第7回熊本大学フォーラム
国際学長フォーラム -第7回熊本大学フォーラム-
「国際学長フォーラム ―第7回熊本大学フォーラム―」が10月31日、熊本大学で開催されました。「熊本大学フォーラム」は熊本大学の優れた教育研究の情報発信の場として、平成15年から国内外で毎年開催されています。今回は熊本大学設立60周年記念事業の一環で「国際学長フォーラム」として実施され、世界11カ国の交流協定大学26校の学長?副学長が参加しました。
午前の部は「国際学長会議」が行われ、海外協定校7校の発表と各大学が取り組む国際的教育研究連携についての紹介、具体的な共同研究や共同人材育成のプログラム形成などについて議論が交わされました。国際学長会議に参加した山東大学の婁紅祥副学長はフォーラムの成果について「さまざまな大学が参加することで、国際化の中で直面する困難を克服するために協力し合うことができるし、学術的な進歩も期待できる。また、各大学との友情が生まれることも成果の一つだ」と述べました。
午後の部は、熊本県内の大学および国際交流団体、地元市民、学内関係者らを対象に「記念講演会」が行われ、約170名が参加しました。午前の「国際学長会議」の成果報告と海外協定校4校が各大学の国際化推進活動について発表しました。熊本大学大学院自然科学研究科の檜山研究科長による発表では、留学生?外国人研究者の行き先としての熊本の良さ、優位性をアピールしつつ、熊本大学の国際化戦略の概要や特徴的な取り組みが伝えられました。
熊本大学は、国際化推進を全学的な重点課題として位置付けるとともに、積極的に国際交流活動を展開する方針を打ち出しています。谷口学長は「学生が将来活躍する場は日本だけとは限らない。例えばそれが世界のどこかであるとき、そこに一緒に学んだ友達がいることだけでも心強い。学生の可能性を広げるためには、さまざまな国の学生が一緒に学べる環境づくりが大切だ」と国際的教育研究連携の可能性について述べました。また、留学生を受け入れる上で、言葉や文化の問題、経済的サポートについて各国の問題や課題はさまざまであるが、これを解決するには各々の理解が必要であることを強調しました。
[国際学長会議] | |
[記念講演会] | |
[ポスターセッション] | [記念写真] |
【日 時】平成21年10月31日(土)14:00~17:00
【会 場】熊本大学工学部百周年記念館
【講演会の内容】
基調講演 古川憲治 熊本大学副学長(国際担当)
招待講演 熊本市
熊本大学海外交流協定校招待講演:ファユム大学(エジプト)学長
熊本大学海外交流協定校招待講演:四川大学(中国)副学長
熊本大学海外交流協定校招待講演:スラバヤ工科大学(インドネシア)学長
熊本大学海外交流協定校招待講演:山東大学(中国)副学長
基調講演 檜山隆 熊本大学大学院自然科学研究科長
マーケティング推進部 国際戦略課
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