造血幹細胞工学共同研究講座の設置について

このたび、国立大学法人熊本大学と一般財団法人化学及血清療法研究所は、本年4月1日付けで「造血幹細胞工学共同研究講座」を熊本大学内に設置いたしました。白血病やリンパ腫等に対する治療法の一つである造血幹細胞移植治療では、ドナー不足の問題が慢性化しており、これからの少子高齢化によってさらに深刻化すると懸念されています。

本共同研究講座では、血液細胞の源となる造血幹細胞において、幹細胞数を増やす幹細胞分裂(自己複製分裂)が誘導される機構を解明するための基礎研究を進め、造血幹細胞を用いた治療法の発展に資する技術開発を目指します。

上記内容の達成に向け、以下の課題に取り組んでまいります。

① 造血幹細胞の自己複製分裂誘導機構の解明及びその重要因子の同定

② ヒト造血幹細胞の試験管内維持?増幅培養技術の開発

③ 造血幹細胞増幅培養技術の遺伝子治療への応用

本共同研究講座の設置により、造血幹細胞移植のドナー不足解決のための技術の開発、当該技術の社会実装のための足彩胜负彩等の推進、今後の再生医療を担う人材の育成等が期待されます。

                         


お問い合わせ

総務課 広報戦略室

096-342-3119