日本人と欧米人で異なる脳内ネットワーク活性化-人は相手の話を聴く際、口の動きの視覚情報をどのように聴覚情報と統合するか-

【概要】
熊本大学文学部認知心理学研究室の積山薫教授および札幌医科大学医学部神経科学講座の篠崎淳助教、国際電気通信基礎技術研究所( ATR) らのグループは、対面話者の話を聴く際に脳内ネットワークの活性化の仕方が、日本語母語者と英語母語者で異なることを明らかにしました。機能的MRI( fMRI) と呼ばれる脳活動計測手法を用いた研究の結果で、日本人の特徴を示す世界的にもユニークな研究として注目されます。

この研究成果は、イギリスのオープン?アクセス?ジャーナル Scientific Reports に日本時間 平成28年8月11日18時(UK時間 平成28年8月11日午前10時)に掲載されました。

【論文名】
Impact of language on functional connectivity for audiovisual speech integration
DOI:10.1038/srep31388
URL: http://www.nature.com/articles/srep31388

【著者名?所属】
篠崎淳(札幌医科大学)、廣江総雄(国際電気通信基礎技術研究所)、佐藤雅昭(国際電気通信基礎技術研究所)、長峯隆(札幌医科大学) 、積山薫(熊本大学)

【掲載雑誌】
Scientific Reports

【詳細】 プレスリリース本文 (PDF 135KB)

お問い合わせ
熊本大学文学部
教授 積山 薫
電話:096-342-2845
e-mail:sekiyama※kumamoto-u.ac.jp
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