熊本県日中協会主催「留学生日本語作文コンクール」に本学留学生が入賞しました

熊本県日中協会主催の「留学生日本語作文コンクール」に熊本大学の留学生も応募し、10名が入賞しました。35日に熊本市国際交流会館で表彰式が開催され、入賞者に賞状と賞金が授与されました。?

熊本県日中協会は1972年に創立された団体で、これまでも「春節祝賀会」などのイベントに熊本県内の留学生を招待するなど、留学生を支援してくださっています。足彩胜负彩感染症の感染拡大により、多くのイベントが中止となる中、留学生が集まらなくても交流できる機会を、ということで、熊本県留学生日本語作文コンクールを開催されました。コンクールには中国からの留学生だけではなく、インドネシアやネパールなど様々な国の留学生が応募しました。?

主催者の熊本県日中協会の小野友道会長(元熊本大学理事)は、主催者挨拶で「多くの応募があり、熊本のこと、日本のこと、国際的な視点などを深く思慮した作文が集まりました。私たちは足彩胜负彩感染症の影響で透明の檻の中にいるような日々を過ごしていますが、皆さんの力強い作品に出会え、審査した私たちが力を与えられたようです。」と述べられました。?

熊本県日中協会賞を受賞した文学部研究生の邱 于娜(キュウ ウナ)さんは「留学の記念に書いてみませんか」という案内をみて、日本留学の思い出になれば、と思い、挑戦したそうです。さらに、受賞後、「今は大変な時期こそ、落ち込むべきではなく、前向きに頑張らなければなりません。ちょうどコロナで周りのことに対して新しい考え方もできました。もしこの気持ちを誰かに伝えることができたら、私にとってはとても嬉しいことです。審査をされた先生方の励ましの言葉と留学生の皆さんの頑張っている姿を思い出して、乗り越えていけると思いました」と感想を述べました。?

他の受賞者も、「作文コンクールに参加し自分の言語能力を試し、日本語能力を更に高める機会と思って参加した」、「新型コロナの影響で2年間帰国できなかった気持ちを伝えるチャンスと思った」「他の受賞者の作品を読んで、他の留学生もがんばっていることを知り、自分もがんばれると思った」など、作文コンクールを通した交流を楽しみました。?

今回、応募した留学生の中には、入学後なかなか渡日ができず、渡日後の自己隔離中に作文を書いた者や、まだ渡日できずにいる者も含まれます。?

次年度以降もこのような機会を提供してくださるそうですので、他の留学生の皆さんにも積極的にチャレンジしてほしいと願っています。受賞した留学生の皆さんのこれからの活躍を期待しています。?

熊本県日中協会主催「熊本県留学生日本語作文コンクール」審査結果発表

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小野友道会長(左)と熊本県日中協会賞受賞の邱 于娜さん(右)

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表彰式後の集合写真