年度気候変動アクション環境大臣表彰(気候変動アクション大賞)」を受賞したことも報告し、「過疎地域は災害対策が脆弱なので、地域のバスを非常電源で活用することは地域強靱化の推進力になると思う」と語りました。

 参加した報道機関からは、それぞれの発表に関して多くの質問があり、活発な意見交換が行われました。懇談会の資料は こちら を参照してください。  

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小川学長

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勝田准教授

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上田URA

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松田特任准教授

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