お知らせ[研究]_足彩胜负彩 /whatsnew/news_kenkyu daily 1 2018/03/15 15:50:00 GMT+9 熊本大学広報ウェブサイト「Kumadai Now(熊大なう。)」 リニューアルについて_足彩胜负彩 /whatsnew/koho/2025/20250402 <![CDATA[<p>熊本大学では、<span>Web</span>マガジンをはじめ、<span>YouTube</span>チャンネル、広報誌、学外での企画展等、さまざまな形で本学の情報を発信しております。このたび、これらの情報を一元的に発信する広報情報集約サイトとして、これまで<span>Web</span>マガジンとして運用していた「<span>Kumadai Now</span>(熊大なう。)」のウェブサイトをリニューアルいたしました。</p>&#13; <p>本サイトは、図1のように、ユーザーが調べたいキーワードを入力するだけで、4つのコンテンツ内の情報を横断的に検索し、関連する記事等を表示することができる検索機能を特徴としており、本学のことについて知りたい方が、迅速かつ容易に本学の情報を取得できることを目的としております。</p>&#13; <p>今回のリニューアルを通じて、本学の最新情報や魅力をより多くの方々にお届けできるよう努めてまいります。ぜひ新しいウェブサイトをご覧いただき、ご活用ください。</p>&#13; <p/>&#13; <p>なお、これまで「<span>Kumadai Now</span>(熊大なう。)」という名称で運用しておりました<span>Web</span>マガジンについては、「熊大タイムズ」という名称に変え、新たな「<span>Kumadai Now</span>(熊大なう。)」ウェブサイトの中で、今後も引き続き運用してまいります。</p>&#13; <p>                       ? ? ? ? ? ?</p>&#13; <p style="text-align: center;">記</p>&#13; <p><img src="/whatsnew/koho/koho_file/2025/KumadaiNow.jpg/@@images/cd472323-7361-4b4b-8910-3d8c66d49efe.png" style="display: block; margin-left: auto; margin-right: auto;" title="KumadaiNow.jpg" height="279" width="706" alt="KumadaiNow.jpg" class="image-inline"/></p>&#13; <p>           【<span>URL</span>】 <span><a href="https://external.jimu.kumamoto-u.ac.jp/kumadainow/">https://external.jimu.kumamoto-u.ac.jp/kumadainow/</a></span></p>&#13; <p><span/></p>&#13; <p><span>                     ? ? ? ? ? ? ?  </span></p>&#13; <p><span>? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ?(図1)</span></p>&#13; <p><span><img src="/whatsnew/koho/koho_file/2025/p29teq/@@images/31cc2a13-fd02-4fa2-9f97-bea93c592575.jpeg" style="display: block; margin-left: auto; margin-right: auto;" title="KumadaiNow&#x56F3;1-1.jpg" alt="KumadaiNow&#x56F3;1-1.jpg" class="image-inline"/></span></p>&#13; <p><span/><span>? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ?<img src="/whatsnew/koho/koho_file/2025/e3k4rw/@@images/98b877a4-9ce6-46ab-982a-882213aca6a8.jpeg" style="display: block; margin-left: auto; margin-right: auto;" title="KumadaiNow&#x56F3;1-2.jpg" height="508" width="654" alt="KumadaiNow&#x56F3;1-2.jpg" class="image-inline"/></span></p>&#13; <p><span/></p>&#13; <p/>&#13; <p><span/><strong/></p>&#13; <p/>&#13; <p/>&#13; <p/>&#13; <p> </p>&#13; <p><strong>?</strong></p>&#13; <p/>&#13; <p/>&#13; <p/>&#13; <p/>&#13; <p/>&#13; <div class="e-responsive-table"/>&#13; <p>&#13; &#13; </p>&#13; <div class="e-responsive-table"/>&#13; <p>&#13; &#13; </p>]]> No publisher 学生 研究 その他 2025/04/02 10:40:00 GMT+9 ページ 熊大第6号クラウドファンディング「医療人材の育成と検査体制の強化を。【熊本の未来を築く】感染症対策へ!」_足彩胜负彩 /whatsnew/koho/2025/20250401 <![CDATA[<p>熊本大学第6号クラウドファンディングとして、「医療人材の育成と検査体制の強化を。【熊本の未来を築く】感染症対策へ!」を公開いたしました。<br/>(期間:2025年4月1日(火)9時?2025年5月30日(金)23時)<br/><span>?</span></p>&#13; <p><span>*****</span><span>プロジェクト内容*****</span></p>&#13; <p><span>2019</span><span>年からの足彩胜负彩流行を機に、2021年に開所した生体情報研究センター。検査はもちろん、研究開発の場ともなっており、高度医療専門職業人の育成にも貢献してきました。その後様々な自助努力により運営してきましたが、熊本県との</span>「検査措置協定」により、今後新たに新規感染症が発生した際に速やかに検査措置を講じることができるよう、検査体制を構築し維持していくこととなりました。現在は、寄附金でなんとか維持できている状態であるため、今後の活動資金調達の一環として、本クラウドファンディングを実施します。<br/>私たちのクラウドファンディングにご協力いただければ、今後を担う医療人の育成につながり、熊本県民が今後も安心して暮らせるよう有事の備えができることを、お約束します。</p>&#13; <p><span>?</span>皆様のご支援、どうぞよろしくお願いいたします。</p>&#13; <p><span/><strong>▼詳細はこちらをご覧ください。</strong></p>&#13; <p><span><a href="https://readyfor.jp/projects/cbls-seitai">https://readyfor.jp/projects/cbls-seitai</a></span></p>&#13; <p><img src="/whatsnew/koho/koho_file/2025/v2ejx4/@@images/4f636de9-d132-4398-a90a-d932e8e1ccad.jpeg" title="&#x718A;&#x672C;&#x5927;&#x5B66;&#x69D8;&#xFF1A;&#x516C;&#x5F0F;WEB&#x30D8;&#x309A;&#x30FC;&#x30B7;&#x3099;&#x30CF;&#x3099;&#x30CA;&#x30FC;.jpg" alt="&#x718A;&#x672C;&#x5927;&#x5B66;&#x69D8;&#xFF1A;&#x516C;&#x5F0F;WEB&#x30D8;&#x309A;&#x30FC;&#x30B7;&#x3099;&#x30CF;&#x3099;&#x30CA;&#x30FC;.jpg" class="image-inline"/></p>&#13; <p/>&#13; <p/>&#13; <p> </p>&#13; <p><strong>?</strong></p>&#13; <p/>&#13; <p/>&#13; <p/>&#13; <p/>&#13; <p/>&#13; <div class="e-responsive-table"/>&#13; <p>&#13; &#13; </p>&#13; <div class="e-responsive-table"/>&#13; <p>&#13; &#13; </p>]]> No publisher 研究 その他 2025/04/01 11:45:00 GMT+9 ページ 永青文庫が熊本大学に寄託している貴重資料のうち 新たに9,346点が国の重要文化財に_足彩胜负彩 /whatsnew/zinbun/20250321 <![CDATA[<p>【ポイント】</p>&#13; <ul>&#13; <li>令和<span>7</span>年<span>3</span>月<span>21</span>日、文化審議会(文化財分科会)は、公益財団法人<span><span><span>永</span></span>(えい)<span><span>青</span></span>(せい)<span><span>文庫</span></span>(ぶんこ)</span>が所有し熊本大学附属図書館に寄託している貴重資料のうち、古文書<span>9,346</span>点を国の重要文化財「細川家文書」に追加指定するよう、文部科学大臣に答申する予定です。</li>&#13; <li>「細川家文書」のうち、織田信長文書群をはじめとする中世文書等<span>266</span>点は、<span>2013</span>年に国の重要文化財に指定されています。今回はそれらに、細川家々伝の資料(御家の宝)と位置づけられた、<span>17</span>世紀初期から明治初期にかけて作成された貴重な史料群を追加するものです。これによって、永青文庫所有の貴重資料のうち国の重要文化財「細川家文書」は<span>9,612</span>点になりました。</li>&#13; <li>追加指定文書の中でも特に注目されるのは、戦国武将として著名な細川<span><span><span>忠</span></span>(ただ)<span><span>興</span></span>(おき)</span>(<span><span><span>三</span></span>(さん)<span><span>斎</span></span>(さい)</span>)や、寛永期(<span>1620</span>~<span>30</span>年代)の明君と評価される細川<span><span><span>忠</span></span>(ただ)<span><span>利</span></span>(とし)</span>らの発給文書群、忠利やその後継者細川<span><span><span>光</span></span>(みつ)<span><span>尚</span></span>(なお)</span>の裁可文書群、寛永末期の細川家代替り(忠利<span>→</span>光尚)に際して家臣たちから相次いで提出された<span><span><span>血判</span></span>(けっぱん)<span><span>起請文</span></span>(きしょうもん)</span>群、忠利?光尚の相談役であった<span><span><span>沢庵</span></span>(たくあん)</span>和尚が彼らに送った書状群などで、江戸時代初期の古文書としては質?量ともに類例をみません。さらに、<span>19</span>世紀に家臣団から藩主に上申された意見書?献策書等を取りまとめた「上書」<span>65</span>冊や、熊本城天守に保管されていた細川家歴代当主の甲冑の廃藩置県に際しての行方を示す証文群など、近世中期以降の貴重な文書も多数含まれます。</li>&#13; <li>今次の追加指定は、熊本県教育庁文化課所管の永青文庫常設展示振興基金(<span>2008</span>年設置)から資金配分を受けた熊本大学が、永青文庫研究センターを設置し、公益財団法人永青文庫と協力しながら、<span>2009</span>年から約6年半の歳月をかけて作成した「熊本大学寄託永青文庫資料総目録」(約<span>5</span>万<span>7,700</span>点分)のデータを基にして実現されました。基金の創設と基礎調査にご尽力いただいた各位に、深くお礼申し上げます。</li>&#13; </ul>&#13; <p><strong>[今後の展開]</strong></p>&#13; <p> 今回の指定文書群は大名家当主本人の資質、大名家の組織の特質とその転換、幕藩関係、大名家の意思決定、経済、政策形成、社会思想、学問、文化に至るまで、近世日本の社会と国家を理解するための第一級の情報の集積体です。今度の国の重要文化財への指定を契機に、多くの研究者との共同研究を組織して成果を発信するとともに、原本の保全をはかりながら、史料画像の一般への公開を拡大していく予定です。さらに、熊本大学寄託永青文庫資料の全体の指定をめざし、目録と現物との引き合わせ確認作業を継続していきます。</p>&#13; <p> なお、今度の指定史料の原本<span>30</span>点程度を、<span>2025</span>年<span>11</span>月初旬に熊本大学で開催される熊本大学附属図書館貴重資料展にて公開する予定です。また、永青文庫(東京?目白台)でも、研究者だけでなく多くの方に研究成果を分かりやすくお伝えできるような展覧会を計画してまいります。</p>&#13; <p>【詳細】<a href="/daigakujouhou/kouhou/pressrelease/2024-file-1/release250314-2.pdf">プレスリリース</a><br/>?</p>&#13; <p><strong>*永青文庫研究センター</strong></p>&#13; <p> 永青文庫は、肥後熊本<span>54 </span>万石を治めた細川家の下屋敷跡にある、東京で唯一の大名家の美術館です。細川家は南北朝時代の頼有(<span>1332</span>~<span>91</span>)を始祖とし、近世細川家の初代藤孝(幽斎、<span>1534</span>?<span>1610</span>)と<span>2 </span>代忠興(三斎、<span>1563</span>?<span>1645</span>)が大名家の礎を築き、<span>3</span>代忠利(<span>1586</span>~<span>1641</span>)より<span>240</span>年にわたって熊本藩主をつとめました。永青文庫の名称は、中世細川家の菩提寺である建仁寺塔頭?永源庵の「永」、初代藤孝の居城?青龍寺城の「青」に由来します。所蔵品は、細川家伝来の美術工芸品や古文書、そして設立者である<span>16 </span>代細川護立(<span>1883</span>~<span>1970</span>)の蒐集品で、国宝<span>8 </span>件?重要文化財<span>35 </span>件を含む<span>9 </span>万<span>4000 </span>点にのぼります。</p>&#13; <p><br/><br/></p>&#13; <p><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/icon.png/@@images/39207fe2-5580-4840-9714-48e1fc6172fc.png" title="icon.png" alt="icon.png" class="image-inline"/> <img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/sdg_icon_11_ja_2.png/@@images/3e65ac63-a99f-499d-9d43-ef80aee0b58e.png" title="sdg_icon_11_ja_2.png" alt="sdg_icon_11_ja_2.png" class="image-inline"/>????</p>&#13; <p><a href="/daigakujouhou/katudou/SDGs/index"><熊本大学SDGs宣言></a></p>&#13; <address><strong>お問い合わせ</strong><br/>熊本大学永青文庫研究センター<br/>担当:(センター長、教授)稲葉 継陽<br/>電話:096-342-2304<br/>E-mail:inaba※kumamoto-u.ac.jp<br/>(迷惑メール対策のため@を※に置き換えております)</address>]]> No publisher 研究 2025/03/24 10:45:00 GMT+9 ページ 低所得国のB型肝炎母子感染予防に新たな一手:簡便で高精度な迅速診断テストの有効性を検証_足彩胜负彩 /whatsnew/seimei/20250318 <![CDATA[<p>【ポイント】</p>&#13; <ul>&#13; <li>B型肝炎の世界的排除(エリミネーション)には、母子感染の予防が不可欠であり、高リスク妊婦の特定と抗ウイルス予防療法の投与が重要です。</li>&#13; <li>しかし、高リスク妊婦を特定するために必要な従来の診断法(PCR検査)は、医療資源の限られた低所得国では利用が難しく、普及が進んでいませんでした。</li>&#13; <li>パスツール研究所と熊本大学を中心とする国際チームは、カンボジア、カメルーン、ブルキナファソで、新たに開発されたB型肝炎コア関連抗原迅速診断テスト(HBcrAg-RDT)<sup>※1?※2</sup>の診断性能を評価しました。その結果、本検査は抗ウイルス療法が必要な女性の93%、不要な女性の94%を正しく判別できることが確認されました。本検査は、妊婦健診の現場で即時に使用できるため、B型肝炎母子感染予防の新たなアプローチとして、医療資源の限られた地域における対策強化に貢献することが期待されます。</li>&#13; </ul>&#13; <ul>【概要説明】</ul>&#13; <p> フランス?パスツール研究所の島川祐輔グループ?リーダーと、熊本大学大学院生命科学研究部の田中靖人教授を中心とする国際チームが、新たに開発されたB型肝炎コア関連抗原迅速診断テスト(HBcrAg-RDT)の診断性能を、カンボジア、カメルーン、ブルキナファソの3か国で評価しました。その結果、本検査は高ウイルス血症を持つB型肝炎ウイルス(HBV)陽性妊婦を高精度で特定できることが確認されました。これにより、低所得国においても、抗ウイルス予防療法が必要なハイリスク妊婦を迅速に特定でき、HBV母子感染の予防が強化されると期待されます。さらに、本検査の実用化は、B型肝炎の世界的な排除(エリミネーション)にも寄与する可能性があります。<br/> 本研究成果は、「Lancet Gastroenterology &amp; Hepatology」に2025年3月13日(日本時間:3月14日)に掲載されました。<br/><br/><br/></p>&#13; <p/>&#13; <p>【展開】</p>&#13; <p>?? 本検査は、妊婦健診の現場で即時に使用できるため、B型肝炎母子感染予防の新たなアプローチとして、医療資源の限られた地域における対策強化に貢献することが期待されます。 <br/><br/><br/></p>&#13; <p style="text-align: justify;">【用語解説】</p>&#13; <p style="text-align: justify;">※1HBcrAg(B型肝炎コア関連抗原)<br/>? ? ? ? B型肝炎ウイルスの複製活性を反映するマーカーで、高ウイルス血症を持つ患者の識別に有効。<br/>※2HBcrAg-RDT(B型肝炎コア関連抗原迅速診断テスト)<br/>?????? 指先採血による簡便な検査で、HBV DNA 20万 IU/mL以上の高ウイルス血症を持つ妊婦を即時に特定可能。</p>&#13; <p style="text-align: justify;">?<br/>【論文情報】</p>&#13; <ul>&#13; <li>論文名:Hepatitis B core-related antigen rapid diagnostic test for point-of-care identification of women at high risk of hepatitis B vertical transmission: a multicountry diagnostic accuracy study.</li>&#13; <li>著者:Vincent JP, Segeral O, Kania D, Borand L, Adoukara JP, Pivert A,?Kone A Tiendrebeogo ASE, Tall H, Schaeffer L, Vray M, Sanou AM, Njouom R, Cloherty G, Hashimoto N, Miura T, Sugiura W, Sovann S, Yang JS, Delvallez G, Lunel-Fabiani F, Tanaka Y, Shimakawa Y.</li>&#13; <li>掲載誌:Lancet Gastroenterology &amp; Hepatology</li>&#13; <li>doi:<a href="https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S2468125325000159?via%3Dihub">https://doi.org/10.1016/S2468-1253(25)00015-9</a></li>&#13; <li>URL:<a href="https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S2468125325000159?via%3Dihub">https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S2468125325000159?via%3Dihub</a></li>&#13; </ul>&#13; <p>【詳細】 <a href="/daigakujouhou/kouhou/pressrelease/2024-file-1/release250318.pdf">プレスリリース</a>(PDF440KB)</p>&#13; <p/>&#13; <p>?</p>&#13; <p><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/icon.png/@@images/39207fe2-5580-4840-9714-48e1fc6172fc.png" title="icon.png" alt="icon.png" class="image-inline"/> <img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/sdg_icon_03_ja_2.png/@@images/9ffb7138-bfaf-4665-a923-62edf9423d6d.png" title="sdg_icon_03_ja_2.png" width="142" alt="sdg_icon_03_ja_2.png" height="134" class="image-inline"/>??</p>&#13; <p><a href="/daigakujouhou/katudou/SDGs/index"><熊本大学SDGs宣言></a></p>&#13; <address>&#13; <p><strong> お問い合わせ</strong></p>&#13; <p>熊本大学大学院生命科学研究部<br/>担当:教授 田中靖人<br/>電話:096-373-5150<br/>e-mail:ytanaka※kumamoto-u.ac.jp<br/> (※を@に置き換えてください)</p>&#13; </address>]]> No publisher 研究 2025/03/18 10:00:00 GMT+9 ページ 第1回 熊本大学 MESE (メッセ) セミナー 「半導体を活用したバイオセンシング」を開催しました_足彩胜负彩 /whatsnew/seimei-sentankenkyu/20250304 <![CDATA[<p>令和7年3月4日、くすのきテラス(熊本大学病院内)にて第1回 熊本大学 MESE (メッセ) セミナー 「半導体を活用したバイオセンシング」を開催しました。</p>&#13; <p><span>本セミナーには、坂田利弥 先生と笠間敏博 先生の2名を講師として迎え、医学研究と半導体研究の融合について議論が交わされました。</span></p>&#13; <p><span>坂田先生は「トランジスタを用いたバイオセンサ技術」について、笠間先生は「ユビキタスなエッジ処理型リキッドバイオプシーシステムの開発」と題して講演を行いました。</span></p>&#13; <p><span>セミナーの最後には、熊本大学 理事の富澤一仁 教授が閉会の挨拶を行い、本セミナーは終了しました。</span></p>&#13; <p><span><img src="/whatsnew/seimei-sentankenkyu/DSCF0726.jpg/@@images/31e3c465-be04-4998-bd69-fe8a917bb394.jpeg" style="display: block; margin-left: auto; margin-right: auto;" title="&#x767E;&#x702C;&#x5148;&#x751F;&#x306B;&#x3088;&#x308B;&#x958B;&#x4F1A;&#x6328;&#x62F6;" alt="&#x767E;&#x702C;&#x5148;&#x751F;&#x306B;&#x3088;&#x308B;&#x958B;&#x4F1A;&#x6328;&#x62F6;&#x306E;&#x5199;&#x771F;" class="image-inline"/></span></p>&#13; <p style="text-align: center;"><span><span style="font-size: 14px;">百瀬先生による開会挨拶</span></span></p>&#13; <p style="text-align: center;"><span><span style="font-size: 14px;"><img src="/whatsnew/seimei-sentankenkyu/DSCF0746.jpg/@@images/4602f74b-90d4-4e69-b894-522514830070.jpeg" title="&#x5742;&#x7530;&#x5148;&#x751F;&#x306B;&#x3088;&#x308B;&#x8B1B;&#x6F14;" alt="&#x5742;&#x7530;&#x5148;&#x751F;&#x306B;&#x3088;&#x308B;&#x8B1B;&#x6F14;&#x306E;&#x69D8;&#x5B50;&#x306E;&#x5199;&#x771F;" class="image-inline"/></span></span></p>&#13; <p style="text-align: center;"><span><span style="font-size: 14px;">坂田先生による講演</span></span></p>&#13; <p style="text-align: center;"><span><span style="font-size: 14px;"><img src="/whatsnew/seimei-sentankenkyu/DSCF0759.jpg/@@images/8aeea28f-6a69-45a6-9e74-1fa475e3be6d.jpeg" title="&#x7B20;&#x9593;&#x5148;&#x751F;&#x306B;&#x3088;&#x308B;&#x8B1B;&#x6F14;" alt="&#x7B20;&#x9593;&#x5148;&#x751F;&#x306B;&#x3088;&#x308B;&#x8B1B;&#x6F14;&#x306E;&#x69D8;&#x5B50;&#x306E;&#x5199;&#x771F;" class="image-inline"/></span></span></p>&#13; <p style="text-align: center;"><span><span style="font-size: 14px;">笠間先生による講演</span></span></p>&#13; <p style="text-align: center;"><span><span style="font-size: 14px;"><img src="/whatsnew/seimei-sentankenkyu/DSCF0765.jpg/@@images/8c679f72-dd7f-406b-a14a-20a8d0ed770c.jpeg" title="&#x5BCC;&#x6FA4;&#x7406;&#x4E8B;&#x306B;&#x3088;&#x308B;&#x9589;&#x4F1A;&#x6328;&#x62F6;" alt="&#x5BCC;&#x6FA4;&#x7406;&#x4E8B;&#x306B;&#x3088;&#x308B;&#x9589;&#x4F1A;&#x6328;&#x62F6;&#x306E;&#x5199;&#x771F;" class="image-inline"/></span></span></p>&#13; <p style="text-align: center;"><span><span style="font-size: 14px;">富澤理事による閉会挨拶</span></span></p>]]> No publisher 研究 2025/03/14 14:30:00 GMT+9 ページ 絶滅危惧鳥種「ヤンバルクイナ」の消化管内に認められた 微小黒色片の発生源と暴露経路がわかりました_足彩胜负彩 /whatsnew/sizen/20250314 <![CDATA[<p><strong>(ポイント)</strong></p>&#13; <ul>&#13; <li>沖縄島の絶滅危惧鳥種「ヤンバルクイナ」消化菅(砂のう)内に、長径1 mm以下の微小黒色片と透明球体が複数確認されました。</li>&#13; <li>材質分析の結果、微小黒色片は車のタイヤゴム、透明球体は路面標示塗料中のガラス製反射材であることがわかりました。</li>&#13; <li>路面または路面標示塗料とタイヤの摩擦で生じた黒色片と透明球体は、道路塵埃?側溝堆積物?ヤンバルクイナ餌生物(ミミズ等)?ヤンバルクイナの順に移行?残留することがわかりました。</li>&#13; <li>今後、ヤンバルクイナへのタイヤ摩耗片の蓄積とそれから溶出する有害化学物質の暴露リスクを調べる必要性が高まりました。</li>&#13; </ul>&#13; <p style="text-align: justify;"><span/>【概要説明】 </p>&#13; <p>ヤンバルクイナ (<em>Hypotaenidia okinawae</em>; 右写真)は、 沖縄島北部のやんばる地域に生息する固有種で、環境省レッドリスト2020において絶滅危惧ⅠA類に分類されています。このたび、熊本大学大学院先端科学研究部の中田晴彦准教授、山原慎之助大学院生、琉球大学理学部の小林峻助教、環境省沖縄奄美自然事務所やんばる自然保護官事務所の椎野風香自然保護官および沖縄県立衛生環境研究所の宮城俊彦元所長らの研究グループは、沖縄島で交通事故死した絶滅危惧鳥種のヤンバルクイナ砂のう内に含まれる人工物の調査を行いました。その結果、分析した<span>42</span>検体のヤンバルクイナのうち24検体から黒色片が検出されました (中央値:18個/個体)。また、全体の2割の検体から直径1 mm以下の透明球体も認められました。これらをフーリエ変換赤外分光光度計<span> (</span>FT-IR)<sup>*</sup>で分析した結果、黒色片と透明球体の発生源はそれぞれ車のタイヤと路面標示塗料の摩耗物であることがわかりました。</p>&#13; <p>この種の人工物によるヤンバルクイナの暴露レベルは、国内外の陸棲鳥種を対象に行われた既往研究の結果と比較して高く、消化管内から複数のタイヤ摩耗片が検出されたことは世界的にも極めて稀有な事例といえます。さらに、道路塵埃や側溝堆積物に加えヤンバルクイナ餌生物のカタツムリやミミズを分析したところ、その大部分から黒色片とガラス製透明球体が検出されました。そこで、各種試料中のタイヤ摩耗片とガラス製透明球体の濃度間の相関を調べたところ、ヤンバルクイナとミミズおよび側溝堆積物において同じ傾きの有意な相関が得られました(右図)。このことは、車の走行により路面または路面標示塗料とタイヤの摩擦で生じた黒色片と透明球体が雨水等で側溝堆積物に移行しミミズがそれらを誤食し、さらにヤンバルクイナが捕食するという暴露経路の存在を示しています。</p>&#13; <p>タイヤには機能性の向上を目的に様々な化学物質が添加されています。ヤンバルクイナ砂のう内でタイヤ摩耗片からこれらが溶出?蓄積し、影響を与える可能性があります。今後、ヤンバルクイナを含む野生生物へのタイヤ片の暴露リスクに関する調査研究を行う必要があると思われます。</p>&#13; <p><strong>(論文情報)</strong></p>&#13; <p>掲載誌:<em>Environmental Science and Technology</em></p>&#13; <p>論文タイトル:Tire-Road-Wear Particles and Glass Beads in the Gizzard of the Endangered Terrestrial Bird, Okinawa Rail (Hypotaenidia okinawae)</p>&#13; <p>著者:<span> </span>Shinnosuke Yamahara, Shun Kobayashi, Fuka Shiino, Ichiko Ishikawa,<sup> </sup>Toshihiko Miyagi, Haruhiko Nakata*</p>&#13; <p>DOI:10.1021/acs.est.4c11843</p>&#13; <p>URL:<a href="https://pubs.acs.org/doi/10.1021/acs.est.4c11843">https://pubs.acs.org/doi/10.1021/acs.est.4c11843</a></p>&#13; <p>詳細:<a href="/daigakujouhou/kouhou/pressrelease/2024-file-1/release250314.pdf">プレスリリース</a></p>&#13; <p/>&#13; <p><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/icon.png/@@images/39207fe2-5580-4840-9714-48e1fc6172fc.png" title="icon.png" alt="icon.png" class="image-inline"/>????  <img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/sdg_icon_12_ja_2.png/@@images/f835dba4-08bb-4716-87fe-696c43cd524b.png" title="sdg_icon_12_ja_2.png" width="133" alt="sdg_icon_12_ja_2.png" height="127" class="image-inline"/></p>&#13; <p><a href="/daigakujouhou/katudou/SDGs/index"><熊本大学SDGs宣言></a></p>&#13; <address><strong> お問い合わせ </strong> <br/>熊本大学 総務部総務課広報戦略室<br/>電話:096-342-3271<br/>E-mail:sos-koho※jimu.kumamoto-u.ac.jp&#13; <p>(※を@に置き換えてください)</p>&#13; </address>]]> No publisher 研究 2025/03/14 14:00:00 GMT+9 ページ 発生医学研究所の中尾光善教授が「生体の科学賞」を受賞_足彩胜负彩 /whatsnew/seimei-sentankenkyu/20250306 <![CDATA[<p>発生医学研究所の中尾光善教授が、公益財団法人金原一郎記念医学医療振興財団(代表理事:澁谷正史)より、第9回生体の科学賞を受賞しました。<br/>同賞は、1949年創刊の雑誌「生体の科学」の理念に基づき、基礎医学医療研究領域における「独自性」と「発展性」のある研究を行っている研究者に対し贈呈されるものです。<br/>授賞テーマは「エピゲノム機構による細胞制御と病態の分子基盤(Molecular basis of cell regulation and pathophysiology by epigenetic mechanisms)」です。</p>&#13; <p/>&#13; <p>PR TIMESからのプレスリリースは<a href="https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000137672.html" target="_blank" rel="noopener noreferrer">こちら</a></p>&#13; <p><br/>授賞式は、3月6日(木)に株式会社医学書院(東京都文京区本郷)にて開催され、認定証が授与されました。</p>&#13; <p><img src="/whatsnew/seimei-sentankenkyu/DSC07075.JPG/@@images/8e5932e6-4bc4-4d3e-a97a-af433acfb057.jpeg" title="DSC07075.JPG" alt="DSC07075.JPG" class="image-inline"/></p>&#13; <p>  受賞式での中尾教授(左)</p>&#13; <p><img src="/whatsnew/seimei-sentankenkyu/DSC07093.JPG/@@images/27d7a793-5370-4320-97ce-a665f01fe0c0.jpeg" title="DSC07093.JPG" alt="DSC07093.JPG" class="image-inline"/> <img src="/whatsnew/seimei-sentankenkyu/DSC07096.JPG/@@images/388e88e0-8371-492a-8dd1-e3c9907cfd5c.jpeg" title="DSC07096.JPG" alt="DSC07096.JPG" class="image-inline"/></p>&#13; <p/>&#13; <p><a href="http://www.imeg.kumamoto-u.ac.jp/">発生医学研究所のホームページ</a></p>]]> No publisher 研究 2025/03/14 11:53:00 GMT+9 ページ ニッケル酸ビスマスの圧力誘起電荷非晶質化を発見 —熱膨張問題を解決する新たな負熱膨張材料の開発に期待—_足彩胜负彩 /whatsnew/sizen/20250305 <![CDATA[<p><strong>(ポイント)</strong></p>&#13; <ul>&#13; <li>ペロブスカイト型酸化物ニッケル酸ビスマスの特異な温度圧力変化を解明。</li>&#13; <li>低温で加圧すると、<span>Bi<sup>3+</sup></span>と<span>Bi<sup>5+</sup></span>の秩序配列が消失し、非晶質化することを発見。</li>&#13; <li>温めると縮む、新しい負熱膨張材料の開発につながると期待。</li>&#13; </ul>&#13; <p style="text-align: justify;"><span/>【概要説明】 </p>&#13; <p>東京科学大学(<span>Science Tokyo</span>)<span>* </span>総合研究院の西久保匠特定助教(神奈川県立産業技術総合研究所常勤研究員)、東正樹教授、国立台湾大学の陳威廷(チェン?ウェイティン)研究員、英国エジンバラ大学の<span>J. Paul Attfield</span>(ポール?アットフィールド)教授らの研究グループは、<span>Bi<sup>3+</sup><sub>0.5</sub>Bi<sup>5+</sup><sub>0.5</sub>Ni<sup>2+</sup>O<sub>3</sub></span>という<strong>電荷分布</strong>(用語<span>1</span>)を持つ<strong>ペロブスカイト型</strong>(用語<span>2</span>)酸化物ニッケル酸ビスマス(<span>BiNiO<sub>3</sub></span>)を低温で加圧すると、電荷非晶質(電荷グラス。<span>Bi</span>イオンの並び方に秩序がなくなり、ランダムに存在する)状態になる、特異な温度圧力変化を示すことを明らかにしました。</p>&#13; <p>ペロブスカイト酸化物は強誘電性や圧電性などの多彩な機能を持つことが注目されています。その一種である<span>BiNiO<sub>3</sub></span>は、高温?高圧環境で相転移し、<strong>負熱膨張</strong>(用語<span>3</span>)をすることが知られており、低温?高圧環境でも新たな電子相が出現すると予想されていました。</p>&#13; <p>本研究では、BiNiO<sub>3</sub>を<span>250 K</span>以下の低温で圧縮すると、Bi<sup>3+</sup>と<span>Bi<sup>5+</sup></span>の<strong>秩序配列</strong>(用語<span>4</span>)が消失して電荷グラス状態になり、さらにこの電荷グラス相を昇温すると負熱膨張することが明らかになりました。BiNiO<sub>3</sub>の<span>Ni</span>を一部<span>Fe</span>で置換した<span>BiNi<sub>1-<em>x</em></sub>Fe<em><sub>x</sub></em>O<sub>3</sub></span>は負熱膨張材料として活用されています。今回の電荷グラス相でも同じような負熱膨張が確認されたことから、新しい負熱膨張材料の開発が期待されます。</p>&#13; <p>本研究には、東京科学大学 総合研究院の酒井雄樹特定助教(神奈川県立産業技術総合研究所常勤研究員、現総合科学研究機構)、<span>Hena DAS</span>(ヘナ?ダス)特任准教授(神奈川県立産業技術総合研究所常勤研究員)、福田真幸大学院生(現産業技術総合研究所研究員)、潘昭(パン?ザオ)研究員(現中国科技院 物理研究所准教授)、広島大学の石松直樹助教(現愛媛大学教授)、高輝度光科学研究センターの水牧仁一朗主幹研究員(現熊本大学教授)、河村直己主幹研究員、河口沙織主幹研究員、京都大学 化学研究所の<span>Smirnova OLGA</span>研究員、島川祐一教授、髙野幹夫名誉教授(現生産開発科学研究所理事長)、量子科学技術研究開発機構の綿貫徹放射光科学研究センター長、町田晃彦上席研究員、東京大学 物性研究所の高城重宏大学院生(当時)、上床美也教授(現総合科学研究機構、東京大学名誉教授、東京都市大学客員教授、東北大学特任教授)、英国ラザフォードアップルトン研究所のMathew G. Tucker博士が参加しました。</p>&#13; <p>本研究成果は、<span>3</span>月<span>5</span>日付の「<em><span>Nature Communications</span></em>」に掲載されます。</p>&#13; <p>【今後の展開】</p>&#13; <p>結晶構造解析から、<span>BiNiO<sub>3</sub></span>の電荷グラス相は強誘電性を持っていることが示唆されており、<span>Ni</span>の持つ磁性との相関の解明に興味が持たれます。また、<span>BiNiO<sub>3</sub></span>同様に<span>Bi<sup>3+</sup></span>と<span>Bi<sup>5+</sup></span>または<span>Pb<sup>2+</sup></span>と<span>Pb<sup>4+</sup></span>を両方含む類似の化合物の高圧高温/高圧低温環境での振る舞いも明らかにしていきたいと思います。</p>&#13; <p><strong>(論文情報)</strong></p>&#13; <p>掲載誌:<em><span>Nature Communications</span></em></p>&#13; <p>論文タイトル:<span>Pressure-Induced Charge Amorphisation in BiNiO</span><sub><span>3</span></sub></p>&#13; <p>著者:<span> Wei-tin Chen, Takumi Nishikubo, Yuki Sakai, Hena Das, Masayuki Fukuda, Zhao Pan, Naoki Ishimatsu, Masaichiro Mizumaki, Naomi Kawamura, Saori I. Kawaguchi, Olga Smirnova, Mathew G. Tucker, Tetsu Watanuki, Akihiko Machida,<sup> </sup>ShigehiroTakajo, Yoshiya Uwatoko, Yuichi Shimakawa, Mikio Takano, Masaki Azuma</span>* and J. Paul Attfield*<sup/></p>&#13; <p>DOI:<span>10.1038/s41467-025-57247-1</span></p>&#13; <p>詳細:<a href="/daigakujouhou/kouhou/pressrelease/2024-file-1/release250305.pdf">プレスリリース</a></p>&#13; <p/>&#13; <p><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/icon.png/@@images/39207fe2-5580-4840-9714-48e1fc6172fc.png" title="icon.png" alt="icon.png" class="image-inline"/>????  <img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/sdg_icon_09_ja_2.png/@@images/18ac5cdf-a729-4a68-b05f-2defc6e8fbe3.png" title="sdg_icon_09_ja_2.png" width="133" alt="sdg_icon_09_ja_2.png" height="127" class="image-inline"/></p>&#13; <p><a href="/daigakujouhou/katudou/SDGs/index"><熊本大学SDGs宣言></a></p>&#13; <address><strong> お問い合わせ </strong> <br/>熊本大学 総務部総務課広報戦略室<br/>電話:096-342-3271<br/>E-mail:sos-koho※jimu.kumamoto-u.ac.jp&#13; <p>(※を@に置き換えてください)</p>&#13; </address>]]> No publisher 研究 2025/03/06 09:35:00 GMT+9 ページ 体の動きをコントロールする新しい脳回路を発見-複雑な脳パズルの未知のモジュール-_足彩胜负彩 /whatsnew/seimei-sentankenkyu/20250227-2 <![CDATA[<p>【ポイント】</p>&#13; <ul>&#13; <li>体を動かす大脳皮質<sup>※ 1</sup>の機能は、異なる種類の細胞集団で構成され独立して機能する複数のモジュール<sup>※ 2</sup>から成り立つことを発見しました。</li>&#13; <li>モジュールは運動の計画?実行?知覚を担う異なる領域に分かれて存在し、運動を練習すると特定のモジュールが領域を越えて拡張しました。</li>&#13; <li>複数のモジュールがどう機能を補い合うのか研究を進めると、脳損傷後の新しい効果的なリハビリ法の開発にもつながり得る重要な成果です。</li>&#13; </ul>&#13; <ul>【概要説明】</ul>&#13; <p> 熊本大学?国際先端医学研究機構(IRCMS)の田村啓太客員准教授、水野秀信特任准教授は、スイス?ローザンヌ連邦工科大学(EPFL)及びイギリス?ケンブリッジ大学との国際共同研究により、今まで予想されていなかった大脳皮質の機能単位を発見しました。脳の大脳皮質には、異なる体の部位の動きや知覚を担当する皮質領域が地図のように分布していますが、体の一つの部位を担当する領域は広く、また様々な細胞で構成された複雑な構造をしているため、これらの異なる細胞群がどのように体の動きをコントロールするのか分かっていませんでした。そこで本研究グループは、マウスの大脳皮質において特定の神経細胞<sup>※3</sup>を選択的に光活性化<sup>※4</sup>する方法を用い、異なる種類の細胞がどのように体の動きをコントロールするのかを研究しました。そして、食べ物の取り込みという動物の生存に最も重要な役割を果たす体の部位、口に着目して解析しました。その結果、異なる種類の神経細胞は、大脳皮質の異なる領域にモジュールを形成し、口の運動をコントロールしていることを発見しました。さらに、口の運動を訓練すると、特定のモジュールが領域を飛び越えて広がるという変化を示しました。これらの結果は大脳皮質が運動をコントロールし技術を学習する機能は、異なる種類の細胞で構成され異なる皮質領域に分かれて存在する複数の機能モジュールの協力によって成り立つことを示しています。これは、従来考えられてきた大脳皮質の機能単位は層状に積み重なった細胞群で成り立っているというモデルに修正を迫るものです。さらに研究を進めることで、細胞種特異的な機能モジュール同士がどのように相互作用するのか、どのように機能を補い合うかを明らかにすることができ、例えば損傷により皮質の機能が部分的に失われた際により効果的に機能を回復する治療法やリハビリ法の開発にもつながる可能性も期待できます。このように本研究は脳機能の成り立ちに新しい理解を与えるだけでなく、将来の発展可能性も大きい、大変重要な研究成果です。<br/> 本研究成果は、米国東部標準時間2月26日午前11:00(日本時間:2月27日午前1時)に、科学誌「Current Biology」に掲載されました。<br/>なお、この研究の実験は、田村啓太博士(ケンブリッジ大学助教授、熊本大学客員准教授、元EPFL研究員)、ポル?ベック氏(EPFL大学院生)、カール?ピーターセン博士(EPFL教授)、水野秀信博士(熊本大学特任准教授、元EPFL客員教授)らがEPFLにおいて行いました。<br/> また、この研究は、スイス国立科学財団、欧州委員会、日本学術振興会、光科学技術研究振興財団、金原一郎記念医学医療振興財団、ブレインサイエンス振興財団及び王立協会の支援を受けて実施しました。</p>&#13; <p/>&#13; <p>【展開】</p>&#13; <p> 今回の成果は、従来考えられてきたような、皮質機能の単位は層状に積み重なった細胞の集団で成り立っているという垂直モデルに修正を迫るものです。今回発見された細胞種選択的な機能モジュールは皮質の広い範囲に分かれて分布しており、皮質機能は垂直方向だけではなく、水平方向にも広がったモジュールで成り立っていることを示唆しています。また、これらの水平に分布した機能モジュールの協力によって、様々な運動とその上達がコントロールされていると考えられます。</p>&#13; <p> この研究を発展させることで、機能モジュール間がどのように協力し機能するのか、あるモジュールの機能が失われた際に残ったモジュール間でどのように機能を補い合うのかを明らかにすることができます。その結果、脳出血や外傷による脳損傷が起こった際に脳がどのように機能を回復し得るか、どうやって機能の回復を促進し得るかという問題に機能モジュールの変化という観点で理解を進めることができると考えられます。また、将来的には、効果的なリハビリテーションの開発などにも発展することが期待できます。</p>&#13; <p/>&#13; <p style="text-align: justify;">【用語解説】</p>&#13; <p style="text-align: justify;">※1大脳皮質:ヒトの脳で最も進化?発達した部分で、最も高度な情報処理を行っていると考えられている。多様な神経細胞が層状に集まった構造をしている。皮質の部位ごとに異なる機能を担うことが分かっているが、ある皮質機能がどのように成り立っているのかの理解は進んでおらず、それを明らかにすることが現代の脳研究の中心的な問題である。<br/>※2モジュール:全体の中の独立した構成単位を意味する。<br/>※3神経細胞:脳の中で情報のやり取りをおこなう中心的な細胞。形状や <br/>活動特性の異なる非常に多くの種類の神経細胞が存在することが分かっているが、それらがどのように相互作用し機能を生み出すかが脳研究の重要な問題となっている。<br/>※4光活性化:光に反応するプランクトンからとった遺伝子を哺乳類の神経細胞に入れることで、光を照射すると神経細胞を活動させることができるようになる。遺伝子を用いるため、特定の神経細胞だけを活性化し、その機能を調べることが可能である。</p>&#13; <p style="text-align: justify;">?<br/>【論文情報】</p>&#13; <ul>&#13; <li>論文名:Cell class-specific orofacial motor maps in mouse neocortex</li>&#13; <li>著 者:Keita Tamura, Pol Bech, Hidenobu Mizuno, Léa Veaute, Sylvain Crochet, Carl C.H. Petersen</li>&#13; <li>掲載誌:Current Biology in press.</li>&#13; <li>DOI?? :<a href="https://doi.org/10.1016/j.cub.2025.01.056">10.1016/j.cub.2025.01.056 </a></li>&#13; <li>URL?? :<a href="https://doi.org/10.1016/j.cub.2025.01.056">https://doi.org/10.1016/j.cub.2025.01.056</a></li>&#13; </ul>&#13; <p>【詳細】 <a href="/daigakujouhou/kouhou/pressrelease/2024-file-1/release250227-2.pdf" target="_blank" rel="noopener noreferrer">プレスリリース</a>(PDF292KB)</p>&#13; <p/>&#13; <p>?</p>&#13; <p><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/icon.png/@@images/39207fe2-5580-4840-9714-48e1fc6172fc.png" title="icon.png" alt="icon.png" class="image-inline"/> <img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/sdg_icon_03_ja_2.png/@@images/9ffb7138-bfaf-4665-a923-62edf9423d6d.png" title="sdg_icon_03_ja_2.png" width="142" alt="sdg_icon_03_ja_2.png" height="134" class="image-inline"/>??</p>&#13; <p><a href="/daigakujouhou/katudou/SDGs/index"><熊本大学SDGs宣言></a></p>&#13; <address>&#13; <p><strong> お問い合わせ</strong></p>&#13; <p>熊本大学国際先端医学研究機構(IRCMS)<br/>担当:客員准教授 田村啓太<br/>??? 特任准教授 水野秀信<br/>e-mail:kt532※cam.ac.uk<br/>??? hmizuno※kumamoto-u.ac.jp<br/> (※を@に置き換えてください)</p>&#13; </address>]]> No publisher 研究 2025/02/27 15:00:00 GMT+9 ページ Reprimoタンパク質が細胞外から細胞死を誘導する新規経路を発見 副作用の少ない新薬開発に期待_足彩胜负彩 /whatsnew/seimei-sentankenkyu/20250227 <![CDATA[<p>【ポイント】</p>&#13; <ul>&#13; <li>これまでにReprimoはがん抑制的に働いていると考えられてきましたが、その分子メカニズムは不明でした。</li>&#13; <li>Reprimoタンパク質は細胞内から細胞外へ分泌されてがん細胞の細胞死を誘導することを発見しました。</li>&#13; <li>細胞外へ分泌されたReprimoタンパク質が細胞膜表面上の受容体に結合すると、Hippo経路を介して細胞死が引き起こされる分子メカニズムを明らかにしました。</li>&#13; <li>今後の研究を進めることで、Reprimoタンパク質自体が抗がん剤に応用できる可能性や、明らかになった分子的なシグナル伝達経路を標的にした新規の抗がん剤の開発が期待できます。</li>&#13; <li>本研究成果は2025年2月6日に米国科学アカデミー紀要(Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America:PNAS)に掲載されました。</li>&#13; </ul>&#13; <ul>【概要説明】</ul>&#13; <p> 国立研究開発法人国立がん研究センター(東京都中央区、理事長:中釜 斉)研究所(所長:間野 博行)の基礎腫瘍学ユニットの大木 理恵子独立ユニット長率いる研究チームは、新しい細胞死誘導に関わるReprimoタンパク質の機能を明らかにしました。p53遺伝子<sup>注1</sup>は最も有名で重要ながん抑制遺伝子で、様々な遺伝子の制御に関わることが知られていますが、p53機能の全貌はいまだに解明されていません。<br/> 2000年に大木 理恵子独立ユニット長はp53遺伝子の制御を受けてがん抑制に関わるラテン語で「抑制」の意味のReprimo遺伝子(遺伝子シンボル:RPRM)を発見しましたが、これまでReprimoの分子機能は明らかになっていませんでした。<br/>今回、特任研究員の滝川 雅大博士ら(現 東京理科大学 創域理工学部 生命生物科学科 助教)が、Reprimoタンパク質は細胞内から細胞外へと分泌され、Reprimoタンパク質を受け取ったがん細胞はアポトーシスと呼ばれる細胞死を起こすことを世界で初めて明らかにしました。正常な細胞ではがん抑制遺伝子p53遺伝子とReprimoが正常に働くことで細胞のがん化を抑制し、これらの機能を失うことでがん化が進行すると考えられます。また、Reprimoによる細胞死が起きた細胞内では、シグナル伝達経路として、カドヘリン様タンパク質受容体<sup>注2</sup>、Hippo経路<sup>注3</sup>、p73が必要であることも明らかになりました。<br/> この発見により、Reprimoやその関連経路を標的とした新しい抗がん治療の開発が期待されます。今回の成果は、今後のがん治療研究に新たな道を開くものであり、これらの経路を標的にした抗がん剤の開発や、Reprimoタンパク質自体をがんの治療に応用することが期待されます。</p>&#13; <p/>&#13; <p>【展開】</p>&#13; <p> 研究チームは、Reprimoタンパク質がこれまでに試したすべてのがん細胞に細胞死を引き起こす一方で、実験を行った範囲では正常細胞には影響を与えないことを発見しました。この成果は、Reprimoタンパク質自体やその機能を応用した抗がん剤が、副作用を抑えながら高い治療効果を発揮する新しい治療薬の開発に繋がる可能性を示しています。<br/> 今回、私たちは世界で初めてReprimoタンパク質の機能を解明しました。今後は、細胞やマウス実験で証明された細胞死やがん抑制がヒトで応用可能であるか、臨床応用に向けてはさらなる検証が必要です。</p>&#13; <p/>&#13; <p style="text-align: justify;">【用語解説】</p>&#13; <p style="text-align: justify;">注1:p53遺伝子<br/>がんにおいて、最も高頻度に変異が発見される遺伝子であり、がん抑制遺伝子として知られている。主に転写制御を行い、標的遺伝子の活性化を行うが、がんではその機能は失われていると考えられている。</p>&#13; <p style="text-align: justify;">注2:カドヘリン様タンパク質<br/>細胞間接着に関わり、細胞外領域にカドヘリン様ドメインを持つタンパク質群。一部のカドヘリン様タンパク質はショウジョウバエでは細胞の極性に影響を与えることが分かっているが、詳細な機能は分かっていないことが多い。</p>&#13; <p style="text-align: justify;">注3:Hippo-YAP/TAZ経路<br/>ショウジョウバエ、マウス、ヒトで保存されたシグナル伝達経路。器官の大きさを制御するための細胞増殖に関わることが知られているが、反対に細胞死にも関わることが明らかになっている。転写共役因子であるYAP/TAZのリン酸化状態がこの経路によって制御され、さまざまな標的遺伝子の発現が変化する。</p>&#13; <p style="text-align: justify;">?<br/>【論文情報】</p>&#13; <ul>&#13; <li>雑誌名: Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America</li>&#13; <li>タイトル: Extrinsic induction of apoptosis and tumor suppression via the p53-Reprimo-Hippo-YAP/TAZ-p73 pathway</li>&#13; <li>著者: Masahiro Takikawa, Airi Nakano, Jayaraman Krishnaraj, Yuko Tabata, Yuzo Watanabe, Atsushi Okabe, Yukiko Sakaguchi, Ryoji Fujiki, Ami Mochizuki, Tomoko Tajima, Akane Sada, Shu Matsushita, Yuichi Wakabayashi, Kimi Araki, Atsushi Kaneda, Fuyuki Ishikawa, Mahito Sadaie, and Rieko Ohki<br/>DOI: <a href="https://www.pnas.org/doi/10.1073/pnas.2413126122">10.1073/pnas.2413126122</a></li>&#13; <li>掲載日: 2025年2月6日</li>&#13; <li>URL: <a href="https://www.pnas.org/doi/10.1073/pnas.2413126122">https://www.pnas.org/doi/10.1073/pnas.2413126122</a></li>&#13; </ul>&#13; <p>【研究費】</p>&#13; <p>研究費名(支援先):日本学術振興会<br/>研究事業名:科学研究費 若手研究<br/>研究課題名:p53PAD7傍分泌とHippoシグナル経路によるがん抑制機構の解明<br/>研究代表者名:滝川 雅大</p>&#13; <p>研究費名(支援先):日本学術振興会<br/>研究事業名:科学研究費 若手研究<br/>研究課題名:分泌性タンパク質p53PAD7によるアポトーシス誘導メカニズムの解明<br/>研究代表者名:滝川 雅大</p>&#13; <p>研究費名(支援先): 国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)<br/>研究事業名:次世代がん<br/>研究課題名:希少がんである神経内分泌腫瘍の代謝特性の解明と新規治療標的同定<br/>研究代表者名:大木 理恵子</p>&#13; <p>研究費名(支援先):日本学術振興会<br/>研究事業名:科学研究費 基盤B<br/>研究課題名:がん抑制遺伝子PHLDA3による臓器を超えた神経内分泌腫瘍抑制メカニズムの解明<br/>研究代表者名:大木 理恵子</p>&#13; <p>研究費名(支援先):日本学術振興会<br/>研究事業名:科学研究費 挑戦的研究(萌芽)<br/>研究課題名:食事療法を用いた副作用のない非機能性の膵臓神経内分泌腫瘍の予防法?治療法の開発<br/>研究代表者名:大木 理恵子</p>&#13; <p>研究費名(支援先):日本学術振興会<br/>研究事業名:科学研究費 基盤C<br/>研究課題名:肝臓におけるタンパク質フコシル化異常による疾患発症機構の解明<br/>研究代表者名:田端 祐子</p>&#13; <p>研究費名(支援先):日本学術振興会<br/>研究事業名:特別研究員奨励費<br/>研究課題名:p53-PAD7を介した分化方向性および肝がん制御機構の解明<br/>研究代表者名:中野 愛里</p>&#13; <p>研究費名(支援先):長崎大学卓越大学院プログラム<br/>研究事業名:世界を動かすグローバルヘルス人材育成プログラム<br/>研究課題名:Analysis of the role of p53-PAD7-YAP/TAZ pathway in deciding cell fate and oncogenesis of hepatocarcinoma<br/>研究代表者名:中野 愛里</p>&#13; <p>研究費名(支援先):科学研究費補助金<br/>研究事業名:新学術領域研究(研究領域提案型)<br/>研究課題名:学術研究支援基盤形成 先端モデル動物支援プラットフォーム<br/>研究代表者名:今井 浩三、井上 純一郎 (研究分担者:<span style="text-decoration: underline;"><strong>荒木 喜美(熊本大学生命資源研究?支援センター)</strong></span>)</p>&#13; <p/>&#13; <p>【詳細】 <a href="/daigakujouhou/kouhou/pressrelease/2024-file-1/release250227.pdf">プレスリリース</a>(PDF1,526KB)</p>&#13; <p/>&#13; <p>?</p>&#13; <p><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/icon.png/@@images/39207fe2-5580-4840-9714-48e1fc6172fc.png" title="icon.png" alt="icon.png" class="image-inline"/> <img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/sdg_icon_03_ja_2.png/@@images/9ffb7138-bfaf-4665-a923-62edf9423d6d.png" title="sdg_icon_03_ja_2.png" width="142" alt="sdg_icon_03_ja_2.png" height="134" class="image-inline"/>??</p>&#13; <p><a href="/daigakujouhou/katudou/SDGs/index"><熊本大学SDGs宣言></a></p>&#13; <address>&#13; <p><strong> お問い合わせ</strong></p>&#13; <p>熊本大学総務部総務課広報戦略室<br/>電話:096-342-3269<br/>e-mail:sos-koho※jimu.kumamoto-u.ac.jp<br/> (※を@に置き換えてください)</p>&#13; </address>]]> No publisher 研究 2025/02/27 14:00:00 GMT+9 ページ ミトコンドリアにおけるタンパク質合成異常による新たな貧血のメカニズム発見_足彩胜负彩 /whatsnew/seimei-sentankenkyu/20250218 <![CDATA[<p>【ポイント】</p>&#13; <ul>&#13; <li>ミトコンドリアにおけるタンパク質合成が抑制されると、胎児期に致死的な貧血が起こることがわかりました。</li>&#13; <li>本研究により、ミトコンドリアにおけるタンパク質合成には細胞内の鉄分布を正常に維持する新たな役割があることがわかりました。</li>&#13; <li>今回得られた知見は、貧血をはじめとする鉄の関与する疾患の理解とこれらに対する新規治療法の開発につながると考えられます。</li>&#13; </ul>&#13; <ul>【概要説明】</ul>&#13; <p> 細胞内のタンパク質はその大部分は細胞質で合成されますが、ごく一部のタンパク質はエネルギー産生等を司る細胞内小器官であるミトコンドリアにおいても合成されます。このミトコンドリアでのタンパク質合成は主にエネルギー産生に関与していると考えられてきました。<br/>今回、熊本大学国際先端医学研究機構(IRCMS)の森嶋達也特任講師(<a href="https://ircms.kumamoto-u.ac.jp/members/jrpi/">IRCMS若楠研究者</a>)、滝澤仁教授らの研究グループは、東北大学、分子生物学研究所(ドイツ)などとの共同研究で、ミトコンドリアにおけるタンパク質合成を司る酵素であるミトコンドリアtRNA修飾※1酵素MTO1の欠失マウスを用いた研究により、ミトコンドリアでのタンパク質合成が阻害されると細胞内の鉄の分布異常が起こり、結果として胎児期に致死的な貧血を引き起こすことを発見しました。本研究成果は、貧血をはじめとする鉄が関与する疾患の理解とこれらに対する新規治療法の開発につながることが期待されます。<br/>本研究成果は、令和7年2月21日に学術雑誌「Science Advances」に掲載されました。<br/><br/>※本研究成果は、日本学術振興会外国人研究者招聘事業(外国人特別研究員、18F18408)、科学研究費助成事業(18K16124、22K19548)、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)創発的研究支援事業(JPMJFR200O)、公益財団法人先進医薬研究振興財団、公益財団法人東京生化学研究会(現:公益財団法人中外創薬科学財団)、一般財団法人化学及血清療法研究所、公益財団法人持田記念医学薬学振興財団、一般社団法人日本血液学会、熊本大学健康長寿代謝制御研究センター、Joachim Herz Stiftung、Deutsche Forschungsgemeinschaft (DFG)の支援により得られたものです。</p>&#13; <p/>&#13; <p>【展開】</p>&#13; <p>今後は出生後にMto1遺伝子を欠失させる新たなマウスモデルを作製し、成体の血液産生におけるミトコンドリアタンパク質合成を詳細に解析する予定です。鉄は生体にとって必須の金属である一方、過剰になると毒性を示します。本研究は貧血をはじめとする鉄関連疾患の病態に、ミトコンドリアにおけるタンパク質合成の異常が関与している可能性を示唆しており、これらの疾患の理解を深めるととともに、新たな治療法につながることが期待されます。</p>&#13; <p/>&#13; <p style="text-align: justify;">【用語解説】</p>&#13; <p style="text-align: justify;">※1RNA修飾:DNAから転写された後、RNA上にメチル基やアセチル基とい った様々な”飾り”となる分子が付加されることによりRNAの構造や機能が変化します。足彩胜负彩ワクチンの実用化に貢献したとして2023年のノーベル生理学?医学賞がRNA修飾の研究に授与されました。</p>&#13; <p style="text-align: justify;">?<br/>【論文情報】</p>&#13; <ul>&#13; <li>論文名:Mitochondrial translation regulates terminal erythroid differentiation by maintaining iron homeostasis</li>&#13; <li>著者:Tatsuya Morishima1,2?, Md. Fakruddin1,2?, Yohei Kanamori3, Takeshi Masuda4, Akiko Ogawa5, Yuxin Wang1, Vivien A. C. Schoonenberg6, Falk Butter6, Yuichiro Arima7,8, TakaakiAkaike9, Toshiro Moroishi3,8, Kazuhito Tomizawa10, Toshio Suda11,12, Fan-Yan Wei5, HitoshiTakizawa1,8*<br/>(?Equally contribution, *責任著者)</li>&#13; <li>所属:1熊本大学国際先端医学研究機構 幹細胞ストレス研究室、2熊本大学国際先端医学研究機構 造血幹細胞工学寄附講座、3熊本大学大学院生命科学研究部 分子薬理学講座、4熊本大学大学院生命科学研究部 微生物薬学分野、5東北大学加齢医学研究所 モドミクス医学分野、6Quantitative Proteomics, Institute of Molecular Biology, Mainz, Germany、7熊本大学国際先端医学研究機構 心臓発生研究室、8熊本大学 健康長寿代謝制御研究センター、9東北大学大学院医学研究科 環境医学分野、10熊本大学大学院生命科学研究部 分子生理学講座、11熊本大学国際先端医学研究機構 幹細胞制御研究室、12State Key Laboratory of Experimental Hematology, Institute of Hematology, Blood Diseases Hospital, Chinese Academy of Medical Sciences &amp; Peking Union Medical College, Tianjin, China</li>&#13; <li>掲載誌:Science Advances</li>&#13; <li>doi:<a href="https://www.science.org/doi/10.1126/sciadv.adu3011">10.1126/sciadv.adu3011</a></li>&#13; <li>URL:<a href="https://www.science.org/doi/10.1126/sciadv.adu3011">https://www.science.org/doi/10.1126/sciadv.adu3011</a></li>&#13; </ul>&#13; <p>【詳細】 <a href="/daigakujouhou/kouhou/pressrelease/2024-file-1/release250218web.pdf" target="_blank" rel="noopener noreferrer">プレスリリース</a>(PDF283KB)</p>&#13; <p/>&#13; <p>?</p>&#13; <p><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/icon.png/@@images/39207fe2-5580-4840-9714-48e1fc6172fc.png" title="icon.png" alt="icon.png" class="image-inline"/> <img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/sdg_icon_03_ja_2.png/@@images/9ffb7138-bfaf-4665-a923-62edf9423d6d.png" title="sdg_icon_03_ja_2.png" width="142" alt="sdg_icon_03_ja_2.png" height="134" class="image-inline"/>??</p>&#13; <p><a href="/daigakujouhou/katudou/SDGs/index"><熊本大学SDGs宣言></a></p>&#13; <address>&#13; <p><strong> お問い合わせ</strong></p>&#13; <p>熊本大学国際先端医学研究機構(IRCMS)<br/>担当:渡辺<br/>電話:096-373-6848<br/>e-mail:ircms※jimu.kumamoto-u.ac.jp<br/> (※を@に置き換えてください)</p>&#13; </address>]]> No publisher 研究 2025/02/25 12:25:00 GMT+9 ページ 周期時変システムの数理モデル化に関する基礎理論の構築_足彩胜负彩 /whatsnew/sizen/20250217 <![CDATA[<p><strong>(ポイント)</strong></p>&#13; <ul>&#13; <li>周期時変システムを高精度にモデル化する基礎理論を新たに構築した。</li>&#13; <li>既存の時不変系へのシステム同定論を拡張することで、より高精度な数理モデルを簡単に導出することが可能になった。</li>&#13; <li>自動運転システムなどのマルチレートセンサ系への展開が期待される。</li>&#13; </ul>&#13; <p style="text-align: justify;"><span/>【概要説明】 </p>&#13; <p>熊本大学大学院 先端科学研究部 岡島寛准教授らは、周期時変システムに対する高精度な数理モデル化に関する研究成果を発表しました。本研究では、周期時変システムの数理モデルを導出するシステム同定アルゴリズムを提案しています。時不変化手法の一つである「サイクリング」を利用することで、線形時不変系に対する既存のシステム同定法を適用し、さらにマルコフパラメータに関する性質を利用した座標変換によって周期時変システムのモデルパラメータを導出します。本研究成果は、「<span>IEEE ACCESS</span>」に<span>2025</span>年<span>1</span>月<span>30</span>日に掲載されました。</p>&#13; <p>【今後の展開】</p>&#13; <p> 背景で述べたように、マルチレートセンサ系では入出力の組を直接入手できないため、本研究の手法をそのようなシステムの数理モデル化に応用することも可能です。数理モデルが与えられていることを前提とした設計理論は数多く存在するため、数理モデルを高精度に求める本研究の成果は、工業分野や科学技術分野における技術力?研究力の向上に寄与することが期待されます。</p>&#13; <p><strong>(論文情報)</strong></p>&#13; <p>論文名:Cyclic Reformulation Based System Identification for Periodically Time-varying Systems<br/>著者:岡島寛,藤本悠介,奥宏史,近藤晴人<br/>掲載誌:IEEE ACCESS (オープンアクセス誌)<br/>URL:https://ieeexplore.ieee.org/document/10858707</p>&#13; <p>詳細:<a href="/daigakujouhou/kouhou/pressrelease/2024-file-1/release250217-1.pdf">プレスリリース</a></p>&#13; <p/>&#13; <p><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/icon.png/@@images/39207fe2-5580-4840-9714-48e1fc6172fc.png" title="icon.png" alt="icon.png" class="image-inline"/>????  <img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/sdg_icon_09_ja_2.png/@@images/18ac5cdf-a729-4a68-b05f-2defc6e8fbe3.png" title="sdg_icon_09_ja_2.png" width="133" alt="sdg_icon_09_ja_2.png" height="127" class="image-inline"/></p>&#13; <p><a href="/daigakujouhou/katudou/SDGs/index"><熊本大学SDGs宣言></a></p>&#13; <address><strong> お問い合わせ </strong> <br/>熊本大学 総務部総務課広報戦略室<br/>電話:096-342-3271<br/>E-mail:sos-koho※jimu.kumamoto-u.ac.jp&#13; <p>(※を@に置き換えてください)</p>&#13; </address>]]> No publisher 研究 2025/02/17 02:10:00 GMT+9 ページ 糖尿病の新たな治療標的Betageninを発見~膵β細胞の増殖を促進する革新的な糖尿病治療薬の開発に期待~_足彩胜负彩 /whatsnew/seimei/20250214 <![CDATA[<p>【ポイント】</p>&#13; <ul>&#13; <li>?インスリン分泌を促進する消化管由来因子としてBetageninを同定し、このBetageninは膵β細胞の増殖およびアポトーシス<sup>注1)</sup>抑制作用も併せ持つことを明らかにした。</li>&#13; <li>細胞外に分泌されるアミノ酸配列に基づくBetageninペプチド<sup>注2)</sup>の合成に成功し、 このBetageninペプチドは薬剤誘導性の糖尿病モデルマウスの病態を改善した。</li>&#13; <li>マウスにBetageninを強制発現させると、糖尿病が改善し、膵β細胞量が回復した。</li>&#13; <li>?Betagninを標的とした創薬研究の発展により、新しい糖尿病治療薬の開発が期待できる。</li>&#13; </ul>&#13; <p><br/><br/></p>&#13; <p/>&#13; <p/>&#13; <p>【研究の概要】</p>&#13; <p> 埼玉医科大学医学部中央研究施設の豊島秀男客員准教授、横尾友隆准教授、筑波大学医学医療系の島野仁教授、順天堂大学大学院医学研究科難病の診断と治療研究センターの岡﨑康司センター長、大阪大学大学院生命機能研究科の髙島成二教授らの共同研究グループは、消化管から分泌される生活習慣病に関連する液性因子を広く探索し、糖尿病治療の新たな候補分子としてインスリン分泌促進と膵β細胞<sup>注3)</sup>増殖促進の二つの作用を併せ持つ消化管由来ペプチドBetagenin(ベータジェニン)を発見しました。Betageninは動物モデルで糖尿病を改善する効果があり、その作用機序を詳細に解析すると重要なことに、糖尿病によって減少した膵β細胞を再生することが明らかとなり、長期的な血糖コントロールを改善する画期的な治療法につながる可能性があります。<br/>??? 本研究成果は、Journal of Biological Chemistryのオンライン版に2025年1月16日(木)付で公開されました。<br/><br/><br/><br/></p>&#13; <p/>&#13; <p>【今後の展開】</p>&#13; <p> 本研究により、Betageninを標的とする膵β細胞の減少を食い止め、再生と増殖を促しインスリン分泌を増強するという従来とは異なる新しい作用機序の糖尿病治療薬が開発される可能性があります。また、膵β細胞を直接増やす作用機序から、1型糖尿病のみならず2型糖尿病に対する改善効果も大いに期待出来ます。さらに、Betageninは膵島や膵臓の再生医療にも応用できる可能性も秘めていると考えられます。<br/> 以上のことから、今回、我々が発見したBetageninは、糖尿病研究に様々な波及効果をもたらし、新たな治療薬の開発、治療戦略の構築につながると期待されます。</p>&#13; <p/>&#13; <p><br/><br/></p>&#13; <p>【論文情報】</p>&#13; <p>論文名:Betagenin ameliorates diabetes by inducing insulin secretion and β-cell proliferation<br/>(Betageninはインスリン分泌と膵臓β細胞増殖を誘導して糖尿病を改善する)<br/>著者名:Tomotaka Yokoo; Kazuhisa Watanabe; Kaoruko Iida; Yutaka Nakachi; Hiroaki Suzuki; Hitoshi Shimano; Seiji Takashima; Yasushi Okazaki; Nobuhiro Yamada; Hideo Toyoshima<br/>横尾友隆(埼玉医科大学)、渡邉和寿(筑波大学、自治医科大学、現 東京家政大学)、飯田薫子(筑波大学、現 お茶の水女子大学)、仲地ゆたか(埼玉医科大学、現 熊本大学)、鈴木浩明(筑波大学、現 実践女子大学)、島野仁(筑波大学)、高島成二(大阪大学)、岡﨑康司(埼玉医科大学、現 順天堂大学)、山田信博(筑波大学)、豊島秀男(埼玉医科大学)<br/>雑 誌:Journal of Biological Chemistry<br/>DOI:<a href="https://doi.org/10.1016/j.jbc.2025.108202">10.1016/j.jbc.2025.108202(https://doi.org/10.1016/j.jbc.2025.108202)</a><br/>公開日:2025年1月16日(オンライン先行公開)</p>&#13; <p/>&#13; <p><br/><br/></p>&#13; <p>【用語解説】</p>&#13; <p>注1)アポトーシス<br/>細胞が構成している組織をより良い状態に保つためのプログラム細胞死のこと。</p>&#13; <p>注2)ペプチド<br/>2つ以上のアミノ酸がペプチド結合でつながったもので、ホルモンや酵素など生理作用をもつものが知られている。</p>&#13; <p>注3)膵β細胞<br/>膵臓ランゲルハンス島にあり、インスリンを合成?分泌する細胞のこと。</p>&#13; <p><br/><br/></p>&#13; <p>【詳細】 <a href="/daigakujouhou/kouhou/pressrelease/2024-file-1/release250214.pdf" target="_blank" rel="noopener noreferrer">プレスリリース</a>(PDF1,471KB)</p>&#13; <p/>&#13; <p><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/icon.png/@@images/39207fe2-5580-4840-9714-48e1fc6172fc.png" title="icon.png" alt="icon.png" class="image-inline"/> <img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/sdg_icon_03_ja_2.png/@@images/9ffb7138-bfaf-4665-a923-62edf9423d6d.png" title="sdg_icon_03_ja_2.png" alt="sdg_icon_03_ja_2.png" class="image-inline"/></p>&#13; <p><a href="/daigakujouhou/katudou/SDGs/index"><熊本大学SDGs宣言></a></p>&#13; <p/>&#13; <address>&#13; <p><strong> お問い合わせ</strong></p>&#13; <p>熊本大学総務部総務課広報戦略室<br/>電話:096-342-3269<br/>e-mail:sos-koho※jimu.kumamoto-u.ac.jp</p>&#13; <p>(※を@に置き換えてください)</p>&#13; </address>]]> No publisher 研究 2025/02/14 14:00:00 GMT+9 ページ 体の左右非対称性の始まりとなる細胞の動きを発見_足彩胜负彩 /whatsnew/seimei-sentankenkyu/20250213-2 <![CDATA[<p>【ポイント】</p>&#13; <ul>&#13; <li>内臓の配置によって示される体の左右非対称性がいつ?どのように決定されるのか?という問いは、いまだ完全に解明されていません。</li>&#13; <li>孵卵直後のニワトリ胚を解析した結果、細胞の動きに左右差があったことから、体の左右非対称性はこれまで考えられていたよりも早い時期から存在することを発見しました。</li>&#13; <li>本研究の成果は、体の左右非対称性の起源に迫るとともに、非対称性の不具合によって起きるヒトの病気の新たな発症メカニズムの解明につながることが期待されます。</li>&#13; </ul>&#13; <ul>【概要説明】</ul>&#13; <p> 多くの生物は、左右対称な外見と非対称な内臓という複雑な構造の体を持ちます。体の左右対称性は胚の正中線構造物の形成によって始まりますが、非対称性の起源については明確な答えが出ていません。<br/> 熊本大学国際先端医学研究機構の淺井理恵子特任講師らの研究グループは、ヒトと同じ羊膜類<sup>*1</sup>の一種であるニワトリ胚を顕微鏡下で培養?ライブイメージングを行い、さらにPIV<sup>*2</sup>とよばれる流体力学に基づく計測法で細胞の動きを解析しました。結果、原始線条と呼ばれる正中線構造物が形成される時期の細胞の動きには顕著な左右差があったことから、これまで想定されていたよりも早い時期から体の左右非対称性は存在することが明らかになりました。<br/>細胞の動きは、臓器形成だけではなく免疫応答やガン転移など生命の恒常性の維持にも重要な役割を担っており、その破綻は重篤な病気の一因になります。本研究で明らかになった左右非対称的な細胞の動きは、動物の体はどのように作られるのか?という根源的な問いに迫るとともに、病気の新たな発症メカニズムの解明につながることが期待されます。<br/>? 本研究成果は、令和7年2月3日に「米国科学アカデミー紀要(PNAS)に掲載されました。</p>&#13; <p/>&#13; <p style="text-align: justify;">【用語解説】</p>&#13; <p style="text-align: justify;">*1羊膜類:胚発生の過程で羊膜を持つ生物。ヒト、マウス、ニワトリなど。<br/>*2PIV:Particle Image Velocimetry の略。流体を可視化?計測するために開発された技術であり、水の流れや自動車の走行時に生じる気流を計測する場面などで用いられる。</p>&#13; <p style="text-align: justify;">?<br/>【論文情報】</p>&#13; <ul>&#13; <li>論文名:Bilateral cellular flows display asymmetry prior to left-right organizer formation in amniote gastrulation</li>&#13; <li>著者:Rieko Asai, Shubham, Sinha, Vivek N Prakash, Takashi Mikawa</li>&#13; <li>掲載誌:Proceedings of the National Academy of Sciences (PNAS)</li>&#13; <li>doi:<a href="https://www.pnas.org/doi/10.1073/pnas.2414860122">https://doi.org/10.1073/pnas.2414860122</a></li>&#13; <li>URL:<a href="https://www.pnas.org/doi/10.1073/pnas.2414860122">https://www.pnas.org/doi/10.1073/pnas.2414860122</a></li>&#13; </ul>&#13; <p>【詳細】 <a href="/daigakujouhou/kouhou/pressrelease/2024-file-1/release250213-2.pdf" target="_blank" rel="noopener noreferrer">プレスリリース</a>(PDF355KB)</p>&#13; <p/>&#13; <p>?</p>&#13; <p><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/icon.png/@@images/39207fe2-5580-4840-9714-48e1fc6172fc.png" title="icon.png" alt="icon.png" class="image-inline"/> <img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/sdg_icon_03_ja_2.png/@@images/9ffb7138-bfaf-4665-a923-62edf9423d6d.png" title="sdg_icon_03_ja_2.png" width="142" alt="sdg_icon_03_ja_2.png" height="134" class="image-inline"/>??</p>&#13; <p><a href="/daigakujouhou/katudou/SDGs/index"><熊本大学SDGs宣言></a></p>&#13; <address>&#13; <p><strong> お問い合わせ</strong></p>&#13; <p>熊本大学国際先端医学研究機構<br/>担当:淺井理恵子(特任講師)<br/>電話:096-373-6846<br/>e-mail:rasai※kumamoto-u.ac.jp<br/> (※を@に置き換えてください)</p>&#13; </address>]]> No publisher 研究 2025/02/13 13:00:00 GMT+9 ページ 精子膜タンパク質の酸化が体外受精における受精率低下に関与する_足彩胜负彩 /whatsnew/seimei-sentankenkyu/20250213 <![CDATA[<p>【ポイント】</p>&#13; <ul>&#13; <li>体外受精における受精率の低下に、精子膜タンパク質中チオール基の酸化が関与することを明らかにしました。</li>&#13; <li>精子膜上チオール基の酸化は、受精するために必要となる精子における運動能の活性化(ハイパーアクチベーション)を抑制しました。</li>&#13; <li>本知見は、精子膜タンパク質中チオール基を標的とした体外受精技術の開発や不妊症の診断への応用が期待できます。</li>&#13; </ul>&#13; <ul>【概要説明】</ul>&#13; <p> 熊本大学生命資源研究?支援センター資源分野の中尾聡宏特任助教、白角一樹医学教育部大学院生(当時)、田村香菜薬学部学生(当時)、古閑礼涼医学教育部大学院生、竹尾透教授、生殖工学共同研究分野の中潟直己特任教授、和歌山県立医科大学の池田真由美助教、京都薬科大学の異島優教授は、マウス精子を用いた体外受精において、精子膜上のチオール基の酸化が、精子の受精率を低下させることを明らかとしました。<br/>??? 酸化ストレスは、精子の受精率を低下させる主要な要因として知られています。中尾特任助教、竹尾透教授の研究グループは、精子膜上に存在するチオール基が酸化されることで、精子の受精率が低下することを明らかとしました。また、精子が卵子と受精するためには、ハイパーアクチベーションと呼ばれる精子運動能の活性化が必要です。精子膜上チオール基の酸化は、このハイパーアクチベーションを抑制することで、精子における受精能低下の原因となることを明らかにしました。<br/> 本知見は、実験動物や家畜の繁殖、生殖医療における不妊治療において、精子膜上チオール基の酸化を標的とした生殖補助技術の開発や不妊症診断への応用が期待できます。<br/> 本研究成果は令和6年12月17日に科学雑誌「Biology of Reproduction」に掲載されました。本研究は、日本学術振興会科学研究費助成事業(26860039、23K06097」及び国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)創薬基盤推進研究事業「マウスバンク機能の拡充による創薬イノベーションの迅速化」(JP20ak0101049h0005)の支援を受けて実施したものです。</p>&#13; <p/>&#13; <p style="text-align: justify;">?<br/>【論文情報】</p>&#13; <ul>&#13; <li>論文名:Oxidation of thiol groups in membrane proteins inhibits the fertilization ability and motility of sperm by suppressing calcium influx</li>&#13; <li>著者:Satohiro Nakao, Kazuki Shirakadoa,Kana Tamura, Reiri Koga, Mayumi Ikeda-Imafuku, Yu Ishima, Naomi Nakagata, Toru Takeo</li>&#13; <li>掲載誌:Biology of Reproduction</li>&#13; <li>doi:<a href="https://academic.oup.com/biolreprod/advance-article-abstract/doi/10.1093/biolre/ioae183/7926935?redirectedFrom=fulltext">10.1093/biolre/ioae183.</a></li>&#13; <li>URL:<a href="https://academic.oup.com/biolreprod/advance-article-abstract/doi/10.1093/biolre/ioae183/7926935?redirectedFrom=fulltext">https://academic.oup.com/biolreprod/advance-article-abstract/doi/10.1093/biolre/ioae183/7926935?redirectedFrom=fulltext</a></li>&#13; </ul>&#13; <p>【詳細】 <a href="/daigakujouhou/kouhou/pressrelease/2024-file-1/release250213.pdf" target="_blank" rel="noopener noreferrer">プレスリリース</a>(PDF667KB)</p>&#13; <p/>&#13; <p>?</p>&#13; <p><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/icon.png/@@images/39207fe2-5580-4840-9714-48e1fc6172fc.png" title="icon.png" alt="icon.png" class="image-inline"/> <img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/sdg_icon_03_ja_2.png/@@images/9ffb7138-bfaf-4665-a923-62edf9423d6d.png" title="sdg_icon_03_ja_2.png" width="142" alt="sdg_icon_03_ja_2.png" height="134" class="image-inline"/>??</p>&#13; <p><a href="/daigakujouhou/katudou/SDGs/index"><熊本大学SDGs宣言></a></p>&#13; <address>&#13; <p><strong> お問い合わせ</strong></p>&#13; <p>熊本大学生命資源研究?支援センター <br/>資源開発分野<br/>担当:教授 竹尾 透<br/>電話:096-373-6570<br/>e-mail:takeo※kumamoto-u.ac.jp<br/> (※を@に置き換えてください)</p>&#13; </address>]]> No publisher 研究 2025/02/13 10:00:00 GMT+9 ページ AI で植物細胞構造をバーチャルに染色し、 高精度に解析する新手法を確立_足彩胜负彩 /whatsnew/sizen/20250131 <![CDATA[<p><strong>(ポイント)</strong></p>&#13; <ul>&#13; <li>深層学習によるバーチャル染色法により、明視野顕微鏡画像からラベルフリーで植物細胞の形態や状態を高精度に解析する技術を確立しました。</li>&#13; <li>従来の蛍光染色を用いる手法に比べて、非侵襲的な細胞解析が可能であり、動画像解析や高スループット解析に適しています。</li>&#13; <li>本技術は、タバコ培養細胞やシロイヌナズナの葉表皮細胞、さらにはオオカナダモの葉緑体の動態解析などに応用され、多様な植物細胞研究における有用性を実証しました。</li>&#13; </ul>&#13; <p style="text-align: justify;"><span/>【概要説明】 </p>&#13; <p> 熊本大学大学院自然科学研究部博士前期課程2年の市田まなみ大学院生、理学部4年の山道明奈大学生(当時)、大学院先端科学研究部の檜垣匠教授は、深層学習モデルを活用して植物細胞構造をバーチャルに染色する技術を確立しました。この技術により、従来必要とされていた蛍光染色を行わずに明視野顕微鏡画像のみから植物細胞構造の特異的な可視化と分析が可能になりました。<br/>研究チームは、タバコの培養細胞を対象に、細胞膜や核などの細胞構造を深層学習モデルによってバーチャルに可視化することに成功しました。また、バーチャル染色した画像を用いて、シロイヌナズナの葉表皮細胞の形態、葉緑体の動態、細胞生死判定などの様々な解析を行い、本技術の多様な応用可能性を確認しました。特に、葉緑体の動態を時間経過観察で高精度に追跡できる点や、生細胞と死細胞を正確に分類できる点が注目されます。本研究の成果は、バーチャル染色法が蛍光染色の課題である光毒性や蛍光退<br/>色を克服しつつ、細胞生物学研究において非侵襲的かつ効率的な解析を可能にする新たな手法としての可能性を拓くものです。<br/>本研究成果は令和7 年1 月31 日、科学雑誌「Plant Molecular Biology」に掲載されました。本研究は日本学術振興会科研費、科学技術振興機構 CREST、および熊本大学国際先端科学技術研究機構 Research Cluster Digital Plant Cell Biologyの支援を受けて実施されました。</p>&#13; <p>【今後の展開】</p>&#13; <p> 本技術は、植物細胞生物学における顕微鏡解析の新たな手法として、多様な細胞種や研究テーマへの幅広い応用が期待されます。特に、蛍光染色が困難なサンプルや動的な細胞現象の解析においても有効であり、細胞生物学や分子農学の分野において、新たな知見の創出と研究の発展が大いに促進されることが期待されます。</p>&#13; <p><strong>(論文情報)</strong></p>&#13; <p>論文名:Virtual staining from bright-field microscopy for label-free quantitative analysis of plant cell structures<br/>著者:Manami Ichita, Haruna Yamamichi, and Takumi Higaki* (*責任著者)<br/>掲載誌:Plant Molecular Biology<br/>doi:10.1007/s11103-025-01558-w<br/>URL:https://link.springer.com/article/10.1007/s11103-025-01558-w</p>&#13; <p>詳細:<a href="/daigakujouhou/kouhou/pressrelease/2024-file-1/release250131.pdf">プレスリリース</a></p>&#13; <p/>&#13; <p><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/icon.png/@@images/39207fe2-5580-4840-9714-48e1fc6172fc.png" title="icon.png" alt="icon.png" class="image-inline"/>????  <img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/sdg_icon_02_ja_2.png/@@images/8032ba3d-a877-4a15-b6fd-60f50cbdf9de.png" title="sdg_icon_02_ja_2.png" width="133" alt="sdg_icon_02_ja_2.png" height="127" class="image-inline"/></p>&#13; <p><a href="/daigakujouhou/katudou/SDGs/index"><熊本大学SDGs宣言></a></p>&#13; <address><strong> お問い合わせ </strong> <br/>熊本大学 総務部総務課広報戦略室<br/>電話:096-342-3271<br/>E-mail:sos-koho※jimu.kumamoto-u.ac.jp&#13; <p>(※を@に置き換えてください)</p>&#13; </address>]]> No publisher 研究 2025/01/31 12:00:00 GMT+9 ページ 「地域中核?特色ある研究大学強化促進事業」に採択されました_足彩胜负彩 /whatsnew/honbu/jpeaks_KU <![CDATA[<p> 「地域中核?特色ある研究大学強化促進事業(<span>J-PEAKS</span>)」は、日本全体の研究力を向上させ、新たな価値創造を促進していくために、地域の中核大学や研究の特定分野に強みを持つ大学が、その強みや特色のある研究力を核とした戦略的経営の下、他大学との連携等を図りつつ、 研究活動の国際展開や社会実装の加速等により研究力強化を図る環境整備を支援することにより、我が国全体の研究力の発展を牽引する研究大学群の形成を推進することを目的する事業です。(支援経費は1件当たり最大<span> 55 </span>億円程度、事業期間は<span> 5 </span>年間、採択件数は最大<span> 25 </span>件 程度。)</p>&#13; <p> 本学は、この令和6年度「地域中核?特色ある研究大学強化促進事業」へ提案申請を行っておりましたところ、このたび「採択」の通知を受けました。</p>&#13; <p> 本学の<span>10</span>年後の<span>Vision</span>として、「半導体集積地のモデル都市構築を先導し、世界中から多様な人材が集まる研究教育大学」になることを掲げ、「半導体実装から社会共創研究を通じて、地域イノベーションの実現と持続可能な産業都市構築を目指す」ことを提案概要としております。</p>&#13; <p> サプライチェーンの変動に柔軟に対応できるよう、地域産業の生産性と技術力の向上を支え、また、それに向けた課題解決?研究を核にして、社会共創のエコシステムを確立していきます。</p>&#13; <p> 令和<span>7</span>年<span>1</span>月<span>27</span>日(月)に行った記者発表では、小川学長より「本事業を通じて地域の企業とともに大学も成長していきたい。半導体研究から派生する生命科学系や人文社会科学系と連携すべき研究分野についても力を入れていくために、さらなる大学改革を行っていく。」との決意表明がありました。</p>&#13; <p> 本事業の実施に向けて、引き続き努力を行って参りますので、皆様のご支援?ご協力をお願いいたします。</p>&#13; <p/>&#13; <p>【1/27記者会見の様子】</p>&#13; <p><img src="/whatsnew/honbu/honbu-file/copy_of_jpeaks3.jpg/@@images/921499b6-4932-48cd-90d6-6ce0de25b2af.jpeg" title="Jpeaks&#x8A18;&#x8005;&#x4F1A;&#x898B;3" height="180" width="275" alt="Jpeaks&#x8A18;&#x8005;&#x4F1A;&#x898B;3" class="image-inline"/>? <img src="/whatsnew/honbu/honbu-file/copy_of_jpeaks4.jpg/@@images/15850f55-5e0c-4f7c-844a-b9b3f750c0c1.jpeg" title="Jpeaks&#x8A18;&#x8005;&#x4F1A;&#x898B;4" height="180" width="245" alt="Jpeaks&#x8A18;&#x8005;&#x4F1A;&#x898B;4" class="image-inline"/>? <img src="/whatsnew/honbu/honbu-file/copy_of_jpeaks5.jpg/@@images/8897fa41-2467-4d7f-8576-b59d0072310c.jpeg" title="Jpeaks&#x8A18;&#x8005;&#x4F1A;&#x898B;5" height="180" width="242" alt="Jpeaks&#x8A18;&#x8005;&#x4F1A;&#x898B;5" class="image-inline"/></p>&#13; <p><img src="/whatsnew/honbu/honbu-file/copy_of_jpeaks.jpg/@@images/f264d5d9-b984-428d-aa6c-0dd139175b1a.jpeg" title="Jpeaks&#x8A18;&#x8005;&#x4F1A;&#x898B;1" height="180" width="245" alt="Jpeaks&#x8A18;&#x8005;&#x4F1A;&#x898B;1" class="image-inline"/>? <img src="/whatsnew/honbu/honbu-file/copy_of_jpeaks6.jpg/@@images/5e9e21f3-a612-4872-979a-628ae5b37c30.jpeg" title="Jpeaks&#x8A18;&#x8005;&#x4F1A;&#x898B;6" height="180" width="242" alt="Jpeaks&#x8A18;&#x8005;&#x4F1A;&#x898B;6" class="image-inline"/></p>&#13; <p>【事業概要の図】</p>&#13; <p><img src="/whatsnew/honbu/honbu-file/copy2_of_jpeaks2.jpg/@@images/8fc242ce-5684-46a8-a10b-a744a56101d3.jpeg" title="Jpeaks&#x8A18;&#x8005;&#x4F1A;&#x898B;2" height="365" width="493" alt="Jpeaks&#x8A18;&#x8005;&#x4F1A;&#x898B;2" class="image-inline"/></p>&#13; <p><br/>【本件についてのお問い合わせ】<br/>〇 熊本大学 経営企画本部 <br/>  電話:<span>096-342-3971</span></p>]]> No publisher 研究 その他 2025/01/27 16:00:00 GMT+9 ページ -細胞内のタンパク質合成工場を試験管で再現-リボソーム生合成の試験管内再構成に成功_足彩胜负彩 /whatsnew/seimei/20250124 <![CDATA[<p>【ポイント】</p>&#13; <ul>&#13; <li>遺伝子を使ってリボソーム<sup>※1</sup>を試験管内で合成すること(リボソーム生合成)に成功</li>&#13; <li>リボソーム生合成は、約200種の因子を必要とする極めて複雑なものであり、試験管内での再構成は困難だった</li>&#13; <li>「生体内環境を試験管内で模倣する」ことを指針に、それら200種の因子を適切な環境で組み合わせることで、リボソーム生合成の試験管内再構成<sup>※2</sup>に成功</li>&#13; <li>多様な非天然ペプチド?タンパク質<sup>※3</sup>を効率的に合成できる人工リボソームを創出可能になると期待</li>&#13; </ul>&#13; <p><br/><br/></p>&#13; <p/>&#13; <p/>&#13; <p>【研究の概要】</p>&#13; <p> 大阪大学大学院工学研究科の青木航教授らの研究グループは、遺伝子を出発物質としてリボソームを合成するプロセス(リボソーム生合成)を試験管内で再構成することに世界で初めて成功しました。<br/>リボソームとは、20種類のアミノ酸を遺伝コードに従ってつなげることでペプチド?タンパク質を合成する分子機械です。もしリボソームを改変できれば、多様な非天然ペプチド?タンパク質を合成可能になるため、優れた医薬や産業用酵素の創出が可能になると期待されています。しかし、リボソームは生命の必須因子であるため、これを改変しようとすると細胞にとって有害な影響(細胞毒性)が発生します。そのため、リボソームの改変は困難でした。<br/>今回、研究グループが開発した試験管内リボソーム生合成は、遺伝子を出発物質として試験管内でリボソームを合成できます。そのため、細胞毒性を考慮する必要なく、原理的にはあらゆる変異をリボソームに導入できると考えられます。<br/>本技術を応用することで、多様な非天然ペプチド?タンパク質を効率的に重合できる人工リボソームを創出できるようになると期待されます。<br/> 本研究成果は、1月8日(水)に、英国科学誌「Nature Communications」に公開されました。<br/><br/><br/><br/></p>&#13; <p/>&#13; <p>【本研究成果が社会に与える影響(本研究成果の意義)】</p>&#13; <p> 本研究成果は、2つの観点から次世代のペプチド?タンパク質工学に資する技術になると期待されます。第一に、リボソームの触媒メカニズムの理解を深めることができると考えられます。リボソームはなぜ20種類の天然アミノ酸を効率的に重合できるのか?なぜ非天然モノマーの重合効率は低いのか?という問いは、まだ正確には明らかになっておりません。本研究は、これまで実現が難しかった多様なリボソーム変異体の構築?評価を可能とすることで、リボソームの触媒メカニズムの理解に大きく貢献すると期待されます。<br/> 第二に、人類が利用可能なペプチド?タンパク質の多様性を大きく拡張すると期待されます。人工リボソームを設計し、天然アミノ酸とは性質が異なる非天然モノマーを効率的に重合可能とすることで、経口投与性や細胞膜透過性に優れた次世代中分子医薬が創出できるようになります。また、D-アミノ酸を効率的に重合可能となれば、鏡像タンパク質工学の実現にも近づくでしょう。D-タンパク質は、L-タンパク質が触媒する反応のキラリティを反転可能という特徴、また、プロテアーゼ耐性が高く分解されにくいという特徴を持ち、安定性の高い産業用酵素や消化管へ投与可能なタンパク質医薬として活躍すると期待されます。</p>&#13; <p/>&#13; <p><br/><br/></p>&#13; <p>【論文情報】</p>&#13; <p>タイトル:“Autonomous ribosome biogenesis in vitro”<br/>著者名:Yuishin Kosaka, Yumi Miyawaki, Megumi Mori, Shunsuke Aburaya, Chisato Nishizawa, Takeshi Chujo, Tatsuya Niwa, Takumi Miyazaki, Takashi Sugita, Mao Fukuyama, Hideki Taguchi, Kazuhito Tomizawa, Kenji Sugase, Mitsuyoshi Ueda, Wataru Aoki<br/>DOI: <a href="https://doi.org/10.1038/s41467-025-55853-7">https://doi.org/10.1038/s41467-025-55853-7</a><br/>なお、本研究は、科研費?JST創発的研究推進事業?JST大学発新産業創出プログラム?JST革新的GX技術創出事業?ExCELLSプロジェクト研究などの一環として行われ、東北大学 多元物質科学研究所 福山 真央 准教授?東京科学大学 総合研究院 田口 英樹 教授?<span style="text-decoration: underline;"><strong>熊本大学 大学院 生命科学研究部 富澤 一仁 教授</strong></span>?京都大学 大学院 農学研究科 菅瀬 謙治 教授?京都大学 成長戦略本部 植田 充美 特任教授の協力を得て行われました。</p>&#13; <p/>&#13; <p><br/><br/></p>&#13; <p>【用語解説】</p>&#13; <p>※1 リボソーム<br/>リボソームは、細胞内でタンパク質合成を行うための工場のようなものである。具体的には、リボソームは、遺伝情報に基づいて20種類のアミノ酸を重合することでペプチド?タンパク質を合成する。<br/><br/>※2  試験管内再構成<br/>試験管内再構成とは、 細胞内で起こる複雑な生命現象を、試験管内で人工的に再現する実験手法である。試験管内再構成に成功すると、①生命現象に関わる最小限の構成要素を特定できる、②特定の分子の役割や機能を詳細に解析できる、③細胞内では観察が難しい反応を直接観察?操作できるなどの利点が生じる。<br/><br/>※3  非天然ペプチド?タンパク質<br/>天然のペプチド?タンパク質は、20種の天然アミノ酸により構成される。天然には存在しない非天然モノマーを含むリボソームで効率的に重合できるようになれば、さまざまな特殊機能をペプチド?タンパク質に付与できると期待される。</p>&#13; <p><br/><br/></p>&#13; <p>【詳細】 <a href="/daigakujouhou/kouhou/pressrelease/2024-file-1/release250124-2.pdf">プレスリリース</a>(PDF784KB)</p>&#13; <p/>&#13; <p><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/icon.png/@@images/39207fe2-5580-4840-9714-48e1fc6172fc.png" title="icon.png" alt="icon.png" class="image-inline"/> <img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/sdg_icon_03_ja_2.png/@@images/9ffb7138-bfaf-4665-a923-62edf9423d6d.png" title="sdg_icon_03_ja_2.png" alt="sdg_icon_03_ja_2.png" class="image-inline"/></p>&#13; <p><a href="/daigakujouhou/katudou/SDGs/index"><熊本大学SDGs宣言></a></p>&#13; <p/>&#13; <address>&#13; <p><strong> お問い合わせ</strong></p>&#13; <p>熊本大学総務部総務課広報戦略室<br/>電話:096-342-3269<br/>e-mail:sos-koho※jimu.kumamoto-u.ac.jp</p>&#13; <p>(※を@に置き換えてください)</p>&#13; </address>]]> No publisher 研究 2025/01/24 14:00:00 GMT+9 ページ 水素発生と半導体応用を兼ね備えた二次元半導体ナノリボンを実現 MoS2ナノリボンで 高い触媒活性とトランジスタ動作を実証_足彩胜负彩 /whatsnew/sizen/20250109 <![CDATA[<p><strong>(ポイント)</strong></p>&#13; <ul>&#13; <li>クリーンエネルギーの観点から水素発生触媒が必要とされているが、白金触媒は高価なため、代替となる触媒の候補として二硫化モリブデン(以下、<span>MoS<sub>2</sub></span>)が期待されている。</li>&#13; <li>MoS<sub>2</sub>の極細構造(ナノリボン)を高密度に向きを揃えて合成することに成功し、ナノリボンの端(エッジ)が特に高い触媒活性を示すことを実証した。</li>&#13; <li>MoS<sub>2</sub>は高い電子移動度を示す半導体でもあり、ナノリボンのトランジスタ動作を実現し、次世代半導体として応用展開が可能であることも示した。</li>&#13; </ul>&#13; <p style="text-align: justify;"><span/>【概要説明】 </p>&#13; <p> クリーンエネルギーの必要性から、水素への期待は高まり、効果的に水素を製造する方法が望まれています。電気化学的に水から水素を発生する方法では、白金が高い触媒活性を示すことが知られていますが、白金は希少金属で非常に高価であることが課題です。半導体性の二次元物質である<span>MoS<sub>2</sub></span>は安価で、高い触媒活性を示すことが知られていましたが、その活性サイト(反応が起こる場所)に関しては議論がありました。また、<span>MoS<sub>2</sub></span>のナノシートは半導体材料としても優れており、微細化の限界に近付きつつあるシリコンデバイスに代わる次世代半導体として、近年大きな注目を集めています。</p>&#13; <p> 九州大学大学院総合理工学府博士課程のマ?ゾンペン大学院生、同大学院総合理工学研究院のパブロ?ソリス<span>-</span>フェルナンデス特任准教授、吾郷浩樹主幹教授、名古屋大学大学院工学研究科の高橋康史教授、東北大学材料科学高等研究所(<span>WPI-AIMR</span>)の加藤俊顕准教授、筑波大学数理物質系の岡田晋教授、大阪大学産業科学研究所の末永和知教授、産業技術総合研究所の林永昌主任研究員、京都大学エネルギー理工学研究所の松田一成教授、熊本大学大学院先端科学研究部の原正大准教授らの研究グループは、化学蒸着法と呼ばれる方法により二次元半導体である<span>MoS<sub>2</sub></span>のナノリボンを基板上に高密度に成長させる方法を新たに開発し、ナノスケールの電気化学的な測定を通じて、ナノリボンの端が中心部の<span>100</span>倍近い触媒活性を示すことを見出しました。さらに、この<span>MoS<sub>2</sub></span>ナノリボンは半導体デバイスとしても優れた電気特性を示すことも明らかにしました。本研究成果は、クリーンエネルギーの開発に寄与するとともに、次世代半導体開発に大きく貢献すると期待されます。</p>&#13; <p> 本研究成果は、<span>2025</span>年<span>1</span>月<span>9</span>日(木)午前<span>4</span>時に、米国科学振興協会発行の学術誌 「<span>Science Advances</span>」にオンライン掲載されます。</p>&#13; <p>【今後の展開】</p>&#13; <p> 今後は、位置と方向を同時に制御したナノリボンを合成して集積化を目指すとともに、複数のナノリボンを組み合わせたヘテロナノリボンなどのユニークな構造体を作製し、新たな物性開発や応用へとつなげていきます。また、よりクリーンな転写法やエッジの制御を通じて、さらに高い水素発生能を実現していきます。<span>MoS<sub>2</sub></span>などの二次元物質の半導体応用に関しても、多くの大学や企業との積極的な足彩胜负彩活動を通じて実用化も推進していきます。</p>&#13; <p><strong>(論文情報)</strong></p>&#13; <p>掲載誌:Science Advances<br/>タイトル:Lattice-guided growth of dense arrays of aligned transition metal dichalcogenide nanoribbons with high catalytic reactivity<br/>著者名:Zongpeng Ma, Pablo Solís-Fernández, Kaito Hirata, Yung-Chang Lin, Keisuke Shinokita, Mina Maruyama, Kota Honda, Tatsuki Kato, Aika Uchida, Hiroto Ogura, Tomohiro Otsuka, Masahiro Hara, Kazunari Matsuda, Kazu Suenaga, Susumu Okada, Toshiaki Kato, Yasufumi Takahashi, Hiroki Ago<br/>DOI:10.1126/sciadv.adr8046</p>&#13; <p>詳細:<a href="/daigakujouhou/kouhou/pressrelease/2024-file-1/release240107.pdf">プレスリリース</a></p>&#13; <p/>&#13; <p><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/icon.png/@@images/39207fe2-5580-4840-9714-48e1fc6172fc.png" title="icon.png" alt="icon.png" class="image-inline"/>????  <img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/sdg_icon_09_ja_2.png/@@images/18ac5cdf-a729-4a68-b05f-2defc6e8fbe3.png" title="sdg_icon_09_ja_2.png" width="133" alt="sdg_icon_09_ja_2.png" height="127" class="image-inline"/></p>&#13; <p><a href="/daigakujouhou/katudou/SDGs/index"><熊本大学SDGs宣言></a></p>&#13; <address><strong> お問い合わせ </strong> <br/>熊本大学 総務部総務課広報戦略室<br/>電話:096-342-3271<br/>E-mail:sos-koho※jimu.kumamoto-u.ac.jp&#13; <p>(※を@に置き換えてください)</p>&#13; </address>]]> No publisher 研究 2025/01/09 09:45:00 GMT+9 ページ 東京医科大学?熊本大学の共同研究チーム「サイトカインストームを回避する新たなCAR-T細胞療法補助刺激受容体2B4を用いたCARの基盤研究」?新たな免疫チェックポイント療法やCAR-T細胞療法への応用に期待?_足彩胜负彩 /whatsnew/seimei/20241226 <![CDATA[<p>【ポイント】</p>&#13; <ul>&#13; <li>遺伝子?T細胞上の補助刺激受容体2B4は、リガンドであるCD48に結合した後に数十個が凝集し、シグナルユニット「2B4マイクロクラスター」を形成しました。</li>&#13; <li>2B4は、アダプター分子SAPの量が少ないとT細胞のサイトカイン産生を抑制し、多いと亢進させる『スイッチ機構』を持っていることが、超解像イメージング解析によって明らかになりました。</li>&#13; <li>2B4を入れてデザインしたCAR-T細胞が、低サイトカイン産生を維持しながら、他のCAR-T細胞と同等の抗腫瘍効果を示す結果が、担がんマウスモデルの実験から示されました。</li>&#13; </ul>&#13; <p><br/><br/></p>&#13; <p/>&#13; <p/>&#13; <p>【研究の概要】</p>&#13; <p> 東京医科大学(学長:宮澤啓介/東京都新宿区)免疫学分野 横須賀忠主任教授、熊本大学大学院医学教育部博士課程 松島遼平大学院生(当時)、熊本大学大学院生命科学研究部呼吸器外科?乳腺外科学 鈴木実教授を中心とする研究チームは、T細胞補助刺激受容体<sup>*1</sup>である2B4(CD244、SLAMF4)の超解像イメージングを通して、2B4シグナル伝達のスイッチング機構によるTリンパ球(T細胞)調節機構を明らかにし、その特徴を応用した炎症性サイトカインの産生を抑えたキメラ抗原受容体(CAR)の基盤モデルを確立しました。この研究は日本学術振興会科学研究費補助金等の支援の下で行われ、研究成果は米国Cell Press社の国際科学誌iScienceのオンライン版に2024年12月21日付けで掲載されました。この成果によって、2B4の機能を応用したCAR-T細胞療法や、新たな免疫チェックポイント阻害抗体の開発に期待が持たれます。<br/><br/><br/><br/></p>&#13; <p/>&#13; <p>【今後の研究展開および波及効果】</p>&#13; <p> 2B4は、がん免疫だけでなく自己免疫など幅広い場面において、T細胞の機能調節を担っており、それらの疾患との関連性が示唆されています。生理学的、総論的に2B4がT細胞においてどのような仕組みでどのような機能を果たしているのか、分子の特徴を知ることは、各疾患における病態の解明、さらに治療法の開発において非常に重要であると考えられます。さらに理解を深め、実臨床に直結させるために、今後はヒトの細胞を用いた研究に繋げていくことが必要とされます。また、今回研究した2B4. ζ-CARは、現在保険適応となっている4-1BB. ζ-CARやCD28.ζ-CARなどに加えた、新たなCARの候補になりうることが示唆されました。例えば、高齢患者や基礎疾患の多い患者など副作用が懸念されるケースに対するCAR-T療法の治療選択肢を広げることが期待されます。また、今後の研究展開として、2B4の二相性の特徴を利用し、2B4.ζ-CAR-T細胞にSAPを誘導的に発現させることで、抗腫瘍効果やサイトカイン産生をコントロールできるCARの創造も期待されます。</p>&#13; <p/>&#13; <p><br/><br/></p>&#13; <p>【論文情報】</p>&#13; <p>タイトル:Imaging of biphasic signalosomes constructed by checkpoint receptor 2B4 in conventional and CAR-T cells<br/>著  者:Ryohei Matsushima, Ei Wakamatsu, Hiroaki Machiyama, Wataru Nishi, Yosuke Yoshida, Tetsushi Nishikawa, Hiroko Toyota, Masae Furuhata, Hitoshi Nishijima, Arata Takeuchi, Makoto Suzuki, Tadashi Yokosuka*<br/>(*責任著者)<br/>掲載誌名:iScience<br/>DOI :<a href="https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S2589004224028967">10.1016/j.isci.2024.111669</a></p>&#13; <p/>&#13; <p><br/><br/></p>&#13; <p>【用語解説】</p>&#13; <p>*1:T細胞補助刺激受容体<br/>T細胞受容体(TCR)からのシグナルを強めたり弱めたりする補佐的な受容体。T細胞上には数多くの補助刺激受容体が存在する。例えば、その一つであるPD-1は、リガンドであるPD-L1/PD-L2と結合することで、TCRからの刺激を抑制し、T細胞の活性を抑える。近年、注目を浴び続けている免疫チェックポイント阻害療法は、この結合を阻害することで、疲弊状態に陥っていたT細胞のPD-1抑制シグナル(T細胞へのブレーキ)を解除し、抗腫瘍効果を復活させる治療である。</p>&#13; <p><br/><br/></p>&#13; <p>【詳細】 <a href="/daigakujouhou/kouhou/pressrelease/2024-file-1/release241226.pdf">プレスリリース</a>(PDF1,231KB)</p>&#13; <p/>&#13; <p><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/icon.png/@@images/39207fe2-5580-4840-9714-48e1fc6172fc.png" title="icon.png" alt="icon.png" class="image-inline"/> <img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/sdg_icon_03_ja_2.png/@@images/9ffb7138-bfaf-4665-a923-62edf9423d6d.png" title="sdg_icon_03_ja_2.png" alt="sdg_icon_03_ja_2.png" class="image-inline"/></p>&#13; <p><a href="/daigakujouhou/katudou/SDGs/index"><熊本大学SDGs宣言></a></p>&#13; <p/>&#13; <address>&#13; <p><strong> お問い合わせ</strong></p>&#13; <p>熊本大学総務部総務課広報戦略室<br/>電話:096-342-3269<br/>e-mail:sos-koho※jimu.kumamoto-u.ac.jp</p>&#13; <p>(※を@に置き換えてください)</p>&#13; </address>]]> No publisher 研究 2024/12/26 16:00:00 GMT+9 ページ 深層学習を用いた細胞骨格の高精度?高効率な密度解析法を確立_足彩胜负彩 /whatsnew/sizen/20241219 <![CDATA[<p><strong>(ポイント)</strong></p>&#13; <ul>&#13; <li>深層学習に基づくセグメンテーション手法を用いて、細胞骨格の密度を高精度かつ高効率に解析する技術を確立しました。</li>&#13; <li>本手法は、従来の解析法では難しかった細胞骨格の密度測定の精度を向上させました。</li>&#13; <li>本手法を植物の気孔開閉や受精卵の極性化などの生命現象に応用し、細胞骨格密度の変化を定量的に評価することに成功しました。</li>&#13; </ul>&#13; <p style="text-align: justify;"><span/>【概要説明】 </p>&#13; <p> 熊本大学大学院自然科学教育部修士課程2年の堀内凌太大学院生と同大学大学院先端科学研究部の檜垣匠教授を中心とした研究グループは、深層学習を用いた細胞骨格のセグメンテーション法を開発し、細胞骨格密度を高精度かつ高効率に測定する手法を確立しました。<br/> 本研究では、タバコ培養細胞の微小管を対象に、従来の方法と深層学習法の解析精度を比較しました。その結果、従来法では角度や並行度の測定には十分であったものの、密度測定の精度には限界があることが明らかになりました。一方、深層学習に基づく手法では、密度の定量精度が顕著に向上することが示されました。さらに、本手法の有用性を検証するため、植物の気孔開閉運動および受精卵の極性化に応用を試みました。その結果、両現象において細胞骨格密度の変化を正確に捉えることに成功し、本技術の汎用性の高さが実証されました。本研究は、深層学習が大規模な画像データセットの解析を自動化?高効率化することで、深層学習を用いた細胞骨格の高精度?高効率な密度解析法を確立細胞骨格の機能解明や関連分子機構の研究に貢献する可能性を示しています。<br/> 本研究成果は令和6 年12 月18 日、科学雑誌「Protoplasma」オンライン版のカテゴリー New Methods in Cell Biology に掲載されました。本研究は日本学術振興会科研費、科学技術振興機構 CREST、および熊本大学国際先端科学技術研究機構 Research Cluster Digital Plant Cell Biology の支援を受けて実施されました。</p>&#13; <p/>&#13; <p/>&#13; <p><strong>(論文情報)</strong></p>&#13; <p>論文名:Deep learning-based cytoskeleton segmentation for accurate high-throughput measurement of cytoskeleton density.<br/>著者:Ryota Horiuchi, Asuka Kamimura, Yuga Hanaki, Hikari Matsumoto, Minako<br/>Ueda, and Takumi Higaki* (*責任著者)<br/>掲載誌:Protoplasma<br/>doi:https://doi.org/10.1007/s00709-024-02019-9</p>&#13; <p>詳細:<a href="/daigakujouhou/kouhou/pressrelease/2024-file-1/release241219.pdf">プレスリリース</a></p>&#13; <p/>&#13; <p><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/icon.png/@@images/39207fe2-5580-4840-9714-48e1fc6172fc.png" title="icon.png" alt="icon.png" class="image-inline"/>????  <img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/sdg_icon_02_ja_2.png/@@images/8032ba3d-a877-4a15-b6fd-60f50cbdf9de.png" title="sdg_icon_02_ja_2.png" width="133" alt="sdg_icon_02_ja_2.png" height="127" class="image-inline"/></p>&#13; <p><a href="/daigakujouhou/katudou/SDGs/index"><熊本大学SDGs宣言></a></p>&#13; <address><strong> お問い合わせ </strong> <br/>熊本大学 総務部総務課広報戦略室<br/>電話:096-342-3271<br/>E-mail:sos-koho※jimu.kumamoto-u.ac.jp&#13; <p>(※を@に置き換えてください)</p>&#13; </address>]]> No publisher 研究 2024/12/19 13:55:00 GMT+9 ページ ガラスは温度の上下を繰り返すと若返る? ―金属原子の並び方と振動の変化―_足彩胜负彩 /whatsnew/sizen/20241217 <![CDATA[<p><strong>(ポイント)</strong></p>&#13; <ul>&#13; <li>金属ガラスに液体窒素温度と室温の間を繰り返して上下させる「極低温若返り効果」を起こすことで原子配列が変化することが、放射光X線を用いた実験で詳しく明らかになりました。</li>&#13; <li>ガラス中の構造の不均質性も、元素によって大きく変化することがわかりました。</li>&#13; <li>X線非弾性散乱実験よりミクロな弾性的性質の不均質さも変化することが見出されました。</li>&#13; <li>この研究は、国内、国際を問わず、幅広い研究者の協力によって達成されたものです。<span/></li>&#13; </ul>&#13; <p style="text-align: justify;"><span/>【概要説明】 </p>&#13; <p> 島根大学材料エネルギー学部の細川伸也研究員、尾原幸治教授および先端マテリアル研究開発協創機構のイェンス?シュテルホルン講師は、熊本大学、東北大学、九州シンクロトロン光研究センター、高輝度光科学研究センター、茨城大学、理化学研究所、およびハンガリー、フランスの研究者と協力して、金属ガラス(注1)を対象として、液体窒素温度(およそ摂氏マイナス196度)と室温の間を繰り返し上下させることによる若返り効果(注2)によって、構成する原子の並び方やその運動が大きく変化することを、大型放射光施設SPring-8(注3)(BL04B2、BL35XU)の放射光X線(注4)を用いて明らかにしました。<br/> 放射光X線を用いると、通常より高いエネルギーのX線を用いた高エネルギーX線回折(注5)を行うことができるばかりでなく、そのエネルギーを細かく変化させることができ、それによってX線異常散乱(注6)法を用いて構成元素による散乱の強さをコントロールでき、それぞれの元素のまわりの原子の配列を知ることができます。研究に用いた金属ガラスは重い希土類元素のガドリニウム(Gd)と軽い遷移金属元素であるコバルト(Co)からできているのですが、この実験より軽いCo元素が温度の上下を繰り返すことにより、Gd原子の直近の位置からやや離れた場所に若返りによって移動することがわかりました。また、放射光X線を用いたX線非弾性散乱(注7)法によって、金属ガラスはミクロに見て速く振動する硬い部分と遅く振動する柔らかな部分があるのですが、その不均質さが若返りにより大きく増大することを見出しました。この研究は、放射光X線を有効に用いて、ガラスの原子配列の変化や運動の変化を詳しく観測できることを示しています。<br/> この結果は、オランダで刊行される科学雑誌「Acta Materialia」に令和6年12月13日に掲載されました。</p>&#13; <p/>&#13; <p/>&#13; <p><strong>(論文情報)</strong></p>&#13; <p>論文タイトル:Structural and Dynamical Changes in a Gd-Co Metallic Glass by Cryogenic Rejuvenation (極低温若返りによるGd-Co金属ガラスの構造とダイナミックスの変化)<br/>著者:Shinya Hosokawa, *1 Jens R. Stellhorn, *2 László Pusztai, *3,4 Yoshikatsu Yamazaki, *5 Jing Jiang, *5 Hidemi Kato, *6 Tetsu Ichitsubo, *6 Eisuke Magome, *7 Nils Blanc, *8 Nathalie Boudet, *8 Koji Ohara, *1 Satoshi Tsutsui, *9,10 Hiroshi Uchiyama, *9 and Alfred Q. R. Baron*11,9<br/>*1島根大学材料エネルギー学部、*2島根大学先端マテリアル研究開発協創機構、*3HUN-REN Wigner物理研究センター、*4熊本大学国際先端科学技術研究機構、*5東北大学金属材料研究所(研究当時)、*6東北大学金属材料研究所、*7九州シンクロトロン光研究センター、*8フランス国立科学研究センター、*9高輝度光科学研究センター、*10茨城大学大学院理工学研究科、*11理化学研究所<br/>掲載誌:Acta Materialia<br/>DOI:10.1016/j.actamat.2024.120616</p>&#13; <p>詳細:<a href="/daigakujouhou/kouhou/pressrelease/2024-file-1/release241217.pdf">プレスリリース</a></p>&#13; <p/>&#13; <p><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/icon.png/@@images/39207fe2-5580-4840-9714-48e1fc6172fc.png" title="icon.png" alt="icon.png" class="image-inline"/>????  <img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/sdg_icon_09_ja_2.png/@@images/18ac5cdf-a729-4a68-b05f-2defc6e8fbe3.png" title="sdg_icon_09_ja_2.png" width="133" alt="sdg_icon_09_ja_2.png" height="127" class="image-inline"/></p>&#13; <p><a href="/daigakujouhou/katudou/SDGs/index"><熊本大学SDGs宣言></a></p>&#13; <address><strong> お問い合わせ </strong> <br/>熊本大学 総務部総務課広報戦略室<br/>電話:096-342-3271<br/>E-mail:sos-koho※jimu.kumamoto-u.ac.jp&#13; <p>(※を@に置き換えてください)</p>&#13; </address>]]> No publisher 研究 2024/12/17 14:05:00 GMT+9 ページ 胎児期の水銀ばく露と子どもの精神神経発達およびけいれん発症の関連について:子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)_足彩胜负彩 /whatsnew/seimei/20241213 <![CDATA[<p>【研究の概要】</p>&#13; <p> 南九州?沖縄ユニットセンター(熊本大学)の小田政子、倉岡将平の研究チームは、エコチル調査の3,083人のデータからさい帯血<sup>※1</sup>中のメチル水銀および無機水銀の濃度と子どもの精神神経の発達の関連について解析しました。その結果、メチル水銀、無機水銀共に2歳時および4歳時の発達との明らかな関連は認められませんでした。また、けいれんと熱性けいれんについても明らかな関連は認められませんでした。今回の結果は胎児期の水銀ばく露<sup>※2</sup>の影響を考える上で大変重要です。今後、妊娠中の適切な水銀ばく露の指標を提言する際に本研究の成果が役立てられることが期待されます。<br/> なお、今回の調査では4歳時までの発達指数を評価したものであり、胎児期の水銀ばく露による長期的な影響に関しては評価できていません。そのため、水銀ばく露と子どもの精神神経発達の関連を明らかにするためには更なる研究が必要です。<br/> 本研究の成果は、令和6年11月13日付で環境科学分野の学術誌「Science of The Total Environment」に掲載されました。<br/> ※本研究の内容は、すべて著者の意見であり、環境省及び国立環境研究所の見解ではありません。</p>&#13; <p/>&#13; <p><br/><br/></p>&#13; <p>【ポイント】</p>&#13; <ul>&#13; <li>さい帯血からメチル水銀および無機水銀をそれぞれ測定した。</li>&#13; <li>2歳時、4歳時に新版K式発達検査2001<sup>※3</sup>を実施し、発達指数を算出した。</li>&#13; <li>4歳時の質問票にてけいれん、熱性けいれんの既往について調査した。</li>&#13; <li>さい帯血メチル水銀および無機水銀と発達指数との間に関連は認められなかった。</li>&#13; <li>さい帯血メチル水銀および無機水銀とけいれんとの間に関連は認められなかった。</li>&#13; </ul>&#13; <p><br/><br/></p>&#13; <p>【展開】</p>&#13; <p> 胎児期の水銀ばく露が子どもの健康にどのように影響するのか引き続き調査を継続していきます。魚介類の摂取だけでなく、どのような環境や生活習慣がそれぞれの水銀ばく露につながるのかを明らかにすることで、妊娠中の過ごし方に関する適切な提言につながると考えられます。<br/> 本調査の継続により、子どもの発育や健康に影響を与える化学物質等の環境要因が明らかとなることが期待されます。</p>&#13; <p><br/><br/></p>&#13; <p>【用語解説】</p>&#13; <p>※1 さい帯血:赤ちゃんがお母さんのお腹にいる間、へその緒と胎盤を流れている血液のことです。本研究では赤ちゃんが生まれるときにへその緒から採取しています。<br/>※2 ばく露:食べたり、触れたり、吸い込むことで化学物質が体内に取り込まれることを言います。本研究の場合は、胎児がさい帯血を通じて母体から化学物質を体内に取り込むことを指します。<br/>※3 新版K式発達検査2001:子どもの発達の様子を調べるためのテストで、「姿勢?運動」「認知?適応」「言語?社会」の3つの領域に分けて発達を評価します。「姿勢?運動」では体の動きやバランス、細かい動作がどれくらいできるかを見ます。「認知?適応」では周りの状況を理解する力や、物事にうまく対応する力を調べます。「言語?社会」では言葉の使い方や、他の人との関わり方を見ます。この3つの領域における発達指数を踏まえて、総合的な発達指数も算出されます。</p>&#13; <p><br/><br/></p>&#13; <p>【論文情報】</p>&#13; <p>題名(英語):Association between prenatal mercury exposure and pediatric neurodevelopment: the Japan Environment and Children’s Study<br/>著者名(英語):Shohei Kuraoka1,2, Masako Oda1, Takashi Ohba1,3, Hiroshi Mitsubuchi1,4, Miyuki Iwai-Shimada5, Nozomi Tatsuta5, Michihiro Kamijima6, Kimitoshi Nakamura1,2, Takahiko Katoh1,7, and The Japan Environment and Children’s Study (JECS) Group8<br/>1倉岡将平、小田政子、大場隆、三渕浩、中村公俊、加藤貴彦:熊本大学大学院生命科学研究部附属 エコチル調査南九州?沖縄ユニットセンター<br/>2倉岡将平、中村公俊:熊本大学大学院生命科学研究部 小児科学講座<br/>3大場隆:熊本大学大学院生命科学研究部 産婦人科学講座<br/>4三渕浩:福田病院<br/>5岩井美幸、龍田希:国立研究開発法人 国立環境研究所<br/>6上島通浩:名古屋市立大学 医学研究科環境労働衛生学分野<br/>7加藤貴彦:熊本大学大学院生命科学研究部 公衆衛生学<br/>8グループ:コアセンター長、メディカルサポートセンター代表、各ユニットセンター長<br/>掲載誌:Science of the Total Environment<br/>DOI: <a href="https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0048969724076460">10.1016/j.scitotenv.2024.177489</a></p>&#13; <p/>&#13; <p><br/><br/></p>&#13; <p>【詳細】 <a href="/daigakujouhou/kouhou/pressrelease/2024-file-1/release241213.pdf" target="_blank" rel="noopener noreferrer">プレスリリース</a>(PDF1,816KB)</p>&#13; <p/>&#13; <p><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/icon.png/@@images/39207fe2-5580-4840-9714-48e1fc6172fc.png" title="icon.png" alt="icon.png" class="image-inline"/> <img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/sdg_icon_03_ja_2.png/@@images/9ffb7138-bfaf-4665-a923-62edf9423d6d.png" title="sdg_icon_03_ja_2.png" alt="sdg_icon_03_ja_2.png" class="image-inline"/></p>&#13; <p><a href="/daigakujouhou/katudou/SDGs/index"><熊本大学SDGs宣言></a></p>&#13; <p/>&#13; <address>&#13; <p><strong> お問い合わせ</strong></p>&#13; <p>エコチル調査南九州?沖縄ユニットセンター<br/>倉岡将平<br/>電話:096-373-5191<br/>e-mail:skuraoka※kuh.kumamoto-u.ac.jp</p>&#13; <p>(※を@に置き換えてください)</p>&#13; </address>]]> No publisher 研究 2024/12/13 14:00:00 GMT+9 ページ 世界初!エコー診断用圧電単結晶における ナノドメインの交流電圧応答を直接可視化_足彩胜负彩 /whatsnew/sizen/20241211-2 <![CDATA[<p><strong>(ポイント)</strong></p>&#13; <ul>&#13; <li>交流電圧を加える「交流分極」で圧電単結晶の特性が向上するが、特性向上の鍵であるナノドメインの応答は明らかになっていない。</li>&#13; <li>本研究では、「交流電圧印加その場電子顕微鏡法」でナノドメインの応答を可視化した。</li>&#13; <li style="text-align: justify;"><span>今後、医療用画像診断装置の高性能化、ひいては医療の高度化につながる可能性がある。</span></li>&#13; </ul>&#13; <p style="text-align: justify;"><span/>【概要説明】 </p>&#13; <p> 熊本大学半導体?デジタル研究教育機構の佐藤幸生教授の研究グループは、エコー診断などに用いられる圧電単結晶におけるナノドメインの交流電圧に対する応答を同研究グループが開発した「交流電圧印加その場電子顕微鏡法」で直接観察することに成功しました。正弦波1つ分の交流電圧でナノドメインの構造が大きく変化する他、短時間処理では1つのマイクロドメインが大きくなる様子、長時間処理では電圧印加方向に垂直な複数のマイクロドメイン帯が発達する様子が観察されました。前者は交流電圧をかける処理による圧電特性の向上、後者は処理を長時間行うことによる特性の劣化に関係していると考えられます。</p>&#13; <p> エコー診断などに用いられる圧電単結晶では、より高い特性を得るために、電圧を加えて、ドメインの向きを揃える「分極処理」を使用前に行います。従来、この処理は直流電圧で行われていましたが、近年、交流電圧を加えることがより有効であると発表され、注目を集めています。しかしながら、適切な交流での分極処理により特性が向上するメカニズムや長すぎる時間で行った場合における特性劣化のメカニズムの詳細はまだわかっていません。そのため、本研究では、同研究グループがこれまでに開発を行ってきた「電圧印加その場電子顕微鏡法」を使って、圧電単結晶に交流電圧を加えながら電子顕微鏡の動画を撮影する実験を行いました。</p>&#13; <p> 本研究で得られた成果によって、今後、交流分極による特性向上および特性劣化メカニズムの理解が進めば、エコー診断装置の更なる高性能化につながり、ひいては医療の高度化につながると期待されます。</p>&#13; <p> 本成果は令和6年12月13日に米国物理学協会発行の「Applied Physics Letters」に掲載されます。また、本研究は文部科学省科研費補助金学術変革領域研究(B)「超軌道分裂による新奇巨大界面応答」(課題番号:JP23H03804)および基盤研究(B)「誘電特性における界面効果の原子スケールメカニズム解明」(課題番号:JP23K26382)の支援の下で行われました。</p>&#13; <p>【展開】</p>&#13; <p> 今後さらなる研究を行うことで、交流分極による圧電特性向上や劣化のメカニズムが解明されれば、より高い性能を示す分極処理プロセスの開発に繋がります。それにより、エコー診断装置の高性能化、ひいては医療の高度化につながると考えられます。</p>&#13; <p/>&#13; <p/>&#13; <p><strong>(論文情報)</strong></p>&#13; <p>論文名:Response of ferroelectric nanodomain to alternative-current electric fields in morphotropic phase boundary Pb(Mg1/3Nb2/3)O3?PbTiO3<br/>著者:Yukio Sato<br/>掲載誌:Applied Physics Letters</p>&#13; <p><span style="font-size: 11pt;">URL: <a href="https://doi.org/10.1063/5.0232904" target="_blank" rel="noopener noreferrer" title="https://doi.org/10.1063/5.0232904">https://doi.org/10.1063/5.0232904</a><br/> DOI: 10.1063/5.0232904</span></p>&#13; <p/>&#13; <p>詳細:<a href="/daigakujouhou/kouhou/pressrelease/2024-file-1/release241211-2.pdf">プレスリリース</a></p>&#13; <p/>&#13; <p><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/icon.png/@@images/39207fe2-5580-4840-9714-48e1fc6172fc.png" title="icon.png" alt="icon.png" class="image-inline"/>????  <img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/sdg_icon_03_ja_2.png/@@images/3f32ead3-7b39-4f7e-aaef-d50890a1bf4a.png" title="sdg_icon_03_ja_2.png" width="133" alt="sdg_icon_03_ja_2.png" height="127" class="image-inline"/></p>&#13; <p><a href="/daigakujouhou/katudou/SDGs/index"><熊本大学SDGs宣言></a></p>&#13; <address><strong> お問い合わせ </strong> <br/>熊本大学 総務部総務課広報戦略室<br/>電話:096-342-3271<br/>E-mail:sos-koho※jimu.kumamoto-u.ac.jp&#13; <p>(※を@に置き換えてください)</p>&#13; </address>]]> No publisher 研究 2024/12/11 11:15:00 GMT+9 ページ 収蔵庫から続々新発見! X線CTによる縄文土器の再発掘で判明 日本ではめずらしい貝殻混入の縄文土器?九州最古級のマメ類圧痕の発見 熊本大学と福岡市埋蔵文化財センターのコラボで判明_足彩胜负彩 /whatsnew/zinbun/20241211 <![CDATA[<p><研究の内容></p>&#13; <p> 熊本大学大学院人文社会科学研究部?国際人文社会科学研究センター?小畑弘己(おばた?ひろき)教授らは、2023年より福岡市埋蔵文化財センターと協力してX線CTスキャナーによる福岡市内出土の縄文土器の混和物の調査を行ってきました。その過程において、東アジアでも二番目に古く、日本では珍しい貝の殻を混入した縄文時代早期の土器群、さらには九州地方では最古級となる同時期のダイズ属やアズキ亜属の種子圧痕を検出しました。これは、一旦発掘調査や報告書刊行が終了し、収蔵庫に眠った状態の土器をもう一度最新技術で調査(発掘)することで新たな発見が可能であることを立証したもので、福岡市埋蔵文化財センターのようなすべての出土遺物を収蔵管理する設備と体制が整備された機関ならではの発見といえます。<br/>本研究は文部科学省科学研究費補助金研究?学術変革領域研究(A)「土器を掘る」の支援を受けて実施したものです。</p>&#13; <p><学術以外の意義:新学術領域設立ための成果><br/> 今回の発見の意義は、大きく2点あります。1点は縄文土器としてはきわめて珍しい1万年前の貝殻混入土器や九州地方で最古級のマメ類圧痕を発見したという点。さらにもう1点、既報告資料を再度調査して、新たな発見をもたらしたことは、小畑教授らの研究プロジェクトの意図に合致した発見であり、まさにねらい通りの成果であったといえます。<br/> 普通、考古遺物(土器)は発掘調査報告書が刊行された後は未報告遺物も含めて収蔵庫に収蔵され、研究や遺物展示のために大切に保管されています。ただし、その利用頻度は遺物の希少性や人々の関心の度合いに左右され、遺物によってはほぼ利用されないものもあります。とくに報告書に掲載されなかった遺物はその典型です。しかし、これは遺物のもつ価値を表すものではなく、現時点での評価による相対的価値づけに過ぎません。将来、再整理を行ったり、その価値を十分に引き出す技術や手法が開発され、それらに適用されれば、これら遺物も重要な研究資源や文化財としての価値が向上するはずです。<br/> 今回のX線CTスキャナーによる土器の再調査とその成果は、福岡市埋蔵文化財センターのような整備された遺物の収蔵システムと管理体制をもち、しかもすべての遺物を収蔵管理している組織だからこそ成しえた成果といえます。このような質?量ともに充実した収蔵システムをもつ行政組織は日本、いや世界でも類を見ないといっても過言ではないでしょう。ここに小畑教授らの考古学の新たな資料学の構築を追求する学術変革領域研究の研究コンセプトと技術が組み合わさることで、今回、相乗的な効果が生み出されました。<br/> 報告書に掲載されていない、3㎝四方の小さな土器片から予想もしていなかった最古級のダイズ属種子と貝殻が一緒に発見されました。この事実が、遺物収蔵の必要性とそれを再活用しようとする新たな遺物分析技術の開発の重要性を如実に物語っているといえます。「土器を掘る」、この行為なくしては、遺跡の発掘は未完であることを、今回の発見が教えてくれました。</p>&#13; <p>【詳細】<a href="/daigakujouhou/kouhou/pressrelease/2024-file-1/release241211.pdf">プレスリリース</a>(PDF3.2MB)<br/><br/><br/></p>&#13; <p><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/icon.png/@@images/39207fe2-5580-4840-9714-48e1fc6172fc.png" title="icon.png" alt="icon.png" class="image-inline"/> <img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/sdg_icon_09_ja_2.png/@@images/c78e20a3-5bea-4d6c-80f1-d2db58bf76ca.png" title="sdg_icon_09_ja_2.png" alt="sdg_icon_09_ja_2.png" class="image-inline"/>????</p>&#13; <p><a href="/daigakujouhou/katudou/SDGs/index"><熊本大学SDGs宣言></a></p>&#13; <address><strong>お問い合わせ</strong><br/>熊本大学大学院社会科学研究部<br/>担当:(教授)小畑 弘己<br/>電話:096-342-2423</address>]]> No publisher 研究 2024/12/11 09:05:00 GMT+9 ページ グアニン四重鎖構造を持つRNAがおたふくかぜウイルスのRNA合成の場を提供する――おたふくかぜウイルスの封入体形成機構の理解――_足彩胜负彩 /whatsnew/seimei-sentankenkyu/20241204 <![CDATA[<p>?【ポイント】</p>&#13; <ul>&#13; <li>おたふくかぜウイルス(MuV)は細胞に感染すると封入体と呼ばれる膜のない構造体を形成し、その中でウイルスRNAを合成します。今回、この封入体形成に宿主細胞のグアニン四重鎖構造を持つRNAが重要な役割を持つことを明らかにしました。</li>&#13; <li>MuVの封入体の形成に関与する宿主RNAの特徴を初めて明らかにしました。</li>&#13; <li>封入体形成はMuVだけでなく多くのRNAウイルスで見られる共通機構であり、幅広いRNAウイルスの増殖機構の解明につながることが期待されます。</li>&#13; </ul>&#13; <p/>&#13; <p/>&#13; <p><br/><br/></p>&#13; <p>【概要】</p>&#13; <p> 東京大学大学院医学系研究科の竹田 誠教授と加藤 大志准教授、熊本大学生命資源研究?支援センターの沖 真弥教授、九州大学生体防御医学研究所の大川 恭行教授、国立感染症研究所の鈴木 忠樹部長らによる研究グループは、おたふくかぜウイルス(注1)のRNA合成の場である封入体(注2)の形成にグアニン四重鎖構造(注3)を持つRNAが重要な役割を持つことを明らかにしました。<br/> RNAウイルスであるおたふくかぜウイルスは、細胞に感染すると封入体と呼ばれる膜のない構造体を形成し、そこでウイルスRNAを合成します。封入体は液-液相分離(注4)によって形成される液滴と考えられていて、多くのタンパク質や核酸(RNA)が含まれると考えられます。<br/>そこでPhoto-isolation chemistry(注5)によって、おたふくかぜウイルスの封入体に取り込まれる宿主RNAを探索した結果、グアニン四重鎖構造を持つRNAが多く含まれることが明らかになりました。このグアニン四重鎖構造を持つRNAは、液滴形成実験によって液滴内部の分子を濃縮することが示され、効率よくウイルスRNA合成を行う上で重要な役割を果たしていると考えられました。本研究の成果は、封入体の形成メカニズムの一端を明らかにしたものであり、RNAウイルスのRNA合成機構の解明につながることが期待されます。<br/> 本研究成果は、日本時間2024年12月7日に米国科学雑誌「Science Advances」に掲載されました。</p>&#13; <p/>&#13; <p/>&#13; <p><br/><br/></p>&#13; <p>【用語解説】</p>&#13; <p>(注1)おたふくかぜウイルス (Mumps virus: MuV)<br/>パラミクソウイルス科オルソルブラウイルス属に分類されるRNAウイルス。飛沫などによって伝搬し、おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)を引き起こす。<br/>(注2)封入体<br/>モノネガウイルス感染細胞で見られる非膜性の構造体。LLPSによって形成される液滴で、ウイルスRNA合成の場と考えられている。<br/>(注3)グアニン四重鎖構造<br/>グアニン含量の多いDNAおよびRNAにおいて形成される高次構造。遺伝子の発現制御など様々な生命現象に関わることが知られている。<br/>(注4)液-液相分離 (Liquid-liquid phase separation: LLPS)<br/>タンパク質や RNAといった高分子間の多加相互作用により、溶液中に異なる液相が分かれて存在する現象。LLPSに形成される液滴は動的であり、内外の物質が交換される。<br/>(注5)Photo-isolation chemistry (PIC)<br/>目的の細胞集団や微小組織に光を照射し、そこに発現する遺伝子を網羅的に検出する空間的トランスクリプトーム手法。</p>&#13; <p/>&#13; <p/>&#13; <p><br/><br/></p>&#13; <p>【論文情報】</p>&#13; <p>雑誌名:Science Advances<br/>題 名:Structural and molecular properties of mumps virus inclusion bodies<br/>著者名: Hiroshi Katoh*, Ryuichi Kimura, Tsuyoshi Sekizuka, Kohei Matsuoka, Mika Hosogi, Yuki Kitai, Yukiko Akahori, Fumihiro Kato, Michiyo Kataoka, Hirotaka Kobayashi, Noriyo Nagata, Tadaki Suzuki, Yasuyuki Ohkawa, Shinya Oki, Makoto Takeda<br/>(*責任著者)<br/>DOI: <a href="https://www.science.org/doi/10.1126/sciadv.adr0359">10.1126/sciadv.adr0359</a></p>&#13; <p/>&#13; <p/>&#13; <p/>&#13; <p>【詳細】 <a href="/daigakujouhou/kouhou/pressrelease/2024-file-1/release241204web.pdf">プレスリリース</a>(PDF444KB)</p>&#13; <p/>&#13; <p><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/icon.png/@@images/39207fe2-5580-4840-9714-48e1fc6172fc.png" title="icon.png" alt="icon.png" class="image-inline"/> <img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/sdg_icon_03_ja_2.png/@@images/9ffb7138-bfaf-4665-a923-62edf9423d6d.png" title="sdg_icon_03_ja_2.png" alt="sdg_icon_03_ja_2.png" class="image-inline"/></p>&#13; <p><a href="/daigakujouhou/katudou/SDGs/index"><熊本大学SDGs宣言></a></p>&#13; <p/>&#13; <address>&#13; <p><strong> お問い合わせ</strong></p>&#13; <p>熊本大学 総務部総務課広報戦略室<br/>電話:096-342-3269<br/>E-mail:sos-koho※jimu.kumamoto-u.ac.jp</p>&#13; <p>(※を@に置き換えてください)</p>&#13; </address>]]> No publisher 研究 2024/12/09 08:30:00 GMT+9 ページ 量子スピン液体物質における新発見 -予測とは異なる1次元的スピンダイナミクスの誘因を解明-_足彩胜负彩 /whatsnew/sizen/20241204-2 <![CDATA[<p style="text-align: justify;"><span/>【概要説明】 </p>&#13; <p> 理化学研究所(理研)開拓研究本部上野核分光研究室の大島勇吾専任研究員、古崎物性理論研究室の妹尾仁嗣専任研究員(創発物性科学研究センター量子物性理論研究グループ専任研究員)、加藤分子物性研究室(研究当時)の加藤礼三主任研究員(研究当時、現理研研究政策審議役)、仁科加速器科学研究センター核構造研究部の渡邊功雄専任研究員、芝浦工業大学工学部の石井康之教授(多重極限電子物性研究室)、熊本大学先進マグネシウム国際研究センターの圓谷貴夫准教授らの国際共同研究グループは、「量子スピン液体[1]」の状態にあると考えられていた分子磁性体において、これまでの予測とは異なる「1次元的な量子スピン液体」の状態が成立していることを発見しました。<br/> 本研究成果は、量子スピン液体の理解に新たな視点を提供し、今後の研究の発展に大きく貢献することが期待されます。<br/>今回、国際共同研究グループは、三角格子を有する分子磁性体β'-EtMe3Sb[Pd(dmit)2]2が、フラストレート(競合)した2次元的な磁気ネットワークを持つにもかかわらず、1次元的なスピンダイナミクス[2]を持つことを観測することに成功しました。この系に特徴的な分子軌道自由度を考慮した第一原理計算[3]に基づく計算手法を導入して実験結果の解釈を行い、幾何学的磁気フラストレーション[4]による競合と分子軌道間の揺らぎがスピンダイナミクスの1次元化を誘発することを示し、「次元の縮小効果(dimensional reduction)[5]」がこの物質の量子スピン液体挙動の起源であることを結論付けました。<br/>本研究は、米国物理学会の科学雑誌『Physical Review Letters』オンライン版(12月3日付)に掲載されました。</p>&#13; <p/>&#13; <p>【展開】</p>&#13; <p> 本研究成果は、量子スピン液体の理解に新たな視点を提供し、今後の研究の発展に大きく貢献することが期待されます。特に、幾何学的磁気フラストレーションによるスピンダイナミクスの1次元化現象や、新たな理論と計算手法を用いたその解釈は、他の量子スピン液体候補物質にも適用可能であり、今後の基礎研究において重要な進展をもたらすと考えられます。<br/> さらに、量子スピン液体の特異な性質は、量子コンピュータやスピントロニクスデバイスなど、次世代技術に応用される可能性があります。今回の研究は、その基盤となる重要なステップであり、今後の技術革新への道を開くものであると考えられます。</p>&#13; <p/>&#13; <p/>&#13; <p><strong>(論文情報)</strong></p>&#13; <p><タイトル>Quasi-one-dimensional Spin Dynamics in a Molecular Spin Liquid System<br/><著者名><br/>Yugo Oshima, Yasuyuki Ishii, Francis L. Pratt, Isao Watanabe, Hitoshi Seo, Takao Tsumuraya, Tsuyoshi Miyazaki, and Reizo Kato<br/><雑誌>Physical Review Letters<br/><DOI>10.1103/PhysRevLett.133.236702</p>&#13; <p>【詳細】 <a href="/daigakujouhou/kouhou/pressrelease/2024-file-1/release241204-2.pdf">プレスリリース</a>(PDF252KB)</p>&#13; <p><br/><br/></p>&#13; <p><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/icon.png/@@images/39207fe2-5580-4840-9714-48e1fc6172fc.png" title="icon.png" alt="icon.png" class="image-inline"/>????  <img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/sdg_icon_09_ja_2.png/@@images/18ac5cdf-a729-4a68-b05f-2defc6e8fbe3.png" title="sdg_icon_09_ja_2.png" width="133" alt="sdg_icon_09_ja_2.png" height="127" class="image-inline"/></p>&#13; <p><a href="/daigakujouhou/katudou/SDGs/index"><熊本大学SDGs宣言></a></p>&#13; <address><strong> お問い合わせ </strong> <br/>熊本大学 総務部総務課広報戦略室<br/>電話:096-342-3271<br/>E-mail:sos-koho※jimu.kumamoto-u.ac.jp&#13; <p>(※を@に置き換えてください)</p>&#13; </address>]]> No publisher 研究 2024/12/04 14:00:00 GMT+9 ページ 令和6年度国立大学法人熊本大学研究業績表彰式を開催しました_足彩胜负彩 /kenkyuu_sangakurenkei/kenkyuu/news/kenkyu_of_20241125 <![CDATA[<p> 熊本大学は、令和<span>6</span>年<span>11</span>月<span>25</span>日に、令和<span>6</span>年度国立大学法人熊本大学研究業績表彰式を挙行しました。<br/> 研究業績表彰は、優れた研究成果をあげ、将来が期待される<span>45</span>歳未満、人文社会科学系にあっては<span>50</span>歳未満の若手研究者を<br/>表彰するもので、優秀な人材の確保、教育研究の活性化を図るために、平成<span>25</span>年度に創設されたものです。<br/> 論文等の研究実績に基づき、今年度は、人文社会科学系、自然科学系、生命科学系から各<span>2</span>名ずつ、計<span>6</span>名が表彰されました。<br/> また、表彰式後は、受賞者と小川久雄学長との懇談?意見交換の場が設けられました。</p>&#13; <div class="e-responsive-table">&#13; <table class="noborder">&#13; <tbody>&#13; <tr>&#13; <td style="text-align: center;"/>&#13; </tr>&#13; <tr>&#13; <td style="text-align: center;"><img src="/kenkyuu_sangakurenkei/kenkyuu/news/news-file/etewht/@@images/e2ba5a45-d8e3-4e21-a986-1c46bcdd4073.jpeg" title="R6&#x7814;&#x7A76;&#x696D;&#x7E3E;&#x8868;&#x5F70;&#x5F0F;.JPG" height="273" width="520" alt="R6&#x7814;&#x7A76;&#x696D;&#x7E3E;&#x8868;&#x5F70;&#x5F0F;.JPG" class="image-inline"/></td>&#13; </tr>&#13; <tr>&#13; <td style="text-align: center;">&#13; <p>表彰式後の記念撮影(前列中央:小川久雄学長)</p>&#13; </td>&#13; </tr>&#13; </tbody>&#13; </table>&#13; </div>&#13; <address><strong> お問い合わせ </strong> <br/> 研究?社会推進部 <br/> 研究推進課総務企画担当 <br/> 096-342-3242、3146</address>]]> No publisher 研究 その他 2024/11/28 15:35:00 GMT+9 ページ 造血幹細胞の発生初期を司るシグナル分子を解明_足彩胜负彩 /whatsnew/seimei-sentankenkyu/20241119 <![CDATA[<p>【ポイント】</p>&#13; <ul>&#13; <li>造血幹細胞<sup>*1</sup>は、胎児期に造血性内皮細胞<sup>*2</sup>から発生します。今回、この発生過程の初期段階を司るシグナル分子<sup>*3</sup>の一つを解明しました。</li>&#13; <li>初期の造血性内皮細胞はBMP4<sup>*4</sup>の受容体を細胞表面に持っており、この細胞にBMP4を作用させることで、試験管内で造血幹細胞に分化させることに成功しました。</li>&#13; <li>この研究成果は、ES細胞やiPS細胞などの多能性幹細胞<sup>*5</sup>から造血幹細胞を分化誘導するための培養法の確立に繋がることが期待されます。</li>&#13; </ul>&#13; <ul>【概要説明】</ul>&#13; <p> 造血幹細胞は成体では骨髄に存在しますが、その起源は胎児期の大動脈内皮に遡ります。胎児の大動脈内皮に存在する造血性内皮細胞が造血幹細胞に分化します。造血性内皮細胞には初期と後期の異なる分化段階があり、後期の造血性内皮細胞から造血幹細胞への分化を調節するシグナル分子については解明が進んでいます。しかし、初期の造血性内皮細胞の分化を調節するシグナル分子は未だよく分かっていません。<br/>今回、熊本大学発生医学研究所組織幹細胞分野の小川峰太郎教授、古賀沙緒里助教および鶴田真理子大学院生らの研究グループは、初期の造血性内皮細胞が造血幹細胞に分化するために必要なシグナル分子の一つがBMP4であることを明らかにしました。これまで本研究グループは、後期の造血性内皮細胞から造血幹細胞を分化させる培養系を作成しており、BMP4をこの培養系に応用することで、初期の造血性内皮細胞から造血幹細胞への発生過程を試験管内で再現することに成功しました。本研究成果は、将来的にES細胞やiPS細胞などの多能性幹細胞から造血幹細胞を作成する培養法の確立に繋がることが期待されます。<br/> 本研究成果は、国際幹細胞学会の機関誌「Stem Cell Reports」のオンライン版に2024年11月15日(日本時間)に掲載されました。本研究は、文部科学省科学研究費助成事業、公益財団法人日本科学協会笹川科学研究助成、熊本大学健康?生命科学S-HIGOプロフェッショナルフェローシッププログラム、公益財団法人肥後医育振興会医学研究助成金、熊本大学発生医学研究所共同研究拠点、熊本大学発生医学研究所高深度オミクス医学研究拠点ネットワーク形成事業、文部科学省共同利用?共同研究システム形成事業「学際領域展開ハブ形成プログラム」などの支援を受けて実施されました。</p>&#13; <p style="text-align: justify;">?</p>&#13; <p>【展開】<strong> </strong></p>&#13; <p> ES細胞やiPS細胞などの多能性幹細胞から造血幹細胞を分化誘導するためには、胎児期における造血幹細胞の発生メカニズムの理解が必要です。本研究は、初期の造血性内皮細胞が必要とするシグナル分子の一部を明らかにしました。今後、造血幹細胞発生の初期段階を制御するシグナル分子の全容を解明することで、多能性幹細胞から造血幹細胞への分化誘導の実現に繋がるものと期待されます。</p>&#13; <p>?</p>&#13; <p>【用語解説】</p>&#13; <p>*1. 造血幹細胞:全ての血液細胞に分化できる能力と自分自身を複製する能力を併せ持つ幹細胞。胎児期に大動脈の内皮から発生し、成体では骨髄に存在する。<br/><br/>*2. 造血性内皮細胞:血管を裏打ちする血管内皮を構成する血管内皮細胞のうち、血液細胞に分化する能力(造血性)を持つ特殊な細胞を造血性内皮細胞という。胎児期の大動脈に一時的に発生し、造血幹細胞の元になる。造血性内皮細胞には初期と後期の異なる分化段階がある。<br/><br/>*3. シグナル分子:細胞の機能を調節する信号を細胞に伝える分子。それぞれのシグナル分子に特異的な受容体を細胞が持ち、受容体にシグナル分子が結合すると、増殖、分化、遊走、活性化、不活化などの様々な細胞応答を引き起こす。タンパク質、脂質等、様々な物質がシグナル分子として働くことが知られている。<br/><br/>*4. BMP4:骨形成タンパク質(Bone morphogenetic protein)の一つ。骨など様々な組織の形成や、体の構造の形成など、幅広い役割を担うシグナル分子。<br/><br/>*5. 多能性幹細胞:胚性幹細胞(ES細胞)やiPS細胞など、個体を構成するすべての種類の細胞に分化することができる能力と自分自身を複製する能力を併せ持つ幹細胞。</p>&#13; <p style="text-align: justify;">?<br/>【論文情報】</p>&#13; <ul>&#13; <li>論文名:Bone morphogenetic protein 4 induces hematopoietic stem cell development from murine hemogenic endothelial cells in culture.<br/>著者:Tsuruda, M., Morino-Koga, S., Zhao, X., Usuki, S., Yasunaga, K-i., Yokomizo, T., Nishinakamura, R., Suda, T., and Ogawa, M.(責任著者)</li>&#13; <li>掲載誌:Stem Cell Reports</li>&#13; <li>doi:<a href="https://doi.org/10.1016/j.stemcr.2024.10.005">10.1016/j.stemcr.2024.10.005</a></li>&#13; <li>URL:<a href="https://doi.org/10.1016/j.stemcr.2024.10.005">https://doi.org/10.1016/j.stemcr.2024.10.005</a></li>&#13; </ul>&#13; <p>【詳細】 <a href="/daigakujouhou/kouhou/pressrelease/2024-file-1/release241119-2.pdf">プレスリリース</a>(PDF377KB)</p>&#13; <p/>&#13; <p>?</p>&#13; <p><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/icon.png/@@images/39207fe2-5580-4840-9714-48e1fc6172fc.png" title="icon.png" alt="icon.png" class="image-inline"/> <img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/sdg_icon_03_ja_2.png/@@images/9ffb7138-bfaf-4665-a923-62edf9423d6d.png" title="sdg_icon_03_ja_2.png" width="142" alt="sdg_icon_03_ja_2.png" height="134" class="image-inline"/>??</p>&#13; <p><a href="/daigakujouhou/katudou/SDGs/index"><熊本大学SDGs宣言></a></p>&#13; <address>&#13; <p><strong> お問い合わせ</strong></p>&#13; <p>熊本大学 発生医学研究所<br/>担当 :教授 小川 峰太郎/助教 古賀 沙緒里<br/>電話 :096-373-6591/096-373-6592<br/>e-mail:ogawamin※kumamoto-u.ac.jp<br/>    kogas※kumamoto-u.ac.jp<br/> (※を@に置き換えてください)</p>&#13; </address>]]> No publisher 研究 2024/11/19 10:35:00 GMT+9 ページ ゲノム編集によって遺伝子の働きを部分的に 抑える新しい技術の実証実験に成功_足彩胜负彩 /whatsnew/sizen/20241118-2 <![CDATA[<p style="text-align: justify;"><span/>【ポイント】</p>&#13; <ul>&#13; <li>ゲノム編集技術CRISPR-Cas9を応用して、遺伝子を完全には壊さず部分的に抑える方法を発案し、実証実験を行いました。</li>&#13; <li style="text-align: justify;">モデル植物シロイヌナズナで、機能が失われると致死的な影響をもたらす遺伝子<em>HPY2</em>の部分的機能抑制型突然変異体の作出に成功しました。</li>&#13; <li style="text-align: justify;">その機能が失われると生存できなくなる重要な遺伝子の研究への貢献や、これらの遺伝子を標的とする品種改良への応用が期待されます。</li>&#13; </ul>&#13; <p>【概要説明】 </p>&#13; <p>熊本大学大学院先端科学研究部の石田喬志准教授らの研究グループは、ゲノム編集技術CRISPR-Cas9<sup>*1</sup>を応用して、機能が失われると致死的な影響をもたらす重要遺伝子について、生存可能な部分的機能抑制型突然変異体を作出する方法を考案して実際に作り出すことに成功しました。</p>&#13; <p>生き物の設計図であるゲノムDNA上には多数の遺伝子が存在します。生存に必須な遺伝子の多くは、その機能が失われると死んでしまうため、遺伝子の働きを研究することが困難でした。石田准教授らは、遺伝子の働きを完全に止めるのではなく低減させる方法を考案し、実際にモデル植物シロイヌナズナで致死遺伝子として知られる<em>HPY2 </em>遺伝子を標的にゲノム編集を行いました。その結果、予想通り、生育に遅延が見られるものの致死的ではない、部分的機能抑制型突然変異体を取得することに成功しました。</p>&#13; <p>本研究の成果は、これまで研究することが困難であった重要遺伝子の研究への貢献が期待されます。また、繊細な遺伝子機能の活性調節が必要となる、農畜産物の品種改良技術への発展も期待されます。</p>&#13; <p>本研究は日本学術振興会科学研究費補助金(研究代表者:石田喬志、課題番号:23K05803)の支援により、「Journal of Plant Research」誌から11月16日(日本時間)に公開されました。</p>&#13; <p>【展開】</p>&#13; <p>ゲノムDNA上には、機能が損なわれると致死的な影響をもたらす重要な遺伝子が多数存在しており、その役割に関する研究は道半ばです。本研究で提案した方法は、これまで研究することが困難であったこのような遺伝子の研究にも適用することができると考えられ、生命の仕組みを理解するための研究に大きく貢献することが期待されます。</p>&#13; <p>また、農作物では、品種改良の際に鍵となる遺伝子の多くに、部分的な機能変化が生じていると考えられています。遺伝子の働きを完全に止めると二次的に大きな影響が生じることがあり、そのようなケースでも利用できる新たな方法が必要とされています。本研究で提案した方法は、このような繊細な遺伝子機能の活性調節が必要となる、農畜産物の品種改良技術への応用も期待できるものと考えています。</p>&#13; <p/>&#13; <p><strong>(論文情報)</strong></p>&#13; <p>論文名:Generation of viable hypomorphic and null mutant plants via CRISPR-Cas9 targeting mRNA splicing sites<br/>著者:Mika Yoshimura, Takashi Ishida<br/>掲載誌:Journal of Plant Research<br/>doi:10.1007/s10265-024-01597-2<br/>URL:https://link.springer.com/article/10.1007/s10265-024-01597-2</p>&#13; <p>【詳細】 <a href="/daigakujouhou/kouhou/pressrelease/2024-file-1/release241118-2.pdf">プレスリリース</a>(PDF252KB)</p>&#13; <p><br/><br/></p>&#13; <p><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/icon.png/@@images/39207fe2-5580-4840-9714-48e1fc6172fc.png" title="icon.png" alt="icon.png" class="image-inline"/>????  <img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/sdg_icon_15_ja_2.png/@@images/69826231-83a5-403b-bc72-0ee8456ad4e2.png" title="sdg_icon_15_ja_2.png" width="133" alt="sdg_icon_15_ja_2.png" height="127" class="image-inline"/></p>&#13; <p><a href="/daigakujouhou/katudou/SDGs/index"><熊本大学SDGs宣言></a></p>&#13; <address><strong> お問い合わせ </strong> <br/>熊本大学 総務部総務課広報戦略室<br/>電話:096-342-3271<br/>E-mail:sos-koho※jimu.kumamoto-u.ac.jp&#13; <p>(※を@に置き換えてください)</p>&#13; </address>]]> No publisher 研究 2024/11/18 15:40:00 GMT+9 ページ